ジェニファーズ・ボディ |
原題: Jennifer's Body
監督: カリン・クサマ
脚本: ディアブロ・コーディ
製作: ディアブロ・コーディ、ジェイソン・ライトマン、ダニエル・ダビッキ、メイソン・ノビック
音楽: セオドア・シャピロ、スティーブン・バートン
製作国: 2009年アメリカ映画
上映時間: 102分
映倫指定: PG12
配給: ショウゲート
オフィシャルサイト
<ストーリー&解説>「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞を受賞したディアブロ・コーディによるオリジナル脚本を「イーオン・フラックス」「ガール・ファイト」のカリン・クサマ監督&ミーガン・フォックス主演で映画化したホラー・コメディ。アメリカ中西部の田舎町を舞台に、ある手違いで悪魔に取り憑かれてしまった美しい女子高生ジェニファーと、彼女の秘密を知ってしまった親友のニーディの葛藤と戦いを描く。共演に「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド。
<キャスト>ミーガン・フォックス、アマンダ・セイフライド、アダム・ブロディ、ジョニー・シモンズ、J・K・シモンズ
(作品データは映画com.より引用)
まず、ホラーとしては映像的にも残虐度やグロテスクな造形イメージなどは抑え気味だし、オカルト要素や変わっていく親友との葛藤、周囲へ広がる事件への対処などサスペンス感はあるが、全体的にノリが軽くいかにもコメディを意識した部分も多くあってあんまり怖くはない感じ。
でも登場人物であるティーン世代のリアルっぽい本音など心情の描写とか、一見「親友」に思われる関係の裏にあるドス黒いもの、女性同士の戦いなどはなかなか見せるし、悪魔でなくてもリアルに「こういう周囲を惑わし破滅に導く悪い女はいそう」と思う(笑)。
そして一応は収まりまとまった話が再展開していく見せ方はホラーらしくも感じられるし、当初「一応ホラーだしチェックしとこうか」程度に思っていたがそれなりにまあまあ楽しめた。
主演のミーガン・フォックスは「トランスフォーマー」のヒロインみたいなまっとうな役よりこういう悪女イメージの方が似合ってる。
まあ映画としてミーガンのセクシーイメージを売りにしていた割にはセクシーシーン全体が寸止めな感じで(スプラッターも寸止めだったし)、昔のB級ホラーに比べるとちょっと小綺麗にしてしまってこういうB級ホラー独特のエログロないかがわしいイメージが少なくなって寂しい感もあるが、今はこういうのがスタンダードになってしまってるのかもとも思う。
