2010年 12月 14日
「緑の鳥は終わりの眺め」よりロジャー |
画像は黒史郎さんの「緑の鳥は終わりを眺め」(井上雅彦監修「異形コレクションXLⅢ~怪物團」収録/光文社文庫)より「ロジャー」をイメージした作品。

元々はただの青年だったロジャーが「ある原因」で融合と変形を繰り返し、ついにはとんでもない怪物へと成長する奇想天外な物語に読んでいて凄く刺激を受けた。
絵のイメージとしては融合に継ぐ融合で多くの目や鼻、口などがまばらに存在し、強靭な肉体と化した風貌は皮膚のない剥き出しの筋肉で、しかも筋肉のスジひとつひとつがワイヤーのように硬質化し鋼鉄のような「黒い筋肉」の塊と化した姿をイメージした。
黒さんの作品は「夜は一緒に散歩しよ」を読んでいたがダークな和モノホラーイメージだった「夜は~」に対し、アメリカンなスプラッター+モンスターホラーのテイストを持ったこの短編は意外だったし、彼の持つ世界の幅広さも楽しめたりと私自身のイメージも広がった物語でもある。
それからこの話が収録されている「異形コレクションXLⅢ~怪物團」の表紙が実は私が所属するIFAA(国際幻想芸術協会)で大変お世話になり、惜しくも今年急逝された小山哲生さんの作品だったというのも縁深く感じる。

元々はただの青年だったロジャーが「ある原因」で融合と変形を繰り返し、ついにはとんでもない怪物へと成長する奇想天外な物語に読んでいて凄く刺激を受けた。
絵のイメージとしては融合に継ぐ融合で多くの目や鼻、口などがまばらに存在し、強靭な肉体と化した風貌は皮膚のない剥き出しの筋肉で、しかも筋肉のスジひとつひとつがワイヤーのように硬質化し鋼鉄のような「黒い筋肉」の塊と化した姿をイメージした。
黒さんの作品は「夜は一緒に散歩しよ」を読んでいたがダークな和モノホラーイメージだった「夜は~」に対し、アメリカンなスプラッター+モンスターホラーのテイストを持ったこの短編は意外だったし、彼の持つ世界の幅広さも楽しめたりと私自身のイメージも広がった物語でもある。
それからこの話が収録されている「異形コレクションXLⅢ~怪物團」の表紙が実は私が所属するIFAA(国際幻想芸術協会)で大変お世話になり、惜しくも今年急逝された小山哲生さんの作品だったというのも縁深く感じる。
by lucifuge
| 2010-12-14 18:06
| 芸術・アート/作品