2012年 04月 16日
怪談・文芸イベント 2012.4/14,15 |
4月の14日、15日は怪談、文芸系のイベントに行ってきました。
まずは14日夜から行われた「尼崎怪談会」。
「尼崎怪談会」
怪談会、百物語会、お化け会……。
古より庶民の間で行われてきた怪を語る集い。
そんな日本伝統の怪談会を尼崎にて行います。
薄暗い和室に集い揃った者たちが一話、また一話と披露する妖し語りの数々。
とっておきの怪異体験を語って他の者を震え上がらせるか、あるいは聞き役に徹して恐怖に身をさらすか、それはこの輪に加わったあなた次第……。
尼崎にて怪談会を催します。
参加者は車座になり、一人一人順番に怪談を語っていく、全員参加型の怪談イベントです。
他の参加者に向けて、ご自身やご家族、ご友人の恐怖体験、不思議な体験を語ってください。
もちろん聞き役に徹してもらってもかまいません。
皆さんの参加をお待ちしております!!
http://ameblo.jp/kwaidan-utsuro/entry-11203356025.html#main
平成24年4月14日(土)
開場PM6:15、開始PM6:30~終了PM8:30
尼崎市立労働福祉会館・和室 小(兵庫県尼崎市東難波町4 丁目18-32)
参加費 1,000円
主催 NPO法人シンフォニー
後援 尼崎市 尼崎市教育委員会
このイベントは私の友人で怪談師・作家でもある宇津呂鹿太郎さん主催のイベントで、これまで見に行ったことのある怪談イベントといえば怪談社のようなプロの怪談師が聴衆に向けて語ったり演劇的演出などがあるようなものを見た事はあったながら、今回のような怪談師がサポートしながらも素人が参加し自ら語るようなイベントは行った事がなかったのでどんな事になるのか楽しみでした。
実際イベントが始まると私は聞き専だったので語らなかったのですが、中には「オッ!」と思わせる現在進行中の怪異を話す方がいたり、プロの怪談師とはまた違う素人なりの語りが良かったり、基本「実話怪談」を語るイベントながら中には勘違いされて昔の怖い伝説などを語る方がいたり、それはそれで面白かったです。
ただ、素人参加だから仕方ないものの、人によっては怪談として微妙なネタや語り方がまずいためにイマイチ何が言いたいのか伝わらなかったり、そのあたりは難しい部分だな~とも思いました。
でも本来怪談会というのは何か自らの中にくぐまっているようなものをこういう場で吐き出し伝えるような部分もあったり、不思議な話を聞きたい側としてもそういう交流会としての場の意味も強いと思うので、こういうイベントというのは実験的であれ今後も続けていって頂きたいと思いました。
会場には同じく友人のDJ・L.A.H.氏も来ていて、先日私がデザインした「Bakuon Zombie」Tシャツを着てくれていました(笑)
翌15日は夕方から文芸評論家で雑誌「幽」の編集長でもある東雅夫さんのイベントに行ってきました。
「第11回クリエイターズ・ネスト 東雅夫~鏡花を読む――怪談随筆小品の魅力」
第11回クリエイターズ・ネストのゲストは、東雅夫さん。
「鏡花を読む――怪談随筆小品の魅力」と題して、泉鏡花を徹底的に語っていただきます!
幻想・怪奇・怪談・妖怪文学のアンソロジーを多数編まれていて、その世界では知らない人はいない東さんの紹介文を、田辺青蛙さんが書いてくれました!
「泉鏡花の文章は、どこを切り出しても美しいと感じてしまう。
同じ文字でも一つ一つ、味わいが違って見えるのは、鏡花の魔術なのだろうか。
幻想文学を知るうえで欠かせない鏡花の魅力を、東雅夫さんが語る、こんな贅沢な時間を私は、この先も知ることはないだろう。
大層壊れやすい銀細工の中で、人なのか影なのか、妖かもわからぬようなモノが遊び、陰を作り森が躁ぐ。
そこに書かれている文章だけでなく、鏡花の作品には奥行があり、いつも読み終えた後もなお目を閉じて反芻して味わうことを、私は常としている。
妖しくも幽か――そんな時間を求めて、リズールの扉を開けよう。
東さんの声で紡がれる物語は、どんな世界を見せてくれるだろうか。」
日時 4月15日(日)
16時~18時(15時半開場)
ワンドリンク付き 2000円
http://www7b.biglobe.ne.jp/~liseur/
東雅夫さんプロフィール
1958年生 神奈川県横須賀市出身。
早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。
アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長、現在は怪談専門誌『幽』編集長。
2011年に『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『文学の極意は怪談である』『百物語の怪談史』、編纂書に〈文豪怪談傑作選〉〈伝奇ノ匣〉〈てのひら怪談〉〈妖怪文藝〉の各シリーズなど。
6月に『おばけずき――鏡花怪談小品集』を平凡社ライブラリーより刊行予定。
東さんとは去年宇津呂さんが参加されたイベント「ふるさと怪談 兵庫」に私も少し関わった事でお知り合いになったのですが、その後私の個展にも来て頂いたり何かとお世話になっている方で、その東さんが今回イベントをされるなら見逃すわけにはいかない!と行ってきました☆
今回は泉鏡花の世界についての解説と朗読を中心にしたイベントだったのですが、私自身これまで「泉鏡花」について名前くらいは知っていたものの作品は読んだ事がなかったので今回のイベントでその世界を知って凄く魅力的に感じたり、興味がわいたりで読んでみたくなったし、いずれは泉鏡花の作品をテーマにした絵も描いてみたいと思ったり得るものがあったイベントでした。
イベント後、お客で来られていた様々な小説家さんたちともお話しできたりと楽しい時間が過ごせましたが、久々にお会いした牧野修さんとは今回はタイミングが合わず殆どお話しできなかったのは残念!
リズールでのイベントは面白い方々を取り上げているので今後も見に行きたいと思っています。
まずは14日夜から行われた「尼崎怪談会」。
「尼崎怪談会」
怪談会、百物語会、お化け会……。
古より庶民の間で行われてきた怪を語る集い。
そんな日本伝統の怪談会を尼崎にて行います。
薄暗い和室に集い揃った者たちが一話、また一話と披露する妖し語りの数々。
とっておきの怪異体験を語って他の者を震え上がらせるか、あるいは聞き役に徹して恐怖に身をさらすか、それはこの輪に加わったあなた次第……。
尼崎にて怪談会を催します。
参加者は車座になり、一人一人順番に怪談を語っていく、全員参加型の怪談イベントです。
他の参加者に向けて、ご自身やご家族、ご友人の恐怖体験、不思議な体験を語ってください。
もちろん聞き役に徹してもらってもかまいません。
皆さんの参加をお待ちしております!!
http://ameblo.jp/kwaidan-utsuro/entry-11203356025.html#main
平成24年4月14日(土)
開場PM6:15、開始PM6:30~終了PM8:30
尼崎市立労働福祉会館・和室 小(兵庫県尼崎市東難波町4 丁目18-32)
参加費 1,000円
主催 NPO法人シンフォニー
後援 尼崎市 尼崎市教育委員会
このイベントは私の友人で怪談師・作家でもある宇津呂鹿太郎さん主催のイベントで、これまで見に行ったことのある怪談イベントといえば怪談社のようなプロの怪談師が聴衆に向けて語ったり演劇的演出などがあるようなものを見た事はあったながら、今回のような怪談師がサポートしながらも素人が参加し自ら語るようなイベントは行った事がなかったのでどんな事になるのか楽しみでした。
実際イベントが始まると私は聞き専だったので語らなかったのですが、中には「オッ!」と思わせる現在進行中の怪異を話す方がいたり、プロの怪談師とはまた違う素人なりの語りが良かったり、基本「実話怪談」を語るイベントながら中には勘違いされて昔の怖い伝説などを語る方がいたり、それはそれで面白かったです。
ただ、素人参加だから仕方ないものの、人によっては怪談として微妙なネタや語り方がまずいためにイマイチ何が言いたいのか伝わらなかったり、そのあたりは難しい部分だな~とも思いました。
でも本来怪談会というのは何か自らの中にくぐまっているようなものをこういう場で吐き出し伝えるような部分もあったり、不思議な話を聞きたい側としてもそういう交流会としての場の意味も強いと思うので、こういうイベントというのは実験的であれ今後も続けていって頂きたいと思いました。
会場には同じく友人のDJ・L.A.H.氏も来ていて、先日私がデザインした「Bakuon Zombie」Tシャツを着てくれていました(笑)
翌15日は夕方から文芸評論家で雑誌「幽」の編集長でもある東雅夫さんのイベントに行ってきました。
「第11回クリエイターズ・ネスト 東雅夫~鏡花を読む――怪談随筆小品の魅力」
第11回クリエイターズ・ネストのゲストは、東雅夫さん。
「鏡花を読む――怪談随筆小品の魅力」と題して、泉鏡花を徹底的に語っていただきます!
幻想・怪奇・怪談・妖怪文学のアンソロジーを多数編まれていて、その世界では知らない人はいない東さんの紹介文を、田辺青蛙さんが書いてくれました!
「泉鏡花の文章は、どこを切り出しても美しいと感じてしまう。
同じ文字でも一つ一つ、味わいが違って見えるのは、鏡花の魔術なのだろうか。
幻想文学を知るうえで欠かせない鏡花の魅力を、東雅夫さんが語る、こんな贅沢な時間を私は、この先も知ることはないだろう。
大層壊れやすい銀細工の中で、人なのか影なのか、妖かもわからぬようなモノが遊び、陰を作り森が躁ぐ。
そこに書かれている文章だけでなく、鏡花の作品には奥行があり、いつも読み終えた後もなお目を閉じて反芻して味わうことを、私は常としている。
妖しくも幽か――そんな時間を求めて、リズールの扉を開けよう。
東さんの声で紡がれる物語は、どんな世界を見せてくれるだろうか。」
日時 4月15日(日)
16時~18時(15時半開場)
ワンドリンク付き 2000円
http://www7b.biglobe.ne.jp/~liseur/
東雅夫さんプロフィール
1958年生 神奈川県横須賀市出身。
早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。
アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長、現在は怪談専門誌『幽』編集長。
2011年に『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『文学の極意は怪談である』『百物語の怪談史』、編纂書に〈文豪怪談傑作選〉〈伝奇ノ匣〉〈てのひら怪談〉〈妖怪文藝〉の各シリーズなど。
6月に『おばけずき――鏡花怪談小品集』を平凡社ライブラリーより刊行予定。
東さんとは去年宇津呂さんが参加されたイベント「ふるさと怪談 兵庫」に私も少し関わった事でお知り合いになったのですが、その後私の個展にも来て頂いたり何かとお世話になっている方で、その東さんが今回イベントをされるなら見逃すわけにはいかない!と行ってきました☆
今回は泉鏡花の世界についての解説と朗読を中心にしたイベントだったのですが、私自身これまで「泉鏡花」について名前くらいは知っていたものの作品は読んだ事がなかったので今回のイベントでその世界を知って凄く魅力的に感じたり、興味がわいたりで読んでみたくなったし、いずれは泉鏡花の作品をテーマにした絵も描いてみたいと思ったり得るものがあったイベントでした。
イベント後、お客で来られていた様々な小説家さんたちともお話しできたりと楽しい時間が過ごせましたが、久々にお会いした牧野修さんとは今回はタイミングが合わず殆どお話しできなかったのは残念!
リズールでのイベントは面白い方々を取り上げているので今後も見に行きたいと思っています。
by lucifuge
| 2012-04-16 15:44
| イベント