大阪・京都 展覧会＆イベント巡り 2012.5/19,20

5月の19日、20日は大阪や京都で現在自分が参加しているグループ展含め、いくつかの展覧会やイベントを見に行ってきました。

19日、まず行ったのは私が参加している大阪日本橋のアートスペース亜蛮人で開催中の「猫のいない猫展」。



会場風景



私の展示作品「聖淫なる牝猫たちの耽美的魔術儀式」
展示作品は販売可（15.000円・額、専用箱付）です☆
また他に手製ポストカードブック（8枚入2種・各1500円/4枚入1種980円　全て直筆1点モノミニイラスト・サイン入）や乱歩絵葉書集（光沢紙葉書版・6枚入・800円）、直筆ミニイラスト・サイン入り上質紙ポストカード（980円）、サイン入り上質紙ポストカード（200円）、光沢紙ポストカード（サイン入・150円）などグッズも豊富に揃えておりますので宜しくお願い致します☆

それぞれの作家さんが猫そのものを描かずに猫を表現した面白い展覧会となっております☆
是非見に来て頂けたらと思います。
私のイメージとしては猫をエロティックな美少女として擬人化し、猫のしぐさや好きなもの、鈴など猫を連想させるモチーフを絡めて魔術儀式風イメージで作品にしました。
以前描いた「耽美的魔術儀式」シリーズの新作でもあります。

亜蛮人さんでは1階でこの「猫のいない猫展」、2階で「girl's drug～甘くて癖になる少女絵画展～」を同時開催中でこちらは私の友人作家のRocoさんや松藤千佳さんが参加されています。



画像はRocoさんの作品。
一見かわいいながらどこか奇妙な独特のRocoさんワールドが展開されていました☆
他にも石に描いた作品など新しい試みも面白かったです☆

Rocoさん自身のブログでの「girl's drug展紹介記事」→★　★

いずれの展覧会も29日まで（23、２４は休廊）13：00～20：00
ですのでご興味ある方は是非お越し下さい☆

アートスペース亜蛮人
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-17-15
http://www.aband.jp/

次に行ったのが心斎橋アセンスで開催中の「怪談えほん原画展」。



「怪談えほん原画展」
「怪談」を通じて豊かな想像力を養い、強い心を育んでほしいという願いをこめて創作された『怪談えほんシリーズ 全５巻』シリーズ完結を記念して、心斎橋アセンス　ギャラリーにて「怪談えほん原画展」を開催いたします。
『悪い本』、『マイマイとナイナイ』、『いるの　いないの』、『ゆうれいのまち』、『ちょうつがい　きいきい』の原画が集められ、20点の作品を展示いたします。また、「悪い本」に登場するクマを吉田尚令先生が、原画展用に描きおろされた作品もございます。
その他、各著者のプロフィールや企画を仕掛けられた東雅夫さん企画意図など、本企画の製作についても展示されます。
日本を代表する怪談文芸や怪奇幻想文学のプロフェッショナルたちが、この企画意図に賛同し、
日本の文化ともいえる本物の怪談を子どもにお届けする話題の絵本シリーズです。
5 人の作家、5人の画家、5つの「こわさ」の競演を、ぜひご覧ください。

http://www.athens.co.jp/gallery/event/1205_kaidan_ehon/index.html
【会　 期】 2012年5月15日（火）～5月29日（火）
【時　 間】 10：00 ～ 20：00 （最終日は17：00まで）
【入場料】 無料
【会　 場】 ギャラリー・アセンス美術　心斎橋アセンス 5階
【問合せ】 TEL：06-6253-0185　心斎橋アセンス
【協 　力】 岩崎書店

2月に「GALLERY & TEA ROOM THE 14th.MOON」で行われた怪談えほんの1つ「悪い本」の絵を描かれた吉田尚令さんの個展も見に行ったのですが、吉田さんの原画を生で再び見れたのも良かったし、今回は更に他のシリーズの原画も見れる豪華版で特に宇野亜喜良さんの原画は素晴らしかったです☆
こういう怪談と絵本という組み合わせは大変面白いし私自身もそういう題材で絵本風のものもいずれ作ってみたいと大変刺激になりました☆

それから乙画廊で行われていた「愛猫狂 -猫狂いが好きな猫-展」を見に行きました。



「愛猫狂 -猫狂いが好きな猫-展」
http://oto-gallery.no-blog.jp/otoblog/2012/05/post_5a8b.html
●本展は「愛書狂」ならず "愛猫狂"である。猫が好き過ぎてパラノイアとなった話しはあまり聞かないが、パラノイアの猫好きは良く聞く話しで、実に健康的ではないか。
-「非社交的」「孤立的」「貴族的」「無関心的」「自我が強い」「過敏性」「利己的」-
これは著名な研究者の痩せ型の性格分類であり、面白い事にそれは正に猫そのものの性格である。しかしまあ無類の猫好き(＝愛猫狂)は太っていようが痩せていようが上記7つの性質精神をこよなく愛し、時に慇懃無礼極まりない態度を取られても、その可愛さ可憐さは愛くるしく麗しく追っかけ回すのである。
さて、今展出品の作家諸氏には愛猫家であるか否かは敢えて問おうて無いが、猫的上記7つの性質精神のいづれかをお持ちだと気が付いた。中には今回初めて御声を掛けさせて頂いた方も居られる。そんな作家が愛猫家の為に一肌脱いだ作品が並ぶ健全なる特別企画展覧会である。
是非、狂おしいまでのその姿態を御覧下さい。 （乙画廊 主）

先月ギャラリーメゾンダールさんで行われた「フェロモンアップアート展」で展示をご一緒した作家仲間の桑原聖美さんや根橋洋一さん、林アサコさんが参加されているのに加え、去年東京・初台のカフェギャラリー「ザロフ」のの乱歩展で展示をご一緒した古川沙織さんや2月にメゾンダールで展示されてた時に大阪に来られて仲良くなった西牧徹さんなど色々関わりのある方々が参加されているので楽しみな展覧会のひとつでした。
油彩、日本画、立体など様々な表現で見せる猫の数々が結構見ごたえがありました☆

それから最近お世話になっている小説家・牧野修さんが出演されるイベント「牧野修さん・田中啓文さん・我孫子武丸さんを囲む会」を谷町六丁目にある隆祥館書店まで見に行きました。
http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/22-%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%9B%86%E3%81%84/
田中啓文さんと我孫子武丸さんを見るのは初めてだったのですが、冒頭から田中さんのボケの連続に牧野さんが次々にツッコミをいれるというまるで漫才のようなトーク展開、たまに我孫子さんが田中さんにツッコミつつボケたりと大阪の小説家さんならではなノリが大変楽しかったです。
また各小説家さんの制作背景や進め方、あの小説についてはこうだった的な話、3人が関わられたゲーム「かまいたちの夜2」の話など興味深い所も色々聞けたりと面白いイベントでした☆



画像は牧野修さん

また今回トークされた3人が関わられている落語イベント「落語再生公開堂「ハナシをノベル!!」vol.34」が6月8日に行われます☆
詳しくは→http://www004.upp.so-net.ne.jp/fuetako/
予約ページ→http://formmail.jp/00075580/

こちらも面白そうなので私も行く予定です☆

そしてイベント後、この日最後は亜蛮人さんで展覧会パーティの日でもあったので再び戻って大勢の作家さんが集まった会場を楽しみました☆


翌20日は京都での展覧会巡りをしてきました。
まず行ったのは三条寺町のライト商会で行われていた写真家・二階健さんの個展「Nikaism Wonderland」。



二階健　関西初写真展「Nikaism Wonderland」

[ 日　時 ] 5月17日(木)～21日(月)12:00～19:00 　
[ 場　所 ] ライト商会三条店２階ギャラリー
[ 入場料 ] 500円

以前から二階さんの作品は知っていたものの展覧会として直接拝見した事はなかったので今回関西での展示が見れたのは嬉しかったです。
幻想絵画のようなエフェクトがなされたダークで美しい作品の数々は素晴らしかったです☆
会場であるライト商会ギャラリーのアンティークな雰囲気も作品にピッタリでした☆
二階さん御本人もおられてご挨拶できたのも良かったです。

次に行ったのはお世話になってる画家・大竹茂夫さんが参加されている高島屋グランドホールで行われていた「3.11きずな展」。

美術作家による震災遺児支援「3.11きずな展」チャリティーオークション
京都展　2012年5月17日（木）～5月21日（月）
京都高島屋　グランドホール（7階）
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ignatius/pages9/kizunaten.htm
展覧会を見てみると大竹さんをはじめ高校、大学時代の先生や大学の先輩、父親の友人日本画家など縁がある方々が意外に多く出品されていて驚きました。

そしてこの日最後に行ったのが友人作家の美奇子さん、川溿理恵さん、たなかけいこさんが参加されてた「京都アートフェスタ2012　アートダイブ」。

「Kyoto Art Festa～Art Dive 2012 Spring」
http://www.artdive.net/
5月19日（土曜日）、20日（日曜日） 11:00～17:00
京都みやこめっせ第三展示場Ａフロア

まず見たのがたなかさんが参加されていた「桜Exhibition2012巡回展」。



http://2012.sakura-ex.info/profile_77_.htm
華やかイメージの桜作品が多くある中尖った感じのたなかさん作品はインパクトがありました☆

美奇子さんのブースでは描き込まれたペン画によるダークな空間になっていて見ごたえがあったり、川溿さんのブースでは普段見たことがないライブペインティングをされていたり新たな試みとしてのぬいぐるみ作品など面白かったです☆
また以前お会いした事があるペン画作家の正木繁樹さんが出展されていたりで驚きました！
新たに知り合った紫生さんという人形作家さんとも意外に結構お話ししたりと色んな刺激をもらえた楽しいアートイベントでした☆

普段は家にこもってほとんど制作という感じなのでたまにこういう展覧会やイベント巡りをすると凄くリフレッシュできたり作品への刺激も得られます。
7月に行う個展用作品制作も含めて頑張るエネルギーを頂けた2日間でした☆