「ふるさと怪談トークライブin尼崎」 & 「怪談奇談の夕べ ~第四夜・女郎花月~」レポート |
最初に行ったのは園田学園女子大学 AVホール「ふるさと怪談トークライブin尼崎」。

前半は文芸評論家の東雅夫さんの「ふるさと怪談」というイベントについての意義などの解説や怪談作家の黒木あるじさんが撮られた被災地の現状を伝える映像など考えさせる部分に続いて、作家・怪談師の宇津呂鹿太郎さんによる「実話怪談」実演が行われました。
宇津呂さんのエピソードは沖縄と尼崎が関連するいくつかの怪談や不思議な話が語られましたが、中でも沖縄の河童とよばれる「ケンムン」についての話は興味深かったです。
後半は東さん、京都精華大学教授の堤邦彦さん、園田女子大学の大江篤さんによる対談で、特に堤さんの古くからの歴史に照らし合わせての「怪談」というものの背景や意味の変容についての話は面白かったし、今後怪談というものはどう変化していくのか考えるのも面白いと思いました。
実話怪談を生で聞くライブ感覚と学術的側面から怪談を知る事が出来るイベントとして有意義でした。

↑実話怪談を実演してくれた宇津呂鹿太郎さん。
そしてこの日の夜6時半からは昼間実話怪談を実演した宇津呂鹿太郎さんメインの怪談イベント「怪談奇談の夕べ ~第四夜・女郎花月~」を見に行きました。


会場受付は私がイラストを制作、デザインしたチラシ、ポスターで彩られていました☆

私が描かせていただいたイラストが貼られた募金箱。中が光ります☆
この日は宇津呂さんをはじめ、ゲストに作家の三輪チサさん、落語家の笑福亭純瓶さんという顔ぶれだったのですが、三輪さんの語った海に出現した馬の首のようなモノの話、純瓶さんの語ったこれも海から釣られた謎のゼリー状生物の話など、昼間の宇津呂さんのケンムンの話と併せて今回は何だかUMA(未確認生物)的なネタが面白いな~と思いました。
また宇津呂さんが語った四国で目撃されたという巨大な口を持った老婆の話もバケモノじみていて好きな感じだったり、三輪さんが語った護ってくれている存在についてのイイ話とか、ネタ的には怖いのに語り方で爆笑してしまうという純瓶さんのいくつものエピソードも大変楽しめました☆
昼間、夜と怪談尽くしでホラー好きにとっては大変満足できる1日となりました☆