2012年 10月 28日
大阪展覧会巡り 2012.10/27 |
昨日10月27日は大阪でいくつかの展覧会やアートイベントを見に行ってきました。
まずは日本橋アートスペース亜蛮人さんで行われていたキリハラカズヒロさんの個展「バラバララバ蛮展」とニロタカさんの個展「ライギョの狂う晩」。
キリハラカズヒロ個展「バラバララバ蛮展」
2012/10/26~30 (水木休) 13:00~20:00 1階
ニロタカ個展「ライギョの狂う晩」
2012/10/26~11/2 (水木休) 13:00~20:00 2階
アートスペース亜蛮人
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-17-15
tel 090-8209-7868
http://www.aband.jp/
キリハラさんの作品は描きこまれた繊細なものをはじめ、酔っぱらって描いたという電子部品が塗り込まれたような抽象作品、鏡に描かれた作品など色んな見せ方をしていて楽しめました。
ニロタカさんの展示は細密な紋様風に描き込みと具象を融合させたようなちょっと不気味さも感じる妙な世界観が私好みでしたし、暗幕で仕切られた空間の奥にはちょっとビックリな仕掛けがあったり、床や壁にチョークで描かれた絵など遊び心満載な面白さのある展覧会でした☆
次に行ったのはアメリカ村のギャラリーパライソで行われていた久瀬智惠さんの個展「パラノイアイノラパ」。
久瀬智惠 個展「パラノイアイノラパ」
2012年10月23日(火)~10月28日(日) 12:00~20:00(最終日は、17:00まで)
私は日頃から何かに見られている、という感覚に出会うことがあります。
それは本当に誰かが見ているのか、ただの勘違いなのか、
もしかしたらもう一人の自分に見られているのではないか。そんな風を考えることがあります。
そのような恐怖を表現したくて制作した写真作品です。
久瀬智惠
ギャラリーパライソ
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-10-27 森ビル3階
tel & fax: 06-6213-8053
e-mail: info@paraiso-tv.com
www.paraiso-tv.com
一見綺麗に撮られた自画像風作品なのですが、作家さんとお話してみて作品に込められた意味や表現をお聞きするとちょっと怖い要素もあったり、表現の意外な部分が面白く感じた写真展でした。
それから大丸心斎橋店北館14階イベントスペースで行われていた「アートストリーム2012」を見に行きました。
ARTSTREAM2012
2012年10月26日(金)~28(日) 開場10:00〜閉場20:00(最終日は17:00時まで)
大丸心斎橋店北館14階イベントホール (大阪市中央区心斎橋筋1-7-1)
http://artstream.exblog.jp/
様々な表現スタイルの多くの作家さんたちが各ブースを出展するアートイベントなのですが、亜蛮人さんやギャラリーメゾンダールさんなどで知り合った友人知人作家さんが何人か出されていたのもあり見に行ったのですが、出品作家さんの中でma-miさん、ウエダトモコさん、蛇目さん、Pechuさん、こがんちさん、宮本たくるさんなどよく会う作家さんもいれば2年ぶりに会う方もいて、久々に作品を見たり近況を聞いたりで楽しく見て回りました☆
そしてこの日展覧会で最後に行ったのが西天満の乙画廊で行われているグループ展「メランコリックマニア 聖なる狂気」。
メランコリックマニア 〜Melancholic maniac Exhibition〜 聖なる狂気」
会期10月26日~11月3日
岩澤慶典、桑原聖美、界賀邑里、榮真菜、菅野まり子、タムラノボル、月夜乃散歩、中嶋清八、中原千尋、中村鱗、中村趫、根橋洋一、古川沙織、森馨
◯メランコリア礼賛あるいは天才の証○
霊は憂鬱を好む。即ち憂鬱は霊を誘き寄せる。
1970年代「コックリさん」が大流行の頃、憂い怖がりながら霊を呼んだのは正解であり脅威である。
しかし歴史的にも病的で思い悩む気持ちが、しばしば高貴で崇高な哲学、藝術を生むと言う事実は人類が文化を高めるのに大いに貢献している。それは『退廃』と『堕落』が、前者は才能がある人に使われる形容で、後者はその逆であり、前者が、歴史的にしばしば登場し、幾多の藝術を生んで来た事に相似する。
病気としてのメランコリア(双極性障害)の症状は挙動不審、愚行、必要以上の恐怖心、妄想、幻覚であるが、やはり、古代ギリシャ、古代ローマから、これが「聖なる狂気」(マニア)の出現の必須条件であり、哲学者・政治家・詩人・芸術家ら偉大な人物の多くがなぜ憂鬱質であったかを説明している。これは後の18世紀や19世紀の天才に対する観念に意向した。
さて、今展では先に述べたコックリさんよろしく霊を呼び寄せている風景を描いた、偉大なデューラーの「メランコリア 1」から着想を得た特別企画展である。作家各人が解釈した優美で華麗なエッセンスを披露出来るはずである。
是非、乙画廊テイストの「聖なる狂気」を感じて頂きたい。 乙画廊 廊主
乙画廊
〒530-0047 大阪市北区西天満2-8-1大江ビルヂング101
http://oto-gallery.jpn.org/site/OTO%20top%20page.html
友人作家の桑原聖美さん、根橋洋一さん、古川沙織さん、中嶋清八さんをはじめ、来月亜蛮人さんで行う私企画のグループ展「晝夢夜現~Rampo Exhibition」の参加メンバーでもある写真家の月夜乃散歩さん、先日亜蛮人で3人展をされていた中村趫さん、東京でお会いした事のある人形作家森馨さんなど絵画、写真、人形等の表現で幻想、耽美な素敵な作品が揃った凄い展覧会になっていました☆
特に根橋さんの鉛筆画は初めて拝見して普段派手な色の作品イメージがあるだけに新鮮でもあり素晴らしかったです☆
会場では桑原さん、根橋さん、古川さんと久しぶりにお会いできたのも楽しかったです。
で、このあとは「007酒場」に行ってさらに楽しんできました☆
多くの良い作品と素敵な方々に出会えた素晴らしい1日でした☆
まずは日本橋アートスペース亜蛮人さんで行われていたキリハラカズヒロさんの個展「バラバララバ蛮展」とニロタカさんの個展「ライギョの狂う晩」。
キリハラカズヒロ個展「バラバララバ蛮展」
2012/10/26~30 (水木休) 13:00~20:00 1階
ニロタカ個展「ライギョの狂う晩」
2012/10/26~11/2 (水木休) 13:00~20:00 2階
アートスペース亜蛮人
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-17-15
tel 090-8209-7868
http://www.aband.jp/
キリハラさんの作品は描きこまれた繊細なものをはじめ、酔っぱらって描いたという電子部品が塗り込まれたような抽象作品、鏡に描かれた作品など色んな見せ方をしていて楽しめました。
ニロタカさんの展示は細密な紋様風に描き込みと具象を融合させたようなちょっと不気味さも感じる妙な世界観が私好みでしたし、暗幕で仕切られた空間の奥にはちょっとビックリな仕掛けがあったり、床や壁にチョークで描かれた絵など遊び心満載な面白さのある展覧会でした☆
次に行ったのはアメリカ村のギャラリーパライソで行われていた久瀬智惠さんの個展「パラノイアイノラパ」。
久瀬智惠 個展「パラノイアイノラパ」
2012年10月23日(火)~10月28日(日) 12:00~20:00(最終日は、17:00まで)
私は日頃から何かに見られている、という感覚に出会うことがあります。
それは本当に誰かが見ているのか、ただの勘違いなのか、
もしかしたらもう一人の自分に見られているのではないか。そんな風を考えることがあります。
そのような恐怖を表現したくて制作した写真作品です。
久瀬智惠
ギャラリーパライソ
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-10-27 森ビル3階
tel & fax: 06-6213-8053
e-mail: info@paraiso-tv.com
www.paraiso-tv.com
一見綺麗に撮られた自画像風作品なのですが、作家さんとお話してみて作品に込められた意味や表現をお聞きするとちょっと怖い要素もあったり、表現の意外な部分が面白く感じた写真展でした。
それから大丸心斎橋店北館14階イベントスペースで行われていた「アートストリーム2012」を見に行きました。
ARTSTREAM2012
2012年10月26日(金)~28(日) 開場10:00〜閉場20:00(最終日は17:00時まで)
大丸心斎橋店北館14階イベントホール (大阪市中央区心斎橋筋1-7-1)
http://artstream.exblog.jp/
様々な表現スタイルの多くの作家さんたちが各ブースを出展するアートイベントなのですが、亜蛮人さんやギャラリーメゾンダールさんなどで知り合った友人知人作家さんが何人か出されていたのもあり見に行ったのですが、出品作家さんの中でma-miさん、ウエダトモコさん、蛇目さん、Pechuさん、こがんちさん、宮本たくるさんなどよく会う作家さんもいれば2年ぶりに会う方もいて、久々に作品を見たり近況を聞いたりで楽しく見て回りました☆
そしてこの日展覧会で最後に行ったのが西天満の乙画廊で行われているグループ展「メランコリックマニア 聖なる狂気」。
メランコリックマニア 〜Melancholic maniac Exhibition〜 聖なる狂気」
会期10月26日~11月3日
岩澤慶典、桑原聖美、界賀邑里、榮真菜、菅野まり子、タムラノボル、月夜乃散歩、中嶋清八、中原千尋、中村鱗、中村趫、根橋洋一、古川沙織、森馨
◯メランコリア礼賛あるいは天才の証○
霊は憂鬱を好む。即ち憂鬱は霊を誘き寄せる。
1970年代「コックリさん」が大流行の頃、憂い怖がりながら霊を呼んだのは正解であり脅威である。
しかし歴史的にも病的で思い悩む気持ちが、しばしば高貴で崇高な哲学、藝術を生むと言う事実は人類が文化を高めるのに大いに貢献している。それは『退廃』と『堕落』が、前者は才能がある人に使われる形容で、後者はその逆であり、前者が、歴史的にしばしば登場し、幾多の藝術を生んで来た事に相似する。
病気としてのメランコリア(双極性障害)の症状は挙動不審、愚行、必要以上の恐怖心、妄想、幻覚であるが、やはり、古代ギリシャ、古代ローマから、これが「聖なる狂気」(マニア)の出現の必須条件であり、哲学者・政治家・詩人・芸術家ら偉大な人物の多くがなぜ憂鬱質であったかを説明している。これは後の18世紀や19世紀の天才に対する観念に意向した。
さて、今展では先に述べたコックリさんよろしく霊を呼び寄せている風景を描いた、偉大なデューラーの「メランコリア 1」から着想を得た特別企画展である。作家各人が解釈した優美で華麗なエッセンスを披露出来るはずである。
是非、乙画廊テイストの「聖なる狂気」を感じて頂きたい。 乙画廊 廊主
乙画廊
〒530-0047 大阪市北区西天満2-8-1大江ビルヂング101
http://oto-gallery.jpn.org/site/OTO%20top%20page.html
友人作家の桑原聖美さん、根橋洋一さん、古川沙織さん、中嶋清八さんをはじめ、来月亜蛮人さんで行う私企画のグループ展「晝夢夜現~Rampo Exhibition」の参加メンバーでもある写真家の月夜乃散歩さん、先日亜蛮人で3人展をされていた中村趫さん、東京でお会いした事のある人形作家森馨さんなど絵画、写真、人形等の表現で幻想、耽美な素敵な作品が揃った凄い展覧会になっていました☆
特に根橋さんの鉛筆画は初めて拝見して普段派手な色の作品イメージがあるだけに新鮮でもあり素晴らしかったです☆
会場では桑原さん、根橋さん、古川さんと久しぶりにお会いできたのも楽しかったです。
で、このあとは「007酒場」に行ってさらに楽しんできました☆
多くの良い作品と素敵な方々に出会えた素晴らしい1日でした☆
by lucifuge
| 2012-10-28 17:23
| 芸術・アート/展覧会