「少女地獄外道祭」~夢野久作オマージュ展 |
9月24日より大阪・日本橋のSUNABAギャラリーさんにて夢野久作の作品をテーマにしたアート展覧会<「少女地獄外道祭」~夢野久作オマージュ展>を開催します☆
この展覧会で私のプロデュースでの夢野久作オマージュ展は3回目となります。
<「少女地獄外道祭」~夢野久作オマージュ展>
<会期>
2016年 9月24(土)~28日(水) 14~20時/水曜は18時まで/会期中無休
<参加作家>
近藤宗臣
夜乃雛月
横田沙夜
犬田いぬら
榎本由美
奥田鉄
相良つつじ
アイ
騒間沼
curry
山川淳生
金子蒼平
今野まゆ
空名クキ
iki
吉澤友章
かずいち
晴風野田
Jay
WATT
市川真歩
鍋島ののこ
猫飯堂
Chisuke Tama
十二の鍵
INKlude はー太
マルイノ
★アート作家が「夢野久作」の作品、イメージをテーマに自由に発想、表現するグループ展覧会。
2015年11月大阪中崎町のニアリーイコールギャラリーで開催の「猟奇歌~夢野久作へのオマージュ展」、2016年4月ナチュラルカフェ+bで開催の<夢野久作トリビュート展「ユメノ狂界」>に続く近藤宗臣プロデュース・夢野久作オマージュアート展第3弾。
<夢野久作・直孫 杉山満丸氏よりのご挨拶>
夢野久作オマージュ展「少女地獄外道祭」開催にあたり、心からお祝い申し上げます。
昨年大阪で開催された「猟奇歌~夢野久作へのオマージュ展」には、多くの素晴らしい作品が寄せられておりました。今年も素晴らしい作品に出合えるものと期待しております。
夢野久作の作品は、父、杉山茂丸との葛藤と茂丸からの重圧によって創作されたという多くの研究者や評論家の皆様のご意見がありますが、私は、父・杉山龍丸(夢野久作の長男)が遺した、夢野久作の思い出に関する作品群と父からの口伝から、そのような評価が短絡的なものであると感じて、活動を始めています。
夢野久作を育て、三歳から夢野久作に四書五経の素読をさせ、思想的な教育をした夢野久作の祖父・杉山三郎平は福岡藩の藩校・修猷館で水戸学を教え、勤皇開国派に属する筑前勤皇党の思想を受け継いでした。夢野久作の父・茂丸も三郎平から同様の教育を受け、政財界で活躍しています。二人は、同じ思想を持ち活躍の場を異にした同志という部分があったと私は想っています。
杉山家に遺る「民ヲ親ニス」という大学の一節の読み方を、久作は、息子の龍丸に強要し、龍丸は学校で習ったものと違うと困惑します。ちなみに、同じ漢文の文章を朱子学では、「民を新たにする(庶民を新たな枠にはめて統治する)」、陽明学では「民に親しむにあり(民に寄り添って民の幸せを考えて政策を行う)」と読みます。
久作には、当然、このような目線があったと私は考え、9月には関係本を長崎文献社から出版予定です。
もう一度、久作の作品を読まれるときに、このような目線で何かを感じ取っていただけると幸いです。
開催にあたりまして、関係者の皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。
平成28年8月吉日 夢野久作 直孫 杉山満丸
※杉山満丸(すぎやま みつまる )氏は、日本の作家、評論家。
曾祖父は、 玄洋社系政財界のフィクサーともいわれた杉山茂丸。祖父は作家の夢野久作。
<SUNABAギャラリーオーナー・樋口ヒロユキ氏よりの御挨拶>
「夢野久作オマージュ展は、画家、イラストレーターの近藤宗臣君がキュレーションする、連続公募グループ展です。以前には東學さんをはじめとする著名作家が出品作家として名を連ねたほか、夢野久作さんのお孫さんにあたる杉山満丸さんの推薦文を冠するなど、格調高いグループ展です。
本展の会場として当ギャラリーを選んでいただいたことは、幻想美術を柱の一つとするSUNABA ギャラリーにとって、そして久作と同郷の福岡出身である私個人にとって、大変喜ばしい限りです。
どうか皆さん奮ってご参加いただけますよう、何卒宜しくお願いします。」
SUNABAギャラリー 樋口ヒロユキ(美術評論家/ライター)
◆SUNABAギャラリーさんでの展覧会紹介ページ→http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfyji500/sunaba/upcoming/20160924_qsaku/qsaku.html
<会場>
SUNABAギャラリー
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-17-15
14~20時(水曜日のみ18時まで/木金定休)
Tel.080-6145-7977(営業時間内のみ)
http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfyji500/sunaba/index.html
sunabagallery@gmail.com
★今回、私はDMに使用した作品1点を展示予定です☆
また杉山三代研究会のご協力により夢野久作関連の資料や書籍などの展示も会場にて行います。
アートを「楽しんで頂くのに加え学術的にも興味深い展示となりますので是非ご来場頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します☆