クライング・ドール

イギリスのサイコスリラーＴＶシリーズ「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」の第4話「クライング・ドール」をDVDで見た。
女性の失踪事件が起こる中、捜査に協力する心理学者ヒル教授の研究を手伝う女子大学院生の友人までもが誘拐されてしまい犠牲となる・・・犯人を追う中で何故か教授にレイプ容疑がかかり、捜査に支障をきたす事になるが・・・といった感じのストーリー。
今回はストーリーとしてこれまでのちょっとひねったようなマニアック的なものとは違い、サイコスリラーにありがちなオーソドックスなパターンで展開していて普通な印象だったが、前から登場している教授の研究対象でありながらそれ以上の感情もにおわすような女性殺人鬼との関係にある決着がついていたり、失踪事件とその遺体探しと絡めて女性殺人鬼が過去に埋めた死体の場所を探す話が並行していたりと、サイドストーリーにも気を配った作りになっていた気がする。
犯人は最初から顔が出ているので犯人探しの面白さはないがどうやって犯人を追いつめるかという頭脳戦の面白さはあった。