2006年 11月 25日
タッチ・オブ・スパイス |
「タッチ・オブ・スパイス」というギリシャ映画を見た。
トルコのイスタンブールに住むギリシャ人の一家。
スパイス店を営む祖父とその祖父から食と香料について様々な事を教わった少年、少年が料理に興味を持つ事をあんまり理解しようとしない両親やどこかひとクセある親戚たちとの交流が展開されるが、ある日トルコとギリシャの国際問題によって彼等は強制退去を余儀無くされ・・・といったストーリー。
料理や香料を単なる食事としてではなく、人生の場面場面で様々な彩りを加える重要なものとしてのとらえ方が面白かったし、祖父との香料の勉強を通しての交流などは「ニューシネマパラダイス」のグルメ版のような印象でもある。
また古い考えにとらわれがちな両親と興味に突き進んで成長していく少年の姿や、国際紛争や民族、宗教の問題などシリアスな面もドラマティックに描いているのも良かった。
それからそういった人間ドラマや食の話の間にたまに入る幻想的で絵画的な映像も美しくて良かった。
劇中、肉団子の隠し味としてのスパイスにシナモンを入れるというのがあったが、一体どんな味がするんだろうか・・・?
ギリシャの映画は今まであんまり見た事がなかったが、こういう面白い作品があるならもっと見てみたい。
トルコのイスタンブールに住むギリシャ人の一家。
スパイス店を営む祖父とその祖父から食と香料について様々な事を教わった少年、少年が料理に興味を持つ事をあんまり理解しようとしない両親やどこかひとクセある親戚たちとの交流が展開されるが、ある日トルコとギリシャの国際問題によって彼等は強制退去を余儀無くされ・・・といったストーリー。
料理や香料を単なる食事としてではなく、人生の場面場面で様々な彩りを加える重要なものとしてのとらえ方が面白かったし、祖父との香料の勉強を通しての交流などは「ニューシネマパラダイス」のグルメ版のような印象でもある。
また古い考えにとらわれがちな両親と興味に突き進んで成長していく少年の姿や、国際紛争や民族、宗教の問題などシリアスな面もドラマティックに描いているのも良かった。
それからそういった人間ドラマや食の話の間にたまに入る幻想的で絵画的な映像も美しくて良かった。
劇中、肉団子の隠し味としてのスパイスにシナモンを入れるというのがあったが、一体どんな味がするんだろうか・・・?
ギリシャの映画は今まであんまり見た事がなかったが、こういう面白い作品があるならもっと見てみたい。
by lucifuge
| 2006-11-25 23:05
| 映画/洋画