2006年 11月 26日
赤と黒 |
スタンダールの原作をユアン・マクレガー主演で映像化した「赤と黒」を見た。
19世紀フランスを舞台にナポレオンに憧れる下層階級出身の青年ジュリアンが家庭教師に入った貴族の家の夫人との秘密の恋や、その後の侯爵家の娘との恋愛などを取り混ぜつつ、貴族に取り入ってのしあがっていくも悲劇の運命へと向かう様子を描いた文芸作品である。
先に同じく貧しい出の者が貴族社会に取り入っていくサッカレー原作の作品「悪女」を見ていたので男性版「悪女」のような印象も受けたが、野心家の青年が堕ちていく様子がドラマティックに描かれてるし、貴族社会への皮肉や当時を表現したコスチュームやセットの面白さなどもあってわりと楽しめた。
それにジュリアンだけに見える「想像の師」としてのナポレオンとのやりとりも他の文芸モノにはあまりない妙な感じで良かった。
19世紀フランスを舞台にナポレオンに憧れる下層階級出身の青年ジュリアンが家庭教師に入った貴族の家の夫人との秘密の恋や、その後の侯爵家の娘との恋愛などを取り混ぜつつ、貴族に取り入ってのしあがっていくも悲劇の運命へと向かう様子を描いた文芸作品である。
先に同じく貧しい出の者が貴族社会に取り入っていくサッカレー原作の作品「悪女」を見ていたので男性版「悪女」のような印象も受けたが、野心家の青年が堕ちていく様子がドラマティックに描かれてるし、貴族社会への皮肉や当時を表現したコスチュームやセットの面白さなどもあってわりと楽しめた。
それにジュリアンだけに見える「想像の師」としてのナポレオンとのやりとりも他の文芸モノにはあまりない妙な感じで良かった。
by lucifuge
| 2006-11-26 21:52
| 映画/洋画