2006年 11月 27日
テキサス・チェーンソー・ビギニング |
死体で衣服や家具を作っていたという殺人鬼エド・ゲインをモデルにして1974年に作られたトビー・フーパー監督の伝説的ホラー「悪魔のいけにえ」のリメイク「テキサス・チェーンソー」の第2作である「テキサス・チェーンソー・ビギニング」を見た。
今回は前作よりさかのぼり。このシリーズで象徴的なキャラクターである人間の顔の皮で作った仮面を付け、チェーンソーで暴れる殺人鬼レザーフェイスの生い立ちから仮面を作るにいたる経緯、彼の兄で同じくイカれているホイトが何故保安官の服装をしているのか?叔父のモンティが車椅子の理由など狂人ヒューイット一家の内幕を描いている。
ベトナム戦争が続く60年代末期のアメリカ・テキサスの片田舎、町の中心だった食肉工場が潰れ、町を去る者が続く中、町に通りがかった4人の若者やバイカーたちがヒューイット家の餌食になり・・・・といった単純明快なストーリー。
4人の若者のうち1人はベトナム帰還兵だったり、当時全盛だったギャングバイカーたちが登場したりと、狂人一家vs軍人vsバイカーといったそれぞれ種類の違う暴力要素を持った連中の迫力のバトルが見られるかと期待したが、軍人の兄ちゃんはあっけなく捕まって兵士ならではのアクションでの活躍は見られなかったし、バイカーも銃を持ってヒューイット家に乗り込むも肝心な所で弾切れ(っていうか1発しか撃ってないのに・・・あんなワケわからん連中の家に侵入するなら、もっと銃弾の数確認したりしとけって感じ)でこれもあっけなかったりでせっかくの設定が活かされてなかった気もする。
でも過激な残虐シーンや血の見せ場はタップリあるし、追う者、追われる者のサスペンスシーンもなかなかで狂気の描き方も前作同様リアルに恐くてホラーとして十分楽しめた。
作品の印象としては「テキサス・チェーンソー」の1よりはオリジナルの「悪魔のいけにえ」1作目に近い感じ。
食事のシーンやクライマックスの展開などオリジナル版のシーンを連想させるシーンも多くて、昔の作品が好きなファンにも嬉しいオマージュであるが、ラストはオリジナルより救いがない悲惨さ!
ただやってる事とかストーリー展開はこのシリーズ通してどれも同じワンパターンのような気もするが(笑)
まあこれだけ強烈なキャラクターたちが登場して今さら謎解きミステリーみたいな「意外な犯人」とかいても白けるだろうけど。
レザーフェイスはジェイソンやフレディみたいに怪物化してないだけに、ああいう狂った日常に生きる人間がどこかにいそうというリアルな恐さがあると思う。

今回は前作よりさかのぼり。このシリーズで象徴的なキャラクターである人間の顔の皮で作った仮面を付け、チェーンソーで暴れる殺人鬼レザーフェイスの生い立ちから仮面を作るにいたる経緯、彼の兄で同じくイカれているホイトが何故保安官の服装をしているのか?叔父のモンティが車椅子の理由など狂人ヒューイット一家の内幕を描いている。
ベトナム戦争が続く60年代末期のアメリカ・テキサスの片田舎、町の中心だった食肉工場が潰れ、町を去る者が続く中、町に通りがかった4人の若者やバイカーたちがヒューイット家の餌食になり・・・・といった単純明快なストーリー。
4人の若者のうち1人はベトナム帰還兵だったり、当時全盛だったギャングバイカーたちが登場したりと、狂人一家vs軍人vsバイカーといったそれぞれ種類の違う暴力要素を持った連中の迫力のバトルが見られるかと期待したが、軍人の兄ちゃんはあっけなく捕まって兵士ならではのアクションでの活躍は見られなかったし、バイカーも銃を持ってヒューイット家に乗り込むも肝心な所で弾切れ(っていうか1発しか撃ってないのに・・・あんなワケわからん連中の家に侵入するなら、もっと銃弾の数確認したりしとけって感じ)でこれもあっけなかったりでせっかくの設定が活かされてなかった気もする。
でも過激な残虐シーンや血の見せ場はタップリあるし、追う者、追われる者のサスペンスシーンもなかなかで狂気の描き方も前作同様リアルに恐くてホラーとして十分楽しめた。
作品の印象としては「テキサス・チェーンソー」の1よりはオリジナルの「悪魔のいけにえ」1作目に近い感じ。
食事のシーンやクライマックスの展開などオリジナル版のシーンを連想させるシーンも多くて、昔の作品が好きなファンにも嬉しいオマージュであるが、ラストはオリジナルより救いがない悲惨さ!
ただやってる事とかストーリー展開はこのシリーズ通してどれも同じワンパターンのような気もするが(笑)
まあこれだけ強烈なキャラクターたちが登場して今さら謎解きミステリーみたいな「意外な犯人」とかいても白けるだろうけど。
レザーフェイスはジェイソンやフレディみたいに怪物化してないだけに、ああいう狂った日常に生きる人間がどこかにいそうというリアルな恐さがあると思う。

by lucifuge
| 2006-11-27 17:34
| 映画/洋画