2007年 01月 28日
信長の棺 |
去年11月に放送された加藤廣の小説を原作とした歴史ドラマ「信長の棺」を録画しておいたビデオが出てきたので見てみた。
信長の側近で武将から届く戦況報告を吟味、調整する役目をしていた忠誠心厚い太田牛一(信定)という男が明智光秀による本能寺での信長暗殺後、豊臣秀吉の時代になって本能寺での事件の真相と遺骨の行方を探し求めるという感じのミステリー要素を持った歴史物語である。
信長が天皇を安土城に迎えようとしていた話や信長は本当に死んだのか?という謎、本能寺に仕組まれたある策略や、それに関わる秀吉と「山の民」といわれる人々の存在など歴史の裏側的な推測はわりと面白かったが、光秀の斬首された顔が誰のものやわからぬくらい傷ついていた話などが出たので光秀の死についての謎なんかも解きあかされるのかと思いきや、話ふっただけでその後ほったらかしだったり、ちょっと中途半端な部分もあった。
キャラクターの描き方としては信長が真に日本を変革しようとする賢人として描かれていて暴君的な面は抑えている感じ。また逆に秀吉は牛一の著した「信長公記」の改ざんをさせたりするエピソードなど器の小さな策略ばかり張り巡らせているみっともない男のように描かれていたりで物語の視点によって様々に変わる人物像の解釈を比べてみるのも興味深い。
ちなみに前に他の歴史番組で見たが、信長を暗殺させた黒幕はイエズス会だったとか、光秀はその後、天海僧正として家康の側で生きていたとか様々な説があったりでそういう説を色々考えてみるのも面白いし、またこの時代は私の好きな劇団新感線の舞台「髑髏城の七人」でも描かれていたり、時代が大きく動き、謎が多く、ミステリー色も強い感じなのでネタとして非常に面白く興味深い時代でもあるし、意外な真実を暴くような面白い作品がまた出て欲しい。
信長の側近で武将から届く戦況報告を吟味、調整する役目をしていた忠誠心厚い太田牛一(信定)という男が明智光秀による本能寺での信長暗殺後、豊臣秀吉の時代になって本能寺での事件の真相と遺骨の行方を探し求めるという感じのミステリー要素を持った歴史物語である。
信長が天皇を安土城に迎えようとしていた話や信長は本当に死んだのか?という謎、本能寺に仕組まれたある策略や、それに関わる秀吉と「山の民」といわれる人々の存在など歴史の裏側的な推測はわりと面白かったが、光秀の斬首された顔が誰のものやわからぬくらい傷ついていた話などが出たので光秀の死についての謎なんかも解きあかされるのかと思いきや、話ふっただけでその後ほったらかしだったり、ちょっと中途半端な部分もあった。
キャラクターの描き方としては信長が真に日本を変革しようとする賢人として描かれていて暴君的な面は抑えている感じ。また逆に秀吉は牛一の著した「信長公記」の改ざんをさせたりするエピソードなど器の小さな策略ばかり張り巡らせているみっともない男のように描かれていたりで物語の視点によって様々に変わる人物像の解釈を比べてみるのも興味深い。
ちなみに前に他の歴史番組で見たが、信長を暗殺させた黒幕はイエズス会だったとか、光秀はその後、天海僧正として家康の側で生きていたとか様々な説があったりでそういう説を色々考えてみるのも面白いし、またこの時代は私の好きな劇団新感線の舞台「髑髏城の七人」でも描かれていたり、時代が大きく動き、謎が多く、ミステリー色も強い感じなのでネタとして非常に面白く興味深い時代でもあるし、意外な真実を暴くような面白い作品がまた出て欲しい。
by lucifuge
| 2007-01-28 18:50
| ドラマ/邦画