2006年 02月 16日
ミュンヘン |
スピルバーグ監督の「ミュンヘン」を見てきた。
ミュンヘンオリンピックでのイスラエル選手殺害テロの報復を行う男達の過酷な運命を描いた映画である。
前作「宇宙戦争」は音や見せ方に凝ったアトラクション的に恐怖を体感できる娯楽作品に仕上がっていたが、今回はドラマ面に重点を置きながらも暗殺遂行中の緊張感や心理描写が生み出すサスペンスはさすが「激突!」や「ジョーズ」などサスペンス描写が得意なスピルバーグといった感じで楽しめたし、話自体が持つ重みも十分に感じられた
。暗殺を行う主人公達も狙っていた立場から狙われる立場になり恐怖に怯え、精神的に追い込まれていく様子など生身の人間の弱さや脆さなどがよく伝わってきた。
一体誰が敵で何が正しいのか?自分のやってる正義は本当に正義なのか?
それぞれの主義主張を持った人間達がそれぞれの正義を押し通そうとした時、憎しみと悲劇が生まれ、連鎖していく構造が何ともむなしい。

ミュンヘンオリンピックでのイスラエル選手殺害テロの報復を行う男達の過酷な運命を描いた映画である。
前作「宇宙戦争」は音や見せ方に凝ったアトラクション的に恐怖を体感できる娯楽作品に仕上がっていたが、今回はドラマ面に重点を置きながらも暗殺遂行中の緊張感や心理描写が生み出すサスペンスはさすが「激突!」や「ジョーズ」などサスペンス描写が得意なスピルバーグといった感じで楽しめたし、話自体が持つ重みも十分に感じられた
。暗殺を行う主人公達も狙っていた立場から狙われる立場になり恐怖に怯え、精神的に追い込まれていく様子など生身の人間の弱さや脆さなどがよく伝わってきた。
一体誰が敵で何が正しいのか?自分のやってる正義は本当に正義なのか?
それぞれの主義主張を持った人間達がそれぞれの正義を押し通そうとした時、憎しみと悲劇が生まれ、連鎖していく構造が何ともむなしい。

by lucifuge
| 2006-02-16 20:22
| 映画/洋画