2007年 02月 25日
ソウ・ゼロ |
「ソウ・ゼロ」というスリラー映画をDVDで見た。
タイトルに「ソウ」とついてるが本家の「ソウ」とは何の関係もない作品である。
ある村での「神隠し」事件の取材を命じられた三流誌の記者とその親友のカメラマン、そのうちカメラマンの方が行方不明になってしまい、記者は必死に探すが村人たちは何かを隠している感じで・・・・といったストーリー。
村を牛耳るまるでギャングのボスみたいな村長といかにも悪そうなその息子、老いた双子の姉妹に記者にそっくりな顔をした人物の存在や仮面をつけた車の修理工場の変な男(たった45ドルのいざこざで突然殺そうとしてきたと思ったら自転車くれたりかなり妙!)、そして村人たちが「治療」と呼ぶ謎の行為を施している医者や肉の塊が組み合わさったような謎の物体、記者が村に来てからよく目撃する花嫁の幽霊など怪しいキャラクターが満載で要素としては面白い。
しかしながら邦題の「ソウ・ゼロ」から想像する「ソウ」のような閉鎖空間での謎と狂気のストーリーを想像するとまるで違う感じだし、カメラマンがどこかに閉じ込められるシーンはあるものの、設定としてさほどメインでもなく「ソウ」的イメージで売って損してる感じ。
「ソウ」を想像すると幽霊やバケモノみたいなのも出てきたりSF的要素も含むような異様な超常スリラーなので肩透かしを喰らうかもしれないが、この作品自体は独特の世界観で多少最後まで見終わっても「結局あれは何?」な部分も残るものの、大体の事はわかるようになってるし、これはこれで面白い作品だったと思った。
見ていて最初フランス語をしゃべっていたのでフランスが舞台のフランス映画かと思ったが劇中貨幣の単位を「ドル」とか言ってるし「フランス映画でアメリカの話?」と何か違和感があったが実はフランス語圏でもあるカナダの映画だった。
カナダといえば「裸のランチ」などで知られるマニアックなかのデヴィッド・クローネンバーグ監督や「キューブ」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督など個性的な映画作家が輩出されている国だし、この作品の独特さもそういう監督たちを想像すると納得がいった。

タイトルに「ソウ」とついてるが本家の「ソウ」とは何の関係もない作品である。
ある村での「神隠し」事件の取材を命じられた三流誌の記者とその親友のカメラマン、そのうちカメラマンの方が行方不明になってしまい、記者は必死に探すが村人たちは何かを隠している感じで・・・・といったストーリー。
村を牛耳るまるでギャングのボスみたいな村長といかにも悪そうなその息子、老いた双子の姉妹に記者にそっくりな顔をした人物の存在や仮面をつけた車の修理工場の変な男(たった45ドルのいざこざで突然殺そうとしてきたと思ったら自転車くれたりかなり妙!)、そして村人たちが「治療」と呼ぶ謎の行為を施している医者や肉の塊が組み合わさったような謎の物体、記者が村に来てからよく目撃する花嫁の幽霊など怪しいキャラクターが満載で要素としては面白い。
しかしながら邦題の「ソウ・ゼロ」から想像する「ソウ」のような閉鎖空間での謎と狂気のストーリーを想像するとまるで違う感じだし、カメラマンがどこかに閉じ込められるシーンはあるものの、設定としてさほどメインでもなく「ソウ」的イメージで売って損してる感じ。
「ソウ」を想像すると幽霊やバケモノみたいなのも出てきたりSF的要素も含むような異様な超常スリラーなので肩透かしを喰らうかもしれないが、この作品自体は独特の世界観で多少最後まで見終わっても「結局あれは何?」な部分も残るものの、大体の事はわかるようになってるし、これはこれで面白い作品だったと思った。
見ていて最初フランス語をしゃべっていたのでフランスが舞台のフランス映画かと思ったが劇中貨幣の単位を「ドル」とか言ってるし「フランス映画でアメリカの話?」と何か違和感があったが実はフランス語圏でもあるカナダの映画だった。
カナダといえば「裸のランチ」などで知られるマニアックなかのデヴィッド・クローネンバーグ監督や「キューブ」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督など個性的な映画作家が輩出されている国だし、この作品の独特さもそういう監督たちを想像すると納得がいった。

by lucifuge
| 2007-02-25 19:46
| 映画/洋画