2007年 03月 01日
悪夢探偵 |
「鉄男」の塚本晋也監督が松田龍平主演で撮った「悪夢探偵」を見た。
自殺願望のある人間がある電話番号にかけてゼロとよばれる男と話すと夜、何らかの夢を見て助けを求めながら自ら身体を切り裂き自殺してしまうという事件が続く中、事件の捜査にあたった女刑事霧島は影山という他人の夢の中に自分の意識を入り込ませる事が出来る男と知り合い、捜査協力を求めるが・・・・という感じのストーリー。
こういう夢に入るネタの映画といえば「エルム街の悪夢」や最近でもアニメ「パプリカ」など決して目新しいネタの作品というわけではないのだが、主人公である夢に入れる能力を持つ男のキャラクターが普通こういう事件を解決するような映画の場合の主人公のイメージと全く違うもので、まず事件に対して何とか解決しようとか積極性がなかったり危なかったらすぐ逃げると言ってたり、いつも死を願っているような屈折したキャラクターで、その人物が女刑事と関わる事で少しずつ事件の核心に触れていくという展開が面白い。
またHitomi演じる女刑事もどこか屈折してるし、塚本晋也監督自身が演じる殺人者ゼロのキャラクターも独特で悪夢探偵と殺人鬼の夢の世界での対決もドラマティックだった。
共演陣も他に最近の「エクステ」に続いて大杉蓮がちょっと変わった嫌味な刑事を演じていたり、若い刑事役の安藤政信は夢の中のテンションが高いシーンなんかの演技が面白かった。
それから映像や演出表現についてはどこからが夢でどこからが現実なのか混乱するように巧みにシーンが作られていたり、クライマックスの夢の中のシーンでも夢の中のさらに夢の中があったり複雑に設定されていて面白いし、はっきり映らないものの人体を破壊しまた再構成したようなグロテスクなバケモノが出てきたりでVFXもなかなか楽しめた。

自殺願望のある人間がある電話番号にかけてゼロとよばれる男と話すと夜、何らかの夢を見て助けを求めながら自ら身体を切り裂き自殺してしまうという事件が続く中、事件の捜査にあたった女刑事霧島は影山という他人の夢の中に自分の意識を入り込ませる事が出来る男と知り合い、捜査協力を求めるが・・・・という感じのストーリー。
こういう夢に入るネタの映画といえば「エルム街の悪夢」や最近でもアニメ「パプリカ」など決して目新しいネタの作品というわけではないのだが、主人公である夢に入れる能力を持つ男のキャラクターが普通こういう事件を解決するような映画の場合の主人公のイメージと全く違うもので、まず事件に対して何とか解決しようとか積極性がなかったり危なかったらすぐ逃げると言ってたり、いつも死を願っているような屈折したキャラクターで、その人物が女刑事と関わる事で少しずつ事件の核心に触れていくという展開が面白い。
またHitomi演じる女刑事もどこか屈折してるし、塚本晋也監督自身が演じる殺人者ゼロのキャラクターも独特で悪夢探偵と殺人鬼の夢の世界での対決もドラマティックだった。
共演陣も他に最近の「エクステ」に続いて大杉蓮がちょっと変わった嫌味な刑事を演じていたり、若い刑事役の安藤政信は夢の中のテンションが高いシーンなんかの演技が面白かった。
それから映像や演出表現についてはどこからが夢でどこからが現実なのか混乱するように巧みにシーンが作られていたり、クライマックスの夢の中のシーンでも夢の中のさらに夢の中があったり複雑に設定されていて面白いし、はっきり映らないものの人体を破壊しまた再構成したようなグロテスクなバケモノが出てきたりでVFXもなかなか楽しめた。

by lucifuge
| 2007-03-01 19:40
| 映画/邦画