2007年 03月 31日
口裂け女 |
「ノロイ」の白石晃士監督の新作ホラー「口裂け女」を見た。
1970年代後半に実際に日本で流行した「口裂け女」の噂を題材に口裂け女の謎の過去や正体を追った作品でストーリーとしては昔口裂け女の噂が最初に広まったとされる町を舞台に1979年、再び噂が広まり、目の前で教え子であり少女を口裂け女に連れ去られてしまった女性教師と、その同僚であり何か口裂け女の秘密に関わっていそうな男性教師が謎を追っていくが・・・・というような感じ。
話としてはシンプルだし教師たちが成りゆきで関わってしまった殺人に対する警察の捜査の描き方など多少おかしいように感じる部分もあるが、この監督が「ノロイ」で見せた当時のワイドショーの雰囲気をうまく再現したような番組の映像を取り入れたり、まるで実際に事件が起こっているようなドキュメンタリー風の演出は面白いし、女性教師が娘に暴力を振るって離婚後会いにくくなってしまっている設定や、さらわれた少女が母に暴力を受けていたり、口裂け女と男性教師の関係に見える虐待の要素などキャラクターの背後の設定もうまく相関していたりで人間ドラマとしても見られる。
またホラーとしては口裂け女の特殊メイクがなかなか視覚的恐怖をあおる感じでここ数年にほんのホラーで主流のリング系のじわじわくる恐さというよりはハリウッド流の直接的な恐さの見せ方で逆にちょっと新鮮だったり、口裂け女が現われるひとつの要素として「咳こむ」という行為がうまく使われていてラストのオチも読めるもののオーソドックスなホラー映画としてわりと楽しめた。
口裂け女役をあんまりホラーなイメージのない水野美紀が演じるという意外なキャスティングも面白かった。
そういえばこの監督の前作「ノロイ」で話のキーとなるカグタバの少年役をやっていた、かなり顔に特徴のある少年が普通の子供の役で出ていたのがちょっと笑えた。

1970年代後半に実際に日本で流行した「口裂け女」の噂を題材に口裂け女の謎の過去や正体を追った作品でストーリーとしては昔口裂け女の噂が最初に広まったとされる町を舞台に1979年、再び噂が広まり、目の前で教え子であり少女を口裂け女に連れ去られてしまった女性教師と、その同僚であり何か口裂け女の秘密に関わっていそうな男性教師が謎を追っていくが・・・・というような感じ。
話としてはシンプルだし教師たちが成りゆきで関わってしまった殺人に対する警察の捜査の描き方など多少おかしいように感じる部分もあるが、この監督が「ノロイ」で見せた当時のワイドショーの雰囲気をうまく再現したような番組の映像を取り入れたり、まるで実際に事件が起こっているようなドキュメンタリー風の演出は面白いし、女性教師が娘に暴力を振るって離婚後会いにくくなってしまっている設定や、さらわれた少女が母に暴力を受けていたり、口裂け女と男性教師の関係に見える虐待の要素などキャラクターの背後の設定もうまく相関していたりで人間ドラマとしても見られる。
またホラーとしては口裂け女の特殊メイクがなかなか視覚的恐怖をあおる感じでここ数年にほんのホラーで主流のリング系のじわじわくる恐さというよりはハリウッド流の直接的な恐さの見せ方で逆にちょっと新鮮だったり、口裂け女が現われるひとつの要素として「咳こむ」という行為がうまく使われていてラストのオチも読めるもののオーソドックスなホラー映画としてわりと楽しめた。
口裂け女役をあんまりホラーなイメージのない水野美紀が演じるという意外なキャスティングも面白かった。
そういえばこの監督の前作「ノロイ」で話のキーとなるカグタバの少年役をやっていた、かなり顔に特徴のある少年が普通の子供の役で出ていたのがちょっと笑えた。

by lucifuge
| 2007-03-31 21:20
| 映画/邦画