2007年 04月 25日
ブラッド・ダイヤモンド |
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」を見た。
内戦が続く1999年のアフリカ・シエラレオネ共和国を舞台に漁師として普通の生活を家族と送っていたのに、ある日反政府組織RUFによって家族と引き離され、ダイヤの採掘場で働かされる事になったソロモンと元傭兵でダイヤや武器の密輸をしているが、自分のやってる事で他人がどうなろうと何とも思わない卑劣な男アーチャー、ダイヤが反政府組織の資金源となり武器の購入に使われ内戦が長引く原因になっているという事についての真実を追い求める女性ジャーナリスト、マディーという登場人物たちを中心にソロモンが見つけた幻のピンク色のダイヤ=「ブラッド・ダイヤモンド」をめぐってそれぞれの欲望、願い、愛憎が交錯し、運命は様々に展開していくが・・・といったストーリー。
去年あたりから「ナイロビの蜂」や最近の「ラストキング・オブ・スコットランド」などアフリカを舞台にした衝撃作が作られているが、この作品もかなりの衝撃だったしアフリカの残酷な現実をまざまざと見せつけられる。
ソロモンが隠したダイヤをアーチャーとともに再び探しに行くも、それを狙うのは反政府組織だけでなく、仲間だったはずの傭兵部隊にも命を狙われたり命の危険が日常茶飯事の状況と緊張感は凄いサスペンスとして楽しめたし、反政府組織が少年を誘拐して洗脳し、少年兵に仕立てていく様子はリアルで怖い。
また反政府組織に奪われ、洗脳されてしまった息子を父としてけっして見捨てず助け出そうとするソロモンの姿は感動的だし、悪人だったはずのアーチャーの心がだんだん変わりだしたり、マディとのラブストーリー的な側面もうまく描かれていると思う。
アーチャーを演じたレオナルド・ディカプリオは今回のアカデミー賞で作品賞を受賞したもうひとつの主演作「ディパーテッド」ではなくこの作品の方で主演男優にノミネートされていたが、確かにこの作品での彼の方が見ていてひきこまれる感じがした。
それにマディ役のジェニファー・コネリーはとにかく瞳の演技が凄いというか次々起こる出来事を見据える目が凄く印象的だった。
アフリカで採れる密輸ダイヤを裏から手を回し、仕入れている白人の企業や、たとえ犯罪でもダイヤの需要があるからいくらでもそういう事がされてしまうという現実は歪んだ美意識に支配された世界を見たようでショック。
確かにダイヤは美しいものであるが、この映画を見るとテレビでデカイ宝石を自慢しているような自称セレブ芸能人どもがバカにしか見えないし、恥ずかしいとさえ思ってしまう。
内戦が続く1999年のアフリカ・シエラレオネ共和国を舞台に漁師として普通の生活を家族と送っていたのに、ある日反政府組織RUFによって家族と引き離され、ダイヤの採掘場で働かされる事になったソロモンと元傭兵でダイヤや武器の密輸をしているが、自分のやってる事で他人がどうなろうと何とも思わない卑劣な男アーチャー、ダイヤが反政府組織の資金源となり武器の購入に使われ内戦が長引く原因になっているという事についての真実を追い求める女性ジャーナリスト、マディーという登場人物たちを中心にソロモンが見つけた幻のピンク色のダイヤ=「ブラッド・ダイヤモンド」をめぐってそれぞれの欲望、願い、愛憎が交錯し、運命は様々に展開していくが・・・といったストーリー。
去年あたりから「ナイロビの蜂」や最近の「ラストキング・オブ・スコットランド」などアフリカを舞台にした衝撃作が作られているが、この作品もかなりの衝撃だったしアフリカの残酷な現実をまざまざと見せつけられる。
ソロモンが隠したダイヤをアーチャーとともに再び探しに行くも、それを狙うのは反政府組織だけでなく、仲間だったはずの傭兵部隊にも命を狙われたり命の危険が日常茶飯事の状況と緊張感は凄いサスペンスとして楽しめたし、反政府組織が少年を誘拐して洗脳し、少年兵に仕立てていく様子はリアルで怖い。
また反政府組織に奪われ、洗脳されてしまった息子を父としてけっして見捨てず助け出そうとするソロモンの姿は感動的だし、悪人だったはずのアーチャーの心がだんだん変わりだしたり、マディとのラブストーリー的な側面もうまく描かれていると思う。
アーチャーを演じたレオナルド・ディカプリオは今回のアカデミー賞で作品賞を受賞したもうひとつの主演作「ディパーテッド」ではなくこの作品の方で主演男優にノミネートされていたが、確かにこの作品での彼の方が見ていてひきこまれる感じがした。
それにマディ役のジェニファー・コネリーはとにかく瞳の演技が凄いというか次々起こる出来事を見据える目が凄く印象的だった。
アフリカで採れる密輸ダイヤを裏から手を回し、仕入れている白人の企業や、たとえ犯罪でもダイヤの需要があるからいくらでもそういう事がされてしまうという現実は歪んだ美意識に支配された世界を見たようでショック。
確かにダイヤは美しいものであるが、この映画を見るとテレビでデカイ宝石を自慢しているような自称セレブ芸能人どもがバカにしか見えないし、恥ずかしいとさえ思ってしまう。
by lucifuge
| 2007-04-25 19:55
| 映画/洋画