2007年 04月 26日
大帝の剣 |
夢枕獏の原作を映画化したSF伝奇時代劇「大帝の剣」を見た。
江戸時代、徳川三代将軍の頃を舞台にはるか昔、宇宙からもたらされたとされる謎の金属物質「オリハルコン」によって出来た3種の神器。
そしてそのオリハルコンを求めて宇宙から2種の宇宙人が飛来、神器のうちのひとつ「大帝の剣」を持つ万源九郎と宇宙人に寄生された豊臣家の血をひくという舞姫、舞姫に寄生した宇宙人を狙うもう1種の宇宙人、残り2種の神器を探す徳川幕府と闇の忍者土蜘蛛衆などが入り乱れ展開するストーリー。
監督は堤幸彦で主演が阿部寛誌という「トリック」のコンビだが「トリック」でされていたようなオバカな悪ノリギャグや漫画的なダイナミックなアクション満載で単純に娯楽として楽しめるし、オープニングのクレジットの出し方や文字のデザインなどは昔の東映の時代劇を意識した演出っぽかったりマニアックで面白い。
それに「面白ければ何でもいい!」って感じの源九郎や寄生されて妙な行動をする舞姫、虫嫌いな姫の従者佐助、姫を狙う宇宙人が取り憑いた「アラララ〜」が口癖の猟師ややたら鈍臭い土蜘蛛衆の忍者の一人である籐次、寄生をあげる虫使い忍者の黒虫やエロ怪しい姫夜叉、土蜘蛛衆のボスの破顔坊などひとクセもふたクセもある濃いキャラがいっぱいなのも楽しめる。
何か宇宙人の部分に関しては昔見たジャック・ショルダー監督のSFスリラー「ヒドゥン」に似た感じもするが、こういう伝奇時代劇的設定や面白おかしいキャラ設定などは私の好きな「劇団新感線」の舞台の雰囲気にも似た感じがするし、前にも新感線の舞台は「阿修羅城の瞳」が映画化された事があるが、センスに通ずるものもあると思うのでこの作品の堤幸彦監督による新感線の舞台の映画化なんかあっても面白いんじゃないかと思った。
キャスティングも源九郎役の阿部寛をはじめ、舞姫役の長谷川京子、佐助役の宮藤官九郎、破顔坊役の竹内力、姫夜叉役の杉本彩、真田幸村役の津川雅彦など個性的な俳優を揃えていたし、特に竹内力は顔をオール特殊メイクで覆っていながらいつもの大袈裟な表情の芝居の面白さは失っていなくて良かった。
まあ単純で中身のないオバカで「面白ければいい」作品だがそれなりに良かったと思う。
江戸時代、徳川三代将軍の頃を舞台にはるか昔、宇宙からもたらされたとされる謎の金属物質「オリハルコン」によって出来た3種の神器。
そしてそのオリハルコンを求めて宇宙から2種の宇宙人が飛来、神器のうちのひとつ「大帝の剣」を持つ万源九郎と宇宙人に寄生された豊臣家の血をひくという舞姫、舞姫に寄生した宇宙人を狙うもう1種の宇宙人、残り2種の神器を探す徳川幕府と闇の忍者土蜘蛛衆などが入り乱れ展開するストーリー。
監督は堤幸彦で主演が阿部寛誌という「トリック」のコンビだが「トリック」でされていたようなオバカな悪ノリギャグや漫画的なダイナミックなアクション満載で単純に娯楽として楽しめるし、オープニングのクレジットの出し方や文字のデザインなどは昔の東映の時代劇を意識した演出っぽかったりマニアックで面白い。
それに「面白ければ何でもいい!」って感じの源九郎や寄生されて妙な行動をする舞姫、虫嫌いな姫の従者佐助、姫を狙う宇宙人が取り憑いた「アラララ〜」が口癖の猟師ややたら鈍臭い土蜘蛛衆の忍者の一人である籐次、寄生をあげる虫使い忍者の黒虫やエロ怪しい姫夜叉、土蜘蛛衆のボスの破顔坊などひとクセもふたクセもある濃いキャラがいっぱいなのも楽しめる。
何か宇宙人の部分に関しては昔見たジャック・ショルダー監督のSFスリラー「ヒドゥン」に似た感じもするが、こういう伝奇時代劇的設定や面白おかしいキャラ設定などは私の好きな「劇団新感線」の舞台の雰囲気にも似た感じがするし、前にも新感線の舞台は「阿修羅城の瞳」が映画化された事があるが、センスに通ずるものもあると思うのでこの作品の堤幸彦監督による新感線の舞台の映画化なんかあっても面白いんじゃないかと思った。
キャスティングも源九郎役の阿部寛をはじめ、舞姫役の長谷川京子、佐助役の宮藤官九郎、破顔坊役の竹内力、姫夜叉役の杉本彩、真田幸村役の津川雅彦など個性的な俳優を揃えていたし、特に竹内力は顔をオール特殊メイクで覆っていながらいつもの大袈裟な表情の芝居の面白さは失っていなくて良かった。
まあ単純で中身のないオバカで「面白ければいい」作品だがそれなりに良かったと思う。
by lucifuge
| 2007-04-26 19:52
| 映画/邦画