2007年 05月 31日
ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック? |
ダリオ・アルジェント監督のサイコスリラー映画「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?」をDVDで見た。
大学で映画の勉強をしている青年が自分の部屋から見える向かいの部屋を覗いたのをきっかけに、そこに住む女性に興味を持つが、その女性の母親が殺される事件が起こり、青年はその事件にある謎を自分で解明しようと捜査を始めるが・・・・といった内容。
青年が通うビデオレンタル屋には「疑惑の女性」も通っており、彼女はヒッチコックの作品を好んでいる事から、殺人のからくりをヒッチコック作品に照らし合わせ推理していったりする展開は楽しめる。
展開含めて「見知らぬ乗客」や「ダイヤルMを廻せ」などのタイトルが台詞に出てきたり、設定自体もヒッチコックの「裏窓」を感じさせるものでサスペンス映画ファンには嬉しいし、レンタル屋のポスターにはちゃっかりアルジェントの「デス・サイト」のポスターが貼ってあったり、青年がフリッツ・ラングの「ノスフェラトゥ」を見ていたりと結構マニアックな感じで面白い☆
また青年は少年期に二人の女性が森の奥にある小屋で鶏を殺しているのを覗いて見つかり、逃げたという冒頭のシーンは鶏殺しの女性たちが結構イカれた感じで良いし、疑惑の女性の母親が殺されるシーンも血みどろさがあってアルジェントらしくて良い。
でも前半の映像や展開としては良かったものの、後半は結構普通になってしまったというか、殺人も起こらず大して盛り上がらない感じだし、冒頭のイカれた女性たちも何かのフリでラストに恐ろしいオチとして登場するのかとか勝手な期待もしていたが、全く触れられておらず終わるし、あの冒頭シーンは単に青年の「覗き」気質のルーツとして描いていただけのシーンだったのかもしれない。
それにしては強烈な印象だったしアルジェントならあの部分だけでも別の凄い話が撮れそうな気もする。
前々作「スリープレス」は結構アルジェントらしさが久々によく出ていた作品で素晴らしかったのだが、この作品も含め最近の「デス・サイト」や「愛しのジェニファー」などはちょっとパワーダウンな気もするので今撮ってるらしい魔女をテーマとした新作はアルジェントらしさ全開の内容であるよう期待したい。

大学で映画の勉強をしている青年が自分の部屋から見える向かいの部屋を覗いたのをきっかけに、そこに住む女性に興味を持つが、その女性の母親が殺される事件が起こり、青年はその事件にある謎を自分で解明しようと捜査を始めるが・・・・といった内容。
青年が通うビデオレンタル屋には「疑惑の女性」も通っており、彼女はヒッチコックの作品を好んでいる事から、殺人のからくりをヒッチコック作品に照らし合わせ推理していったりする展開は楽しめる。
展開含めて「見知らぬ乗客」や「ダイヤルMを廻せ」などのタイトルが台詞に出てきたり、設定自体もヒッチコックの「裏窓」を感じさせるものでサスペンス映画ファンには嬉しいし、レンタル屋のポスターにはちゃっかりアルジェントの「デス・サイト」のポスターが貼ってあったり、青年がフリッツ・ラングの「ノスフェラトゥ」を見ていたりと結構マニアックな感じで面白い☆
また青年は少年期に二人の女性が森の奥にある小屋で鶏を殺しているのを覗いて見つかり、逃げたという冒頭のシーンは鶏殺しの女性たちが結構イカれた感じで良いし、疑惑の女性の母親が殺されるシーンも血みどろさがあってアルジェントらしくて良い。
でも前半の映像や展開としては良かったものの、後半は結構普通になってしまったというか、殺人も起こらず大して盛り上がらない感じだし、冒頭のイカれた女性たちも何かのフリでラストに恐ろしいオチとして登場するのかとか勝手な期待もしていたが、全く触れられておらず終わるし、あの冒頭シーンは単に青年の「覗き」気質のルーツとして描いていただけのシーンだったのかもしれない。
それにしては強烈な印象だったしアルジェントならあの部分だけでも別の凄い話が撮れそうな気もする。
前々作「スリープレス」は結構アルジェントらしさが久々によく出ていた作品で素晴らしかったのだが、この作品も含め最近の「デス・サイト」や「愛しのジェニファー」などはちょっとパワーダウンな気もするので今撮ってるらしい魔女をテーマとした新作はアルジェントらしさ全開の内容であるよう期待したい。

by lucifuge
| 2007-05-31 19:11
| ドラマ/洋画