2007年 06月 21日
エマージング |
BOOK OFFの100円コーナーで何となく買った漫画「エマージング」(全2巻)を読んだ。
新宿で起こった身体が溶け、血が吹き出すという怪死事件を発端に広がる未知の伝染病の恐怖を描いた作品である。
作者はファンタスティックでホラー要素もあった「犬神」という作品で知られる外薗昌也であるが、今回は凄く現実的な恐怖を描いていて、もし今の日本で死亡率の高い未知の病原体が広がった場合の医療機関、政府、民衆の対応をリアルに表現しているし、読んでいて普通のホラー漫画とはまた違うコワさを感じた。(この作品はホラー漫画とは違うが)
それにホラー漫画とは違うものの、ウイルス感染の症状の描写はスプラッタ−というかリアルに表現されている分、結構残酷。
ラストの展開もホラーとして考えればありがちだが、こういう未知のものがどこにでもいて、いつ何をきっかけに人間の前に脅威として現われてくるかという警告めいたものも含んでいて、社会派的要素も感じられたり、様々な考えさせる要素を含んだ怖い漫画だった。
![エマージング_a0093332_22273566.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200706/21/32/a0093332_22273566.jpg)
新宿で起こった身体が溶け、血が吹き出すという怪死事件を発端に広がる未知の伝染病の恐怖を描いた作品である。
作者はファンタスティックでホラー要素もあった「犬神」という作品で知られる外薗昌也であるが、今回は凄く現実的な恐怖を描いていて、もし今の日本で死亡率の高い未知の病原体が広がった場合の医療機関、政府、民衆の対応をリアルに表現しているし、読んでいて普通のホラー漫画とはまた違うコワさを感じた。(この作品はホラー漫画とは違うが)
それにホラー漫画とは違うものの、ウイルス感染の症状の描写はスプラッタ−というかリアルに表現されている分、結構残酷。
ラストの展開もホラーとして考えればありがちだが、こういう未知のものがどこにでもいて、いつ何をきっかけに人間の前に脅威として現われてくるかという警告めいたものも含んでいて、社会派的要素も感じられたり、様々な考えさせる要素を含んだ怖い漫画だった。
![エマージング_a0093332_22273566.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200706/21/32/a0093332_22273566.jpg)
by lucifuge
| 2007-06-21 22:27
| 本/漫画