2007年 06月 22日
インプリント ぼっけえ、きょうてえ |
実力派ホラー系監督を集めたシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の1編「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」を見た。
この作品は日本の女流ホラー作家、岩井志麻子の原作を「殺し屋1」など残虐なバイオレンス描写で知られる三池崇史監督が映像化したものである。
明治時代の日本、迎えに来ると約束した小桃という遊女が再び訪れた時にはどこかに売られてしまい行方不明でずっと探し続けていたアメリカ人の記者クリストファーがたどりついたある遊廓の島で出会った異様な顔をした遊女から聞いたのはとてつもなく恐ろしい話だった・・・・といったストーリー。
作品のイメージとしては貧しい境遇、悲惨な生い立ちの末たどりついた残酷で悲しい歪んだ愛憎のストーリーといった感じにとらえて見ていたのだが、女の話が二転三転、とんでもなくドロドロした意外な真相、そしてカルトホラー「バスケットケース」にも通ずるような異様な展開には驚かされた。
それにいかにも三池監督といったサディスティックな「拷問シーン」も登場するが、その拷問する怪しい女の役を原作者である岩井志麻子自身が演じていてハマり過ぎているのが怖い!
また、話を語る異様な顔の女を演じるハリウッド女優として活躍もしている工藤夕貴は普段の役のイメージからま全く掛け離れていてかなり怪しく恐ろしいし、「アンタッチャブル」で冷酷な殺し屋を演じたビリー・ドラゴのクリストファ−役も単なる話の聞き手ではなく暗い秘密を持ったミステリアスな役柄でひとクセふたクセあるキャスティングは面白かった。
日本を舞台にしながらも全編英語の海外向け作品ながら、こういう日本独自のドロドロした怨念と因習によるような怖さは海外の監督には表現出来ないと思うし日本のホラーとしても良かったと思う。
ちなみに「ぼっけえ、きょうてえ」というのは備前の言葉で「物凄く怖い」という意味らしい。
この作品は日本の女流ホラー作家、岩井志麻子の原作を「殺し屋1」など残虐なバイオレンス描写で知られる三池崇史監督が映像化したものである。
明治時代の日本、迎えに来ると約束した小桃という遊女が再び訪れた時にはどこかに売られてしまい行方不明でずっと探し続けていたアメリカ人の記者クリストファーがたどりついたある遊廓の島で出会った異様な顔をした遊女から聞いたのはとてつもなく恐ろしい話だった・・・・といったストーリー。
作品のイメージとしては貧しい境遇、悲惨な生い立ちの末たどりついた残酷で悲しい歪んだ愛憎のストーリーといった感じにとらえて見ていたのだが、女の話が二転三転、とんでもなくドロドロした意外な真相、そしてカルトホラー「バスケットケース」にも通ずるような異様な展開には驚かされた。
それにいかにも三池監督といったサディスティックな「拷問シーン」も登場するが、その拷問する怪しい女の役を原作者である岩井志麻子自身が演じていてハマり過ぎているのが怖い!
また、話を語る異様な顔の女を演じるハリウッド女優として活躍もしている工藤夕貴は普段の役のイメージからま全く掛け離れていてかなり怪しく恐ろしいし、「アンタッチャブル」で冷酷な殺し屋を演じたビリー・ドラゴのクリストファ−役も単なる話の聞き手ではなく暗い秘密を持ったミステリアスな役柄でひとクセふたクセあるキャスティングは面白かった。
日本を舞台にしながらも全編英語の海外向け作品ながら、こういう日本独自のドロドロした怨念と因習によるような怖さは海外の監督には表現出来ないと思うし日本のホラーとしても良かったと思う。
ちなみに「ぼっけえ、きょうてえ」というのは備前の言葉で「物凄く怖い」という意味らしい。
by lucifuge
| 2007-06-22 22:10
| 映画/洋画