2007年 06月 27日
ゾディアック |
1960年代末から70年代にかけてアメリカで実際に起こった未解決の連続殺人事件を題材とした映画「ゾディアック」を見た。
犯人は「ゾディアック」と名乗り、新聞社に声明文と暗号を送りつけ、警察に挑戦してくるが・・・・といったストーリー。
ゲームのように次々事件を起こしていく犯人、事件の謎を追う刑事や新聞記者、漫画家など事件と関わった事で人生が変わっていってしまう人々の様子は人間ドラマとしてもサスペンスとしても濃厚で面白い。
話が展開していく上で様々な情報を推理、検証して浮かび上がってくる容疑者への手がかりなど、綿密に調査された上に作られたシナリオは見ていて説得力がある。
監督は「セブン」や「ファイトクラブ」のデビッド・フィンチャ−であるが、彼は映画を作る為に自らこの事件を再調査、そこで新たな証拠を発見し警察に届けたというから、そのこだわりようは並じゃなく映画も複雑で凝った作品に仕上がっていると思う。
でもいつもフィンチャ−がこだわっていた「映像」部分へのこだわりはいつもよりあまり見られなくて案外普通に撮った感じもするが。
この殺人鬼は映画「ダーティハリ−」に登場する殺人鬼「サソリ」のモデルにもなったが、この映画の中で「ダーティハリ−」が上映されるシーンが出てきたりと現実世界では犯人が捕まらないのに「ダーティハリ−」の中では犯人射殺という皮肉めいた演出もされている。
未解決ながらこの映画の中ではある程度まで謎に迫っているが、残された謎もいくつかあってまだまだこの先「切り裂きジャック」のように真相は何だったのかと伝説化していきそうな感じもする。
ただ、映画見た感じ、この犯人は結構目撃されたり、殺しそびれて顔を見られたりしているので現代で同じような事件が起きても今の捜査レベルなら早い段階で捕まってしまうだろうと思う。
最近の実際にあった事件を元にした映画では「ブラックダリア」があったが、あの作品は結構期待はずれだったのに比べ、今回の「ゾディアック」はサスペンスとしても人間ラマとしても総合的に良く出来ていたと思う。

犯人は「ゾディアック」と名乗り、新聞社に声明文と暗号を送りつけ、警察に挑戦してくるが・・・・といったストーリー。
ゲームのように次々事件を起こしていく犯人、事件の謎を追う刑事や新聞記者、漫画家など事件と関わった事で人生が変わっていってしまう人々の様子は人間ドラマとしてもサスペンスとしても濃厚で面白い。
話が展開していく上で様々な情報を推理、検証して浮かび上がってくる容疑者への手がかりなど、綿密に調査された上に作られたシナリオは見ていて説得力がある。
監督は「セブン」や「ファイトクラブ」のデビッド・フィンチャ−であるが、彼は映画を作る為に自らこの事件を再調査、そこで新たな証拠を発見し警察に届けたというから、そのこだわりようは並じゃなく映画も複雑で凝った作品に仕上がっていると思う。
でもいつもフィンチャ−がこだわっていた「映像」部分へのこだわりはいつもよりあまり見られなくて案外普通に撮った感じもするが。
この殺人鬼は映画「ダーティハリ−」に登場する殺人鬼「サソリ」のモデルにもなったが、この映画の中で「ダーティハリ−」が上映されるシーンが出てきたりと現実世界では犯人が捕まらないのに「ダーティハリ−」の中では犯人射殺という皮肉めいた演出もされている。
未解決ながらこの映画の中ではある程度まで謎に迫っているが、残された謎もいくつかあってまだまだこの先「切り裂きジャック」のように真相は何だったのかと伝説化していきそうな感じもする。
ただ、映画見た感じ、この犯人は結構目撃されたり、殺しそびれて顔を見られたりしているので現代で同じような事件が起きても今の捜査レベルなら早い段階で捕まってしまうだろうと思う。
最近の実際にあった事件を元にした映画では「ブラックダリア」があったが、あの作品は結構期待はずれだったのに比べ、今回の「ゾディアック」はサスペンスとしても人間ラマとしても総合的に良く出来ていたと思う。

by lucifuge
| 2007-06-27 21:45
| 映画/洋画