2007年 07月 01日
ドレスデン、運命の日 |
第二次大戦中に起こった「ドレスデン大空襲」を題材としたドイツ製作の映画「ドレスデン、運命の日」を見た。
ドイツの敗戦色が濃くなった1945年1月、奇跡的に空襲を逃れていたドイツ東部の街ドレスデンに暮らす看護士のアンナと野心家であるその婚約者アレクサンダー、イギリスからドレスデンを爆撃しに来たものの、撃墜され、アンナのいる病院にたどりついたパイロットのロバート。
物語はこの3人を中心に展開していくが、何か裏で企んでいそうな病院長であるアンナの父親やナチスの幹部党員、逃亡兵を探すゲシュタポ、ロバートに惹かれはじめるアンナなどそれぞれの人物の運命を交錯させながら、クライマックスの連合軍が決行するドレスデンへの大空襲を迫力いっぱいに描いていた。
それにしてもこの映画の主人公であるアンナは頑固で芯が強い女性に描いてながら、アレクサンダ−とロバートの間であっちフラフラ、こっちフラフラし過ぎで、キャラクターとしてどっちつかずな印象だし、中途半端に見える。まるでスパイダーマンのMJみたいなキャラ。
その割には戦争中の過酷な状況で綺麗ごとばかり言うし(自分は浮気しながら)、こういうキャラクターは見ていてちょっとイラつく感じだった。
まあそういうラブストーリーの側面は別にして見てみると、戦時中のドイツ国民のユダヤ人に対する露骨な差別の描写や、脇役として登場するユダヤ人と結婚したドイツ人女性の苦悩のドラマなど、ドイツの持つマイナスな部分もしっかり描かれていたのは良かったと思う。
またこの映画の見せ場である「ドレスデン大空襲」のシーンは実際の戦争映像もとりまぜつつダイナミックに作られていて凄く臨場感があるし、防空壕内部の息苦しさや爆弾が落ちる音の恐怖などリアルにパニック状態が伝わるうまい描き方だった。
日本ではあまり知られていない「ドレスデン大空襲」という街全てを完全破壊した悲惨な話をこの映画で知ったのは衝撃だった。

ドイツの敗戦色が濃くなった1945年1月、奇跡的に空襲を逃れていたドイツ東部の街ドレスデンに暮らす看護士のアンナと野心家であるその婚約者アレクサンダー、イギリスからドレスデンを爆撃しに来たものの、撃墜され、アンナのいる病院にたどりついたパイロットのロバート。
物語はこの3人を中心に展開していくが、何か裏で企んでいそうな病院長であるアンナの父親やナチスの幹部党員、逃亡兵を探すゲシュタポ、ロバートに惹かれはじめるアンナなどそれぞれの人物の運命を交錯させながら、クライマックスの連合軍が決行するドレスデンへの大空襲を迫力いっぱいに描いていた。
それにしてもこの映画の主人公であるアンナは頑固で芯が強い女性に描いてながら、アレクサンダ−とロバートの間であっちフラフラ、こっちフラフラし過ぎで、キャラクターとしてどっちつかずな印象だし、中途半端に見える。まるでスパイダーマンのMJみたいなキャラ。
その割には戦争中の過酷な状況で綺麗ごとばかり言うし(自分は浮気しながら)、こういうキャラクターは見ていてちょっとイラつく感じだった。
まあそういうラブストーリーの側面は別にして見てみると、戦時中のドイツ国民のユダヤ人に対する露骨な差別の描写や、脇役として登場するユダヤ人と結婚したドイツ人女性の苦悩のドラマなど、ドイツの持つマイナスな部分もしっかり描かれていたのは良かったと思う。
またこの映画の見せ場である「ドレスデン大空襲」のシーンは実際の戦争映像もとりまぜつつダイナミックに作られていて凄く臨場感があるし、防空壕内部の息苦しさや爆弾が落ちる音の恐怖などリアルにパニック状態が伝わるうまい描き方だった。
日本ではあまり知られていない「ドレスデン大空襲」という街全てを完全破壊した悲惨な話をこの映画で知ったのは衝撃だった。

by lucifuge
| 2007-07-01 19:39
| 映画/洋画