2007年 07月 16日
レザー・ブレイド |
1998年製作のイギリス産ヴァンパイア映画「レザー・ブレイド」をビデオで見た。
何世紀も昔、決闘によってある男に恋人を殺された女性リリスはその場で恋人を殺した男を撃つも何故か男は死なず、男の従者によって逆に撃たれてしまい、そのまま瀕死のリリスは男にとらわれてしまう。
実は男は吸血鬼でリリスを気に入ったために自らの血を与え、同じく吸血鬼にしてしまうのだが・・・・・時は流れて現在に至り、吸血鬼でありながら殺し屋の仕事をしているリリスは謎の組織イルミナティをめぐる陰謀に巻き込まれるが、その陰にいた黒幕とは・・・・といったストーリー。
不死身である吸血鬼がその特性を活かして人間社会での仕事を殺し屋にしているという設定は面白いし、銃や刀を中心にしたハードなアクションシーンは後に作られた「アンダーワールド」系吸血鬼映画を先取りしていた感もある。
ゴシックでボンテージ風のダークなファッションや吸血鬼愛好家が集うアングラ風な店での趣味の吸血鬼談義もマニアックで面白いし、映像センスもロックのPVを感じさせるような格好良さもあってイイ。
また吸血鬼は太陽は平気だが目は太陽に弱い為、普段はサングラスを着用するなど、この映画独自の設定も楽しめる。
しかしながらこういう雰囲気で前半の展開はわりとイイものの、後半の展開がグダグダな感じだし、後半の昼間の森で銃撃戦をしたりなんかのシーンでは前半のダークな雰囲気が台無しな感じ。
それに前半、殺しのターゲット宅にリリスが潜入するシーンはまるでコソ泥みたいにショボかったり、敵のアジトで見張りにいる連中を倒すためにリリスを使う手がかなり稚拙なのに簡単にひっかかってしまったり、他にはリリスに襲われた刑事がとっさにカーテンを開けて日光を照射されたリリスが慌ててサングラスを探すシーンが何か横山やすしのギャグ「メガネ、メガネ」みたいにも見えたりと、ところどころ珍妙に見えるシーンも色々あってちょっと変な映画という印象も感じた。
そして最後は「え〜っ!何それ?」って感じのオチがついていてある意味驚いたが、吸血鬼の持つ価値観とか生き方というものについての視点で考えると納得もいくオチのように思えるし、そうなると全体的には内容として深いのか軽いのかよくわからんような奇作だった。
何世紀も昔、決闘によってある男に恋人を殺された女性リリスはその場で恋人を殺した男を撃つも何故か男は死なず、男の従者によって逆に撃たれてしまい、そのまま瀕死のリリスは男にとらわれてしまう。
実は男は吸血鬼でリリスを気に入ったために自らの血を与え、同じく吸血鬼にしてしまうのだが・・・・・時は流れて現在に至り、吸血鬼でありながら殺し屋の仕事をしているリリスは謎の組織イルミナティをめぐる陰謀に巻き込まれるが、その陰にいた黒幕とは・・・・といったストーリー。
不死身である吸血鬼がその特性を活かして人間社会での仕事を殺し屋にしているという設定は面白いし、銃や刀を中心にしたハードなアクションシーンは後に作られた「アンダーワールド」系吸血鬼映画を先取りしていた感もある。
ゴシックでボンテージ風のダークなファッションや吸血鬼愛好家が集うアングラ風な店での趣味の吸血鬼談義もマニアックで面白いし、映像センスもロックのPVを感じさせるような格好良さもあってイイ。
また吸血鬼は太陽は平気だが目は太陽に弱い為、普段はサングラスを着用するなど、この映画独自の設定も楽しめる。
しかしながらこういう雰囲気で前半の展開はわりとイイものの、後半の展開がグダグダな感じだし、後半の昼間の森で銃撃戦をしたりなんかのシーンでは前半のダークな雰囲気が台無しな感じ。
それに前半、殺しのターゲット宅にリリスが潜入するシーンはまるでコソ泥みたいにショボかったり、敵のアジトで見張りにいる連中を倒すためにリリスを使う手がかなり稚拙なのに簡単にひっかかってしまったり、他にはリリスに襲われた刑事がとっさにカーテンを開けて日光を照射されたリリスが慌ててサングラスを探すシーンが何か横山やすしのギャグ「メガネ、メガネ」みたいにも見えたりと、ところどころ珍妙に見えるシーンも色々あってちょっと変な映画という印象も感じた。
そして最後は「え〜っ!何それ?」って感じのオチがついていてある意味驚いたが、吸血鬼の持つ価値観とか生き方というものについての視点で考えると納得もいくオチのように思えるし、そうなると全体的には内容として深いのか軽いのかよくわからんような奇作だった。
by lucifuge
| 2007-07-16 19:30
| 映画/洋画