スクリーミング |
大きな勢力を誇る謎の宗教「水晶教」。あるアパートに越してきた迷信などを研究する人類学専攻の大学生はタバコや酒に浸った不健康な生活を過ごしているが、水晶教の信者でもあるそこのアパートの若くセクシーな大家に惹かれ、彼女の勧めでジョギングなど健康的な生活を始め、禁煙もするが、それだけではない教団の怪しい儀式も受ける事になり、そして教団本部のあるピラミッドにも来るように言われるが、そこには・・・といったストーリー。
教団に関わった人間が血を抜かれて死体として発見される事件や過去にあったドイツでの教団追放事件、ドイツから教団を追ってきた刑事、謎の怪物、何故教団のメンバーは目をつけた人間を健康体にしようとするのか・・・などサスペンス要素としてはイイ感じだし、カルト宗教と吸血鬼という要素の組み合わせは面白いと思ったが、とにかく登場する怪物の造形がヒド過ぎる!
何だあれは!!!
まるで子供が粘土で作ったみたいなコウモリ型の怪物がストップモーションで動くのだが、あんな不格好なモンスターが登場するホラーは今まで見た事がない!
はっきり言って全然怖くもないし、あれに襲われて「キャーッ!」って・・・何か見ててまるでコント!
ある意味味があって面白いしバカ映画としては十分合格だがホラーとしては悲惨な出来の作品だった。

