2007年 07月 24日
ゴースト・ハウス |
「死霊のはらわた」や「スパイダーマン」で知られるサム・ライミが製作し、「THE EYE」で有名になったタイのホラー監督、オキサイド・パンが撮った「ゴースト・ハウス」を見た。
昔、何かがあったいわくつきの家とは知らずに購入したソロモン一家は娘ジェシカに関わるある問題を抱えており、その為にシカゴから田舎に引っ越してきて、ヒマワリの栽培をしようとしていた。
そしてたまたま家に通りがかり、父親ロイと仲良くなった男ジョンを農作業の手伝いとして雇う事にもなり、一家は順調に過ごしていたはずだったが家には謎の蠢く影があった・・・・といった内容。
タイトルからしてボンクラなガキどもがいわくつきの家で遊んで、そこに棲むバケモノに酷い目に合わされるようなよくあるホラーを想像していたが、そういう話ではなくて、過去の失敗から精神的に問題を抱えてしまった少女と彼女との関わりをうまく持てない家族〜といった設定や、ジェシカだけが目撃する霊の出現や怪現象によって、両親との信頼が壊れていく様子などホラー要素にうまく家族の人間ドラマを組み込んでいるのは単なるホラー映画ではない深みがある。
冒頭からどんどん攻めてくる感じの恐怖演出や音でビックリさせるようなオバケ屋敷的見せ方はアメリカ的であるが、何気ないシーンに霊がいたり背後から「ヒタヒタ・・・」って感じの霊の描き方はアジア的であったりでタイホラー出身監督ならではの東西ホラーテイストの融合はうまいと思った。
映画の雰囲気的には「悪魔の棲む家」+「ポルターガイスト」といった印象。
主演のクリステン・スチュワートはデビッド・フィンチャーの「パニック・ルーム」でジョディ・フォスターの娘役を演じていた女優だが、今回もちょっと不安定な感じの雰囲気をうまく出しているが、さらに赤ん坊である弟ボブ役の子供が何気ない視線や指をさす動作などで霊の位置を示したりといった演技が何より印象的だった。
冒頭のショックシーンが後にどうつながってくるかなど、話のからくりは途中で読めてしまって「やっぱり!」とは思ったが、それなりに見ていてドキドキしたし、心理ドラマ面もちゃんと作られているので結構良い出来のホラーだったと思う。
昔、何かがあったいわくつきの家とは知らずに購入したソロモン一家は娘ジェシカに関わるある問題を抱えており、その為にシカゴから田舎に引っ越してきて、ヒマワリの栽培をしようとしていた。
そしてたまたま家に通りがかり、父親ロイと仲良くなった男ジョンを農作業の手伝いとして雇う事にもなり、一家は順調に過ごしていたはずだったが家には謎の蠢く影があった・・・・といった内容。
タイトルからしてボンクラなガキどもがいわくつきの家で遊んで、そこに棲むバケモノに酷い目に合わされるようなよくあるホラーを想像していたが、そういう話ではなくて、過去の失敗から精神的に問題を抱えてしまった少女と彼女との関わりをうまく持てない家族〜といった設定や、ジェシカだけが目撃する霊の出現や怪現象によって、両親との信頼が壊れていく様子などホラー要素にうまく家族の人間ドラマを組み込んでいるのは単なるホラー映画ではない深みがある。
冒頭からどんどん攻めてくる感じの恐怖演出や音でビックリさせるようなオバケ屋敷的見せ方はアメリカ的であるが、何気ないシーンに霊がいたり背後から「ヒタヒタ・・・」って感じの霊の描き方はアジア的であったりでタイホラー出身監督ならではの東西ホラーテイストの融合はうまいと思った。
映画の雰囲気的には「悪魔の棲む家」+「ポルターガイスト」といった印象。
主演のクリステン・スチュワートはデビッド・フィンチャーの「パニック・ルーム」でジョディ・フォスターの娘役を演じていた女優だが、今回もちょっと不安定な感じの雰囲気をうまく出しているが、さらに赤ん坊である弟ボブ役の子供が何気ない視線や指をさす動作などで霊の位置を示したりといった演技が何より印象的だった。
冒頭のショックシーンが後にどうつながってくるかなど、話のからくりは途中で読めてしまって「やっぱり!」とは思ったが、それなりに見ていてドキドキしたし、心理ドラマ面もちゃんと作られているので結構良い出来のホラーだったと思う。
by lucifuge
| 2007-07-24 21:41
| 映画/洋画