決定版!本当にいる日本・世界の未知生物案内 |
この本はUMA(未確認動物)を中心に実際に存在する奇妙な生物や伝説や伝承で知られる妖怪や怪物の類いまで幅広く紹介した本で読んでいてなかなか面白いし、絵のネタにもなりそう♪
数年前、テレビでよく話題にあがっていたUMA「スカイフィッシュ」についても載っていたが、テレビでは蠅などの昆虫がビデオカメラの構造上ああいう風に映ってしまったというUMAファン的にはちょっと残念な結論についてはそういう場合もあるだろうが巨大なスカイフィッシュについてはそれでは説明がつかない為、まだまだ謎もありそうで新しい発見に期待したい。
またツチノコやイッシー、クッシー、ヒバゴンなど日本の有名なUMAはこれまでの目撃証言などの経緯の他、河童や人魚など昔から伝わる妖怪についての逸話や、見せ物の為に作られたっぽい鬼のミイラなどの検証などが面白く書かれているし、その中でもかって別府にあったらしく今は閉鎖された「怪物館」とよばれる妖怪のミイラなど多くの珍品を展示したテーマパークの話など凄く興味深かった。
こういうのが今もどこかにあればきっと楽しいのに!
世界のUMAを紹介した項目ではモンゴルの砂漠に生息するという毒を噴霧する1.5mくらいの巨大なミミズのような「オルゴイ・ホルホイ」や中国で見つかった不死の生命体ともいわれる「太歳」、翼のある猫、黒海にいたという50mの海蛇など気になるものが沢山あった。
それにしても昔、中国のある村で見つかり、「野人」と人間の間の子だという長身で全裸の男性が村に食べ物をもらいに来る様子の映像も公開された話についても載っていて、私もあの映像を見た時は衝撃を受けたのであるが、実はあの映像で野人とのハーフといわれていた男性は甲状腺異常の障害を持つ人間であって野人とは何の関係もなく全ては村人たちのデッチ上げだったという真相が書かれていてガッカリした。
中国は最近になって毒入り玩具や有害物質入り食品、段ボール肉まんのデッチ上げ事件など世間をダマすような事件が表に出てきているが、まさかこんなUMAの話までデッチ上げるなんて本当に残念であるし、夢を壊された気分(怒)
ただ、野人自体の話は他にいくつも目撃証言があるし、これが嘘だったからといって存在しないとは思えないが。
こういう世界にはまだまだ未知の部分があると思わせてくれたり、想像力をかきたててくれる本は読んでいて本当に面白かった。
ただ説明文に付け合わせのイラストのいくつかは結構ショボいのがあったので、あれなら私が描いた方が面白いのが描けそうとも思ってしまったが・・・。