2007年 10月 07日
個展準備日/「物語の真只中」展 |
今日は明日からの個展の準備の為に朝から新幹線で東京へ向かい昼頃に着いた。
画廊に着いてみると、先に作品を送ってあったので既に画廊の方がほとんどの展示をしてくれていて、私がする作業は少しだったが、多少私自身の準備の不備があったりで、個展をするにあたっての様々な注意事項を教えていただいたり勉強になる。
展示作品21点のうち2点が画廊主さんからあまりにも作品として力が足りてないので展示しない方がいいと言われたのだが、やはり数合わせというか間に合わせで描いたような作品はダメだとすぐわかるし、私も展示はやめる事にした。
また作品の運送を頼んだ会社についても酷い話を聞いて腹立たしかった。
「西膿運輸」という会社なのだが、安いと聞いて頼んでみると何と画廊に行くまでの階段で作品の入った箱を落したり(ワレモノ注意とシールが貼ってあるのにも関わらず・・・)運創業者としてありえない仕事の仕方をしてるし、額に傷もついていたりで(傷があった作品はたまたま今回展示をやめた作品だったからよかったものの)本当ここの会社はダメだと思った。
額を注文した画材屋が配送してきた時、何の梱包もしてなかったので箱入りの額なら梱包無しでも大丈夫なのかと甘い見通しで梱包を横着にした私も不備があったが人の荷物を運ぶ仕事をする者としては失格だと思うし、最初は帰りもここで頼もうかと思っていたが当然やめる事にした。
そんな腹立たしい事もあったが、画廊主さんは作品を全体的には良いって言ってくれたし、気に入った作品もあるとの話で幻想絵画の画廊としては草分け的な存在であるこの「青木画廊」の方のそう言っていただけるだけでも凄く嬉しかった。
ただ作品につけた値段が安すぎるのではないかと言われたが、私的には今回の展覧会は東京での初個展という事もあり、まだ全然知られていない私の作品と名前をコレクタ−の方々におぼえてもらうというか、現段階では購入しやすい価格で、今後私の絵にもっと価値があると思ってもらえるなら評価に値する価格をつけていきたいと思っているので今回はいうなれば「サービス」といった感じ。
まあ正直自分の作品にちゃんとした値段をつけるのが初めてなのでイマイチ相場がわからなかったというのもあるが、先月銀座の画廊を個展のDMを置かせてもらいに色々廻った時、「この大きさのこの絵で○○万円?」とバカみたいな値をつけて全く売れてないのを見て「あんまり高くつけてもダメそうだな〜」という考えが浮かんでしまったというのもあった。
その後、会期中来れないので先に見させてもらえないかというお客さんが見に来たのであるが、私の絵を見て「来たかいがあった」と言ってくれた上、何点か買って頂いたりで、関西で個展をした時には全く売れる気配すらなかった私の絵が個展の前日段階で売れるなんて凄くビックリした。
やはりそういう作品を求めているお客さんが集まる画廊ならではの事だろうし、私は自分の作品に合った画廊を見つける事が出来て凄く幸運だと思う。
準備も終わったのであとの時間は色々お世話になっている画家の大竹茂夫さんが参加している展覧会「物語の真只中」展を見に埼玉県の川口市まで見に行った。
大竹さんの作品は昔見たものもあったが何度見ても面白いし、特に今テンペラ技法に興味があるので、どういう風に描いてるのか、今日画廊で言われた額の選び方についての事など、普通に絵を見るだけではなく見る以外の部分にも注意して見た。
他の展示作家の方々も凄い作品で大竹さんの次に見たトーナス・カボチャラダムス(川原田徹)さんの作品は病的なまでに細かく描かれた群集とカボチャに執着したような不思議な世界で見ていて「和製ヒエロニムス・ボス」といった感覚をおぼえた。
また鴻池朋子さんの作品は巨大で凄いスケール感だし、自然の造形の面白さを活かしたまるで映画の1シーンのようなストーリー性と迫力のある作品だった。
今日1日で様々な新しい経験をしたが、明日からの個展でどんな反応が出るかも楽しみである。
画廊に着いてみると、先に作品を送ってあったので既に画廊の方がほとんどの展示をしてくれていて、私がする作業は少しだったが、多少私自身の準備の不備があったりで、個展をするにあたっての様々な注意事項を教えていただいたり勉強になる。
展示作品21点のうち2点が画廊主さんからあまりにも作品として力が足りてないので展示しない方がいいと言われたのだが、やはり数合わせというか間に合わせで描いたような作品はダメだとすぐわかるし、私も展示はやめる事にした。
また作品の運送を頼んだ会社についても酷い話を聞いて腹立たしかった。
「西膿運輸」という会社なのだが、安いと聞いて頼んでみると何と画廊に行くまでの階段で作品の入った箱を落したり(ワレモノ注意とシールが貼ってあるのにも関わらず・・・)運創業者としてありえない仕事の仕方をしてるし、額に傷もついていたりで(傷があった作品はたまたま今回展示をやめた作品だったからよかったものの)本当ここの会社はダメだと思った。
額を注文した画材屋が配送してきた時、何の梱包もしてなかったので箱入りの額なら梱包無しでも大丈夫なのかと甘い見通しで梱包を横着にした私も不備があったが人の荷物を運ぶ仕事をする者としては失格だと思うし、最初は帰りもここで頼もうかと思っていたが当然やめる事にした。
そんな腹立たしい事もあったが、画廊主さんは作品を全体的には良いって言ってくれたし、気に入った作品もあるとの話で幻想絵画の画廊としては草分け的な存在であるこの「青木画廊」の方のそう言っていただけるだけでも凄く嬉しかった。
ただ作品につけた値段が安すぎるのではないかと言われたが、私的には今回の展覧会は東京での初個展という事もあり、まだ全然知られていない私の作品と名前をコレクタ−の方々におぼえてもらうというか、現段階では購入しやすい価格で、今後私の絵にもっと価値があると思ってもらえるなら評価に値する価格をつけていきたいと思っているので今回はいうなれば「サービス」といった感じ。
まあ正直自分の作品にちゃんとした値段をつけるのが初めてなのでイマイチ相場がわからなかったというのもあるが、先月銀座の画廊を個展のDMを置かせてもらいに色々廻った時、「この大きさのこの絵で○○万円?」とバカみたいな値をつけて全く売れてないのを見て「あんまり高くつけてもダメそうだな〜」という考えが浮かんでしまったというのもあった。
その後、会期中来れないので先に見させてもらえないかというお客さんが見に来たのであるが、私の絵を見て「来たかいがあった」と言ってくれた上、何点か買って頂いたりで、関西で個展をした時には全く売れる気配すらなかった私の絵が個展の前日段階で売れるなんて凄くビックリした。
やはりそういう作品を求めているお客さんが集まる画廊ならではの事だろうし、私は自分の作品に合った画廊を見つける事が出来て凄く幸運だと思う。
準備も終わったのであとの時間は色々お世話になっている画家の大竹茂夫さんが参加している展覧会「物語の真只中」展を見に埼玉県の川口市まで見に行った。
大竹さんの作品は昔見たものもあったが何度見ても面白いし、特に今テンペラ技法に興味があるので、どういう風に描いてるのか、今日画廊で言われた額の選び方についての事など、普通に絵を見るだけではなく見る以外の部分にも注意して見た。
他の展示作家の方々も凄い作品で大竹さんの次に見たトーナス・カボチャラダムス(川原田徹)さんの作品は病的なまでに細かく描かれた群集とカボチャに執着したような不思議な世界で見ていて「和製ヒエロニムス・ボス」といった感覚をおぼえた。
また鴻池朋子さんの作品は巨大で凄いスケール感だし、自然の造形の面白さを活かしたまるで映画の1シーンのようなストーリー性と迫力のある作品だった。
今日1日で様々な新しい経験をしたが、明日からの個展でどんな反応が出るかも楽しみである。
by lucifuge
| 2007-10-07 20:54
| 芸術・アート/展覧会