2007年 10月 23日
真相! 禁忌 都市伝説〜ダルマ女は実在する! |
ミリオン出版発行のコンビニコミック「真相! 禁忌 都市伝説〜ダルマ女は実在する!」を読んだ。
東南アジアや香港でさらわれた女性旅行者が人身売買の末、手足を切られ、ダルマのような姿にされて見せ物小屋でさらされているというような都市伝説で有名な「ダルマ女」の話がどこまで本当なのかという調査ルポを漫画にしたものだが結構内容的にリアルというか信憑性があって恐い。
この都市伝説から派生したと思われるダルマ女の様々なバージョン、その後のダルマ女の話など様々な角度から手がかりを探し、調査していくのだが、まずは日本でも暴力団関係者が家出少女やワケあり女性、ホストにハマって借金まみれになった女性などを麻薬漬けにして避妊手術、性器整形などをし(こういう状態になった女性を「漬け物」とよぶらしい)海外に売り飛ばすという人身売買の話や中国や東南アジアでの人身売買組織の話、特に中国のエピソードでは「中国には食人文化というのがあっていまだに闇では買われた人間を料理して食べている所が実際にある」という話は衝撃だったし、そんな人間を人間とも思わないような連中ならダルマ女を作っていたとしても不思議はない気もする。
行方不明になった娘を探していた父親がマフィアのつてで見た見せ物でダルマ女が実は自分の娘だと気付き、救出したという話が実は本当らしいというエピソードも載っていて、現実に存在する都内のM病院にその女性が入院しているものの、女性は精神に異常をきたしてしまったらしく、病院への調査も禁止されたという話もあった。
人身売買の買い手は中国やアラブなど様々にいるらしいが、アラブ系の富豪は買った人間を犬や置き物仕様に改造したり自分の性的趣向に合った鬼畜な道楽を行なっているらしい話やそういう富豪の家の奴隷たちを米CIAが襲撃、救出した話などもあり、人身売買市場は世界中にあるという事実など恐ろしい話ばかりである。
人身売買の本拠地がスイスという話も載っていて意外だったが、ヨーロッパでは実際のスナッフ・フィルムが流通していたり闇市場では何があってもおかしくない状況らしい。
また東南アジアやインドでの貧しい人々が暮らす悲惨な環境(インドではマフィアが物乞いをさらに哀れに見せる為、健康な人間の手足を切ったりする上、勝手に臓器を取り出して売買してしまったりしている)や、そういう場所での「ダルマ女」の目撃証言など「ダルマ女」をめぐって世界の様々な知られざる残酷な問題をあらわしていたり、一見コンビニコミックという安っぽい本であるし漫画の絵も三流エロ漫画みたいな嘘くさいものであるのだが、扱っているテーマはかなり深刻で重いものであるし、世界中の組織暴力も絡む危険なものでもあるから真面目に犯罪告発本として出せず、こういういかにも怪しい三流本の形で出されたのかもしれない。
でもルポの内容的には漫画だから多少誇張はあるものの、真面目に調べられたものをまとめた衝撃の1冊位であると私は思う。

東南アジアや香港でさらわれた女性旅行者が人身売買の末、手足を切られ、ダルマのような姿にされて見せ物小屋でさらされているというような都市伝説で有名な「ダルマ女」の話がどこまで本当なのかという調査ルポを漫画にしたものだが結構内容的にリアルというか信憑性があって恐い。
この都市伝説から派生したと思われるダルマ女の様々なバージョン、その後のダルマ女の話など様々な角度から手がかりを探し、調査していくのだが、まずは日本でも暴力団関係者が家出少女やワケあり女性、ホストにハマって借金まみれになった女性などを麻薬漬けにして避妊手術、性器整形などをし(こういう状態になった女性を「漬け物」とよぶらしい)海外に売り飛ばすという人身売買の話や中国や東南アジアでの人身売買組織の話、特に中国のエピソードでは「中国には食人文化というのがあっていまだに闇では買われた人間を料理して食べている所が実際にある」という話は衝撃だったし、そんな人間を人間とも思わないような連中ならダルマ女を作っていたとしても不思議はない気もする。
行方不明になった娘を探していた父親がマフィアのつてで見た見せ物でダルマ女が実は自分の娘だと気付き、救出したという話が実は本当らしいというエピソードも載っていて、現実に存在する都内のM病院にその女性が入院しているものの、女性は精神に異常をきたしてしまったらしく、病院への調査も禁止されたという話もあった。
人身売買の買い手は中国やアラブなど様々にいるらしいが、アラブ系の富豪は買った人間を犬や置き物仕様に改造したり自分の性的趣向に合った鬼畜な道楽を行なっているらしい話やそういう富豪の家の奴隷たちを米CIAが襲撃、救出した話などもあり、人身売買市場は世界中にあるという事実など恐ろしい話ばかりである。
人身売買の本拠地がスイスという話も載っていて意外だったが、ヨーロッパでは実際のスナッフ・フィルムが流通していたり闇市場では何があってもおかしくない状況らしい。
また東南アジアやインドでの貧しい人々が暮らす悲惨な環境(インドではマフィアが物乞いをさらに哀れに見せる為、健康な人間の手足を切ったりする上、勝手に臓器を取り出して売買してしまったりしている)や、そういう場所での「ダルマ女」の目撃証言など「ダルマ女」をめぐって世界の様々な知られざる残酷な問題をあらわしていたり、一見コンビニコミックという安っぽい本であるし漫画の絵も三流エロ漫画みたいな嘘くさいものであるのだが、扱っているテーマはかなり深刻で重いものであるし、世界中の組織暴力も絡む危険なものでもあるから真面目に犯罪告発本として出せず、こういういかにも怪しい三流本の形で出されたのかもしれない。
でもルポの内容的には漫画だから多少誇張はあるものの、真面目に調べられたものをまとめた衝撃の1冊位であると私は思う。

by lucifuge
| 2007-10-23 14:32
| 本/コンビニ本