2007年 12月 10日
ナンバー23 |
ジム・キャリー主演のオカルティックなサスペンス・ミステリー映画「ナンバー23」を見た。
動物保護官を勤めるウォルター・スパロウは誕生日の日に妻から古書店で手に入れたという1册の本をプレゼントされる。
しかし、その本に書かれている主人公の姿はまるで自分ではないかと思える共通点が多く存在し、その本のストーリーにちりばめられた「23」という数字の謎が現実世界にも沢山ある事に気付き出すが・・・・・と行った内容。
「ダヴィンチ・コード」のベースになったともいわれ、陰謀文学の傑作ともいわれているロバート・アントン・ウィルソンの「イルミナティ三部作」から脚本家ファーンリー・フィリップスが着想を得て作られた物語であるが、事実歴史上起こっている衝撃的な事件が「23」という数字に共通していたり、一見23でない年号などの数字でも数字を足して行く事で23になるという(ある意味ここまでくるとこじつけになってくるが・・・)数秘術的なアナグラム、2÷3=0.666666になるから、悪魔の数字であるという話など、こういうミステリー系の物語の要素として合っているし好きな感じ。
でも実際「裸のランチ」で有名な小説家ウィリアム・バロウズは「23」に取り憑かれた一人だったらしいが・・・・。
話の入り口がこういう感じだったのでオカルト系の展開だと思って、世界的な陰謀か何かが動いていてそれに巻き込まれた主人公を想像していた所、意外な展開になっていて驚かされたし現実世界と本の中のストーリーにおける様々な伏線的要素が「なるほど!」とつながっていって面白かった!
まあ、もっとスケールが大きい展開があるのかと思っていたら案外こじんまりまとまってしまったという印象もあったが。
ジム・キャリーは「23」に翻弄され不安定になっていく現実世界でのウォルター役だけでなく、本の中のハードボイルドな主人公フィンガリング役も演じていたり、これまでのコメディキャラなイメージではなく、こういうジム・キャリーの演技もわりと面白いと思ったし、映画のイメージに合っていたと思う。
人間社会が情報、時間、経済などあらゆるものに「数字」を重要視している社会であるがゆえに、こういう謎はありえそうだと妄想してしまってもおかしくはないのかもしれないが、文明社会においては人間自体が「数字」がない生活など有り得なくなってしまってるし、そういう状態こそが既に数字に人間が支配されている「数字の呪縛」かもしれない。
動物保護官を勤めるウォルター・スパロウは誕生日の日に妻から古書店で手に入れたという1册の本をプレゼントされる。
しかし、その本に書かれている主人公の姿はまるで自分ではないかと思える共通点が多く存在し、その本のストーリーにちりばめられた「23」という数字の謎が現実世界にも沢山ある事に気付き出すが・・・・・と行った内容。
「ダヴィンチ・コード」のベースになったともいわれ、陰謀文学の傑作ともいわれているロバート・アントン・ウィルソンの「イルミナティ三部作」から脚本家ファーンリー・フィリップスが着想を得て作られた物語であるが、事実歴史上起こっている衝撃的な事件が「23」という数字に共通していたり、一見23でない年号などの数字でも数字を足して行く事で23になるという(ある意味ここまでくるとこじつけになってくるが・・・)数秘術的なアナグラム、2÷3=0.666666になるから、悪魔の数字であるという話など、こういうミステリー系の物語の要素として合っているし好きな感じ。
でも実際「裸のランチ」で有名な小説家ウィリアム・バロウズは「23」に取り憑かれた一人だったらしいが・・・・。
話の入り口がこういう感じだったのでオカルト系の展開だと思って、世界的な陰謀か何かが動いていてそれに巻き込まれた主人公を想像していた所、意外な展開になっていて驚かされたし現実世界と本の中のストーリーにおける様々な伏線的要素が「なるほど!」とつながっていって面白かった!
まあ、もっとスケールが大きい展開があるのかと思っていたら案外こじんまりまとまってしまったという印象もあったが。
ジム・キャリーは「23」に翻弄され不安定になっていく現実世界でのウォルター役だけでなく、本の中のハードボイルドな主人公フィンガリング役も演じていたり、これまでのコメディキャラなイメージではなく、こういうジム・キャリーの演技もわりと面白いと思ったし、映画のイメージに合っていたと思う。
人間社会が情報、時間、経済などあらゆるものに「数字」を重要視している社会であるがゆえに、こういう謎はありえそうだと妄想してしまってもおかしくはないのかもしれないが、文明社会においては人間自体が「数字」がない生活など有り得なくなってしまってるし、そういう状態こそが既に数字に人間が支配されている「数字の呪縛」かもしれない。
by lucifuge
| 2007-12-10 21:26
| 映画/洋画