2007年 12月 16日
中村宏/図画蜂起 |
古本屋で中村宏の画集「図画蜂起」を見つけたので購入した。
私はこの中村宏という画家を10月に見た「澁澤龍彦 幻想美術館」展の展示作品で初めて知って、その異様な作風が印象に残っていたのであるが、今回画集を見つけてより多くの作品が見られて嬉しい。
本の中を見てみると絵画の他に本の装丁などにも活躍されてきた人で、夢野久作や半村良、森村誠一などの本の装丁などデザイン的な作品も面白い。
作品としてはセーラー服を着た一つ目の少女が作品のモチーフに多く用いられているが、その一つ目少女と融合する機関車とか怪奇でエロティックなイメージは独特だし、漫画のような版画のような雰囲気でベタ面の黒の描き方にインパクトのあるシャープな白黒作品など機械的でモダンな要素を持ちながらどこかレトロな雰囲気があるのも不思議な感じ。
何か白黒系の作品を見ているとカルトな漫画雑誌「ガロ」に載っていたような作家の絵を思い出すが、中村氏はガロ系の作家に大きな影響を与えた人なのかも?
とにかく作品自体が強烈なオリジナリティーを持って迫ってくるようなインパクトがあるし、見ていると頭の中に異様な世界が広がっていきそうな妖しさを持った絵で、私も自分の作品にこれくらいの強烈なオリジナリティーとインパクトが持てるように、さらに自分なりのイメージを追求し続け頑張って制作したいと思った。
私はこの中村宏という画家を10月に見た「澁澤龍彦 幻想美術館」展の展示作品で初めて知って、その異様な作風が印象に残っていたのであるが、今回画集を見つけてより多くの作品が見られて嬉しい。
本の中を見てみると絵画の他に本の装丁などにも活躍されてきた人で、夢野久作や半村良、森村誠一などの本の装丁などデザイン的な作品も面白い。
作品としてはセーラー服を着た一つ目の少女が作品のモチーフに多く用いられているが、その一つ目少女と融合する機関車とか怪奇でエロティックなイメージは独特だし、漫画のような版画のような雰囲気でベタ面の黒の描き方にインパクトのあるシャープな白黒作品など機械的でモダンな要素を持ちながらどこかレトロな雰囲気があるのも不思議な感じ。
何か白黒系の作品を見ているとカルトな漫画雑誌「ガロ」に載っていたような作家の絵を思い出すが、中村氏はガロ系の作家に大きな影響を与えた人なのかも?
とにかく作品自体が強烈なオリジナリティーを持って迫ってくるようなインパクトがあるし、見ていると頭の中に異様な世界が広がっていきそうな妖しさを持った絵で、私も自分の作品にこれくらいの強烈なオリジナリティーとインパクトが持てるように、さらに自分なりのイメージを追求し続け頑張って制作したいと思った。
by lucifuge
| 2007-12-16 20:07
| 芸術・アート/画集