2007年 12月 17日
しゃばけ(ドラマ版) |
11月24日にフジテレビ系で放送された畠中恵原作のドラマ「しゃばけ」を録画してあったのを見てみた。
江戸時代後期を舞台に、江戸の日本橋で廻り舟や薬問屋を営む長崎屋という裕福な家の若旦那として生まれながらも病の身であり、あまり自由に出歩けない主人公一太郎は実は妖怪と話せて、妖怪たちも一太郎を慕い、守っているという秘密を持っていた。
ある夜、一太郎はこっそり家を抜け出し、どこかへ向かう途中殺人を目撃し、犯人に見つかって危機に瀕するが、妖怪たちの助けで何とか無事に帰ってくる。
しかし、その殺人はこれから起こる不可解な事件の幕開けに過ぎなかった・・・・といった物語。
まず、時代劇に殺人事件のミステリーという要素が加わっている設定は面白いし、その謎を解くのが妖怪と話せる青年と様様な妖怪たちという点が私好み。
ちなみにタイトルの「しゃばけ(=娑婆気)」とは俗世間に執着する欲望等の事をいうらしく、それが人間のものなのかそれともそれ以外のものなのかという事も事件の謎のヒントのひとつでもある。
また付喪神に関連するような事件の展開と並行して一太郎の兄に関わるエピソード、そして一太郎自身の出生の秘密など事件とは一見別ながらどこかつながっているミステリー要素の作り方も良かった。
登場する妖怪は犬神や白沢、かわうそや野寺坊などけっして怖くはなく、ユーモアあふれる不思議な存在として描かれているのも、まだ科学で迷信を全否定するような西洋の近代的文化が入ってくる前〜人間と妖怪が共存してたような、そんな時代を舞台にした物語の世界観にピッタリだったし、妖怪が登場する映像作品では今年見た「ゲゲゲの鬼太郎」よりずっと楽しめた。
オープニングタイトルには「第一弾」とあったのでそのうち続編もありそうだし、次はどんな不思議でミステリーな話が展開されるのか楽しみ。

江戸時代後期を舞台に、江戸の日本橋で廻り舟や薬問屋を営む長崎屋という裕福な家の若旦那として生まれながらも病の身であり、あまり自由に出歩けない主人公一太郎は実は妖怪と話せて、妖怪たちも一太郎を慕い、守っているという秘密を持っていた。
ある夜、一太郎はこっそり家を抜け出し、どこかへ向かう途中殺人を目撃し、犯人に見つかって危機に瀕するが、妖怪たちの助けで何とか無事に帰ってくる。
しかし、その殺人はこれから起こる不可解な事件の幕開けに過ぎなかった・・・・といった物語。
まず、時代劇に殺人事件のミステリーという要素が加わっている設定は面白いし、その謎を解くのが妖怪と話せる青年と様様な妖怪たちという点が私好み。
ちなみにタイトルの「しゃばけ(=娑婆気)」とは俗世間に執着する欲望等の事をいうらしく、それが人間のものなのかそれともそれ以外のものなのかという事も事件の謎のヒントのひとつでもある。
また付喪神に関連するような事件の展開と並行して一太郎の兄に関わるエピソード、そして一太郎自身の出生の秘密など事件とは一見別ながらどこかつながっているミステリー要素の作り方も良かった。
登場する妖怪は犬神や白沢、かわうそや野寺坊などけっして怖くはなく、ユーモアあふれる不思議な存在として描かれているのも、まだ科学で迷信を全否定するような西洋の近代的文化が入ってくる前〜人間と妖怪が共存してたような、そんな時代を舞台にした物語の世界観にピッタリだったし、妖怪が登場する映像作品では今年見た「ゲゲゲの鬼太郎」よりずっと楽しめた。
オープニングタイトルには「第一弾」とあったのでそのうち続編もありそうだし、次はどんな不思議でミステリーな話が展開されるのか楽しみ。

by lucifuge
| 2007-12-17 23:13
| ドラマ/邦画