2007年 12月 30日
ザ・シンプソンズ MOVIE |
1987年からアメリカで20年にわたって放送されているTVアニメ「シンプソンズ」の劇場版作品「ザ・シンプソンズ MOVIE」を見た。
アメリカの田舎町、スプリングフィールドを舞台に、そこに住むバカ親父のホーマーにバカ息子のバート、その妹で天才であるリサ、さらにその妹である1歳児だが結構曲者なマギー、そんな家族をやさしく見守る母マギーというシンプソン一家の面々を中心におバカな日常が展開されていくが、町にある湖に住民たちがゴミを捨てまくり、どんどん環境が汚染され、ホーマーのバカ行為のせいでそれが危険レベルに達してしまったため大統領と環境保護局は全体を巨大なドームで閉じ込めてしまい・・・・・・といったストーリー。
昔、まだシンプソンズなんて知らなかった頃、映画館で予告編前にこの「シンプソンズ」のショートストーリーが上映されていて「何だ?、このアホなアニメは!」と結構強烈なインパクトを受けたのだが、それがこんなに長く続いていて映画になるなんて思ってなかったし驚き。
シンプソンズはそのキャラクター性の面白さとディズニーアニメみたいな「純粋」でお利口さんじゃない「毒」のあるギャグ、現実のスターが登場して皮肉めいた事をさせられていたり、酷い目にあわせたり(今回はトム・ハンクスとシュワルツェネッガー、グリーンデイなどが登場)と子供が見たらいけなさそうな悪趣味さと危険さを持っているのも面白い。
絵は単純でこれといってうまくもないし、現在のハイクオリティな日本のアニメに比べたら映像的には何て事ないのであるが、この絵だからこそあのブラックなバカさが際立つし、このアニメに関しては映像どうこうの話は無意味な感じ。
まあ映画版だけあって普段バカしかやってないホーマーが町の人々のために大健闘したりと、普段とは違う姿を見せて大活躍みたいな~ちょっとドラえもんの映画のジャイアンみたいな部分があったが、ジャイアンほど「映画だけイイ人」な変貌ぶりはしないし、バカはバカでちゃんと残ってるのでその点は良かったと思う。
それにシンプソン一家の隣に住むフランダースさんは敬虔なキリスト教徒として劇中良い人に描かれているものの、部分部分のシーンで「お釈迦様なんかいない!」とかキリスト教の世界観からはみ出したものの存在は一切認めないような台詞があったり、ある意味ちょっと怖いものも含んでいそうなアメリカの理想的家族のキャラクターを描いている点も深い感じ。
シンプソンズのキャラクター構成ややってる事を見て何か日本の「天才バカボン」に似てる気がしたが、明らかにバカボンの方が古いし、赤塚不二夫のギャグセンスは既にアメリカの先を行っていたと考えたら凄いと思う。
今回も吹き替え版のみの上映だったが、声優がTVシリーズでの通常のキャスティングとは違って、タレントを起用しており、ホーマーに所ジョージ、マージに和田アキ子、バートにロンドンブーツあつし、リサにベッキーという配役だった。
私はホーマー役のイメージは「笑うせぇるすまん」の大平透での声があるので所ジョージの声は最後まで違和感があったが、それ以外のキャストについてはわりと合っていたと思う。

アメリカの田舎町、スプリングフィールドを舞台に、そこに住むバカ親父のホーマーにバカ息子のバート、その妹で天才であるリサ、さらにその妹である1歳児だが結構曲者なマギー、そんな家族をやさしく見守る母マギーというシンプソン一家の面々を中心におバカな日常が展開されていくが、町にある湖に住民たちがゴミを捨てまくり、どんどん環境が汚染され、ホーマーのバカ行為のせいでそれが危険レベルに達してしまったため大統領と環境保護局は全体を巨大なドームで閉じ込めてしまい・・・・・・といったストーリー。
昔、まだシンプソンズなんて知らなかった頃、映画館で予告編前にこの「シンプソンズ」のショートストーリーが上映されていて「何だ?、このアホなアニメは!」と結構強烈なインパクトを受けたのだが、それがこんなに長く続いていて映画になるなんて思ってなかったし驚き。
シンプソンズはそのキャラクター性の面白さとディズニーアニメみたいな「純粋」でお利口さんじゃない「毒」のあるギャグ、現実のスターが登場して皮肉めいた事をさせられていたり、酷い目にあわせたり(今回はトム・ハンクスとシュワルツェネッガー、グリーンデイなどが登場)と子供が見たらいけなさそうな悪趣味さと危険さを持っているのも面白い。
絵は単純でこれといってうまくもないし、現在のハイクオリティな日本のアニメに比べたら映像的には何て事ないのであるが、この絵だからこそあのブラックなバカさが際立つし、このアニメに関しては映像どうこうの話は無意味な感じ。
まあ映画版だけあって普段バカしかやってないホーマーが町の人々のために大健闘したりと、普段とは違う姿を見せて大活躍みたいな~ちょっとドラえもんの映画のジャイアンみたいな部分があったが、ジャイアンほど「映画だけイイ人」な変貌ぶりはしないし、バカはバカでちゃんと残ってるのでその点は良かったと思う。
それにシンプソン一家の隣に住むフランダースさんは敬虔なキリスト教徒として劇中良い人に描かれているものの、部分部分のシーンで「お釈迦様なんかいない!」とかキリスト教の世界観からはみ出したものの存在は一切認めないような台詞があったり、ある意味ちょっと怖いものも含んでいそうなアメリカの理想的家族のキャラクターを描いている点も深い感じ。
シンプソンズのキャラクター構成ややってる事を見て何か日本の「天才バカボン」に似てる気がしたが、明らかにバカボンの方が古いし、赤塚不二夫のギャグセンスは既にアメリカの先を行っていたと考えたら凄いと思う。
今回も吹き替え版のみの上映だったが、声優がTVシリーズでの通常のキャスティングとは違って、タレントを起用しており、ホーマーに所ジョージ、マージに和田アキ子、バートにロンドンブーツあつし、リサにベッキーという配役だった。
私はホーマー役のイメージは「笑うせぇるすまん」の大平透での声があるので所ジョージの声は最後まで違和感があったが、それ以外のキャストについてはわりと合っていたと思う。

by lucifuge
| 2007-12-30 21:58
| アニメ/洋画