2008年 01月 05日
エイリアンズvs.プレデター2 |
2004年に制作された「エイリアンvs.プレデター」の続編「エイリアンズvs.プレデター2」を見た。
「エイリアンvs.プレデター」とはいわずと知れたSFホラーの名作である「エイリアン」シリーズと「プレデター」シリーズを融合させた作品であり、前作は近未来の南極の地下で発見された超古代のピラミッドを舞台に、狩猟型異星人であるプレデターたちがそのピラミッドでエイリアンと戦い倒す事を成人の儀式にしていたがその場に人間が調査に入って巻き込まれてしまうといった内容だった。
前作のラストではエイリアンとの戦いを終え、宇宙船に戻ったプレデターの1人の体内からエイリアンの幼生であるチェスト・バスターが飛び出てきて、しかもそのチェスト・バスターの風貌にはプレデターの特徴が見て取れるという次回作への何らかの「期待」を感じさせるものであり、今回の続編ではまさにそのプレデターの特徴を備えたエイリアンである「プレデリアン」がストーリーに大きく関わってくる。
そして今回のストーリーであるが、プレデリアンによってプレデターの宇宙船は全滅、アメリカの田舎町ガニソンにある森に墜落してしまう。
そこからエイリアンたちは村人を次々襲い始め増殖し、一方プレデターの母星からはこの危機的状況を察知したエイリアン掃討のプロであるプレデター「ザ・クリーナー」がガニソンに飛来、エイリアンの駆除とそれにともなって出会ってしまった人間たちの抹殺も開始するが・・・・という感じの単純なストーリー。
前回は戦いがこじんまりしてしまった感じで少し物足りなかったが今回はエイリアンの襲撃やクリーナーとの戦闘シーンもなかなか作りこまれていてわりと良い。
でも多数のエイリアンたちに対するのがクリーナー1人だけというのはちょっとスケールが小さいし、好きなキャラクターであるエイリアンクィーンが登場しなかったのも少し不満。
私的にはもっと派手にプレデターの軍団とエイリアンの軍団が血みどろの戦いを展開するのが見たかったとも思ったが。
しかし新キャラクターであるプレデリアンの存在や、プレデリアンの特性、エイリアンクィーンとは違う繁殖方法など要素的には今後さらに面白い展開が期待できそうだし、通常のプレデターとは違うプロフェッショナルな戦い方(まるで科学捜査班みたいに被害現場のデータを収集して分析したり、トラップを仕掛けたりなど)をするクリーナーのキャラクターも良かった。
人間部分のドラマに関しては正直オマケ的な感じであるが、アメリカの青春ドラマや家族ドラマによくあるようなシチュエーションや普段パッとしないムショ帰りやいじめられっ子が危機的状況で大活躍するなどいかにもパターンを踏襲しながらエイリアンたちの存在によってそんな人間的なドラマの部分を情け容赦なくブチ壊していく描写はなかなか好きな感じ。
とくに一見ヒロインに思うような人間としては重要なキャラや、かわいい子供や良い人でも悲惨な事になったりと、エイリアンたちの脅威の前には人間の感情や存在など無意味でただの餌なのかもしれないという描き方が、まさに「怪物」こそこの映画の主役!という感じで私好みだった☆
ラストのオチというか事態の収拾については既に予告編の段階で読める映像が流れていたし、ヒント的には80年代のある名作ゾンビ・コメディ映画とか「バイオハザード2」に近い感じのものがあるが、ああいうパターンは今となってはもう古い気もするので、あのシチュエーションの場合はそろそろ新しい衝撃的なオチを考えてほしい気もする。
パンフレットにはコミックの中での「エイリアンvs.プレデター」について書かれていた記事があったが、その中にこの2つの狂暴な種族に加え、タ-ミネーターが戦いに混ざっているというのもあるらしくちょっと面白い。
生体に寄生して成長するエイリアンや体温感知で獲物を探すプレデターには機械のターミネ-ターは手強そうだし、時代設定的にもスカイネットが支配する地球にエイリアンとプレデターがいるというのはかなりハードな戦いになりそうで是非映画化してほしい♪
「エイリアンvs.プレデター」とはいわずと知れたSFホラーの名作である「エイリアン」シリーズと「プレデター」シリーズを融合させた作品であり、前作は近未来の南極の地下で発見された超古代のピラミッドを舞台に、狩猟型異星人であるプレデターたちがそのピラミッドでエイリアンと戦い倒す事を成人の儀式にしていたがその場に人間が調査に入って巻き込まれてしまうといった内容だった。
前作のラストではエイリアンとの戦いを終え、宇宙船に戻ったプレデターの1人の体内からエイリアンの幼生であるチェスト・バスターが飛び出てきて、しかもそのチェスト・バスターの風貌にはプレデターの特徴が見て取れるという次回作への何らかの「期待」を感じさせるものであり、今回の続編ではまさにそのプレデターの特徴を備えたエイリアンである「プレデリアン」がストーリーに大きく関わってくる。
そして今回のストーリーであるが、プレデリアンによってプレデターの宇宙船は全滅、アメリカの田舎町ガニソンにある森に墜落してしまう。
そこからエイリアンたちは村人を次々襲い始め増殖し、一方プレデターの母星からはこの危機的状況を察知したエイリアン掃討のプロであるプレデター「ザ・クリーナー」がガニソンに飛来、エイリアンの駆除とそれにともなって出会ってしまった人間たちの抹殺も開始するが・・・・という感じの単純なストーリー。
前回は戦いがこじんまりしてしまった感じで少し物足りなかったが今回はエイリアンの襲撃やクリーナーとの戦闘シーンもなかなか作りこまれていてわりと良い。
でも多数のエイリアンたちに対するのがクリーナー1人だけというのはちょっとスケールが小さいし、好きなキャラクターであるエイリアンクィーンが登場しなかったのも少し不満。
私的にはもっと派手にプレデターの軍団とエイリアンの軍団が血みどろの戦いを展開するのが見たかったとも思ったが。
しかし新キャラクターであるプレデリアンの存在や、プレデリアンの特性、エイリアンクィーンとは違う繁殖方法など要素的には今後さらに面白い展開が期待できそうだし、通常のプレデターとは違うプロフェッショナルな戦い方(まるで科学捜査班みたいに被害現場のデータを収集して分析したり、トラップを仕掛けたりなど)をするクリーナーのキャラクターも良かった。
人間部分のドラマに関しては正直オマケ的な感じであるが、アメリカの青春ドラマや家族ドラマによくあるようなシチュエーションや普段パッとしないムショ帰りやいじめられっ子が危機的状況で大活躍するなどいかにもパターンを踏襲しながらエイリアンたちの存在によってそんな人間的なドラマの部分を情け容赦なくブチ壊していく描写はなかなか好きな感じ。
とくに一見ヒロインに思うような人間としては重要なキャラや、かわいい子供や良い人でも悲惨な事になったりと、エイリアンたちの脅威の前には人間の感情や存在など無意味でただの餌なのかもしれないという描き方が、まさに「怪物」こそこの映画の主役!という感じで私好みだった☆
ラストのオチというか事態の収拾については既に予告編の段階で読める映像が流れていたし、ヒント的には80年代のある名作ゾンビ・コメディ映画とか「バイオハザード2」に近い感じのものがあるが、ああいうパターンは今となってはもう古い気もするので、あのシチュエーションの場合はそろそろ新しい衝撃的なオチを考えてほしい気もする。
パンフレットにはコミックの中での「エイリアンvs.プレデター」について書かれていた記事があったが、その中にこの2つの狂暴な種族に加え、タ-ミネーターが戦いに混ざっているというのもあるらしくちょっと面白い。
生体に寄生して成長するエイリアンや体温感知で獲物を探すプレデターには機械のターミネ-ターは手強そうだし、時代設定的にもスカイネットが支配する地球にエイリアンとプレデターがいるというのはかなりハードな戦いになりそうで是非映画化してほしい♪
by lucifuge
| 2008-01-05 22:46
| 映画/洋画