天下ご麺/山水地鶏の塩そば |
この店はテレビの「ガチンコ!ラーメン道」などの出演で知られる関東の有名店「支那そばや」の佐野実氏のもとで修行した店主が滋賀県でやっている店の京都店らしい。
入ってみると店構えというか席の作りが変わっていて、まるで映画館の席みたいに調理場に向かって1方向に向いた席が階段状に設置されている。
とりあえずはここの店のお薦めっぽい「山水地鶏の塩そば」というのを注文(注文といってもここは食券システムなので買ったチケットを渡すだけだが、私的にはラーメン屋は威勢良く店員が注文聞いてくれる方が好き)、わりと早い時間でラーメンがきた。
まずスープは鶏や魚ダシ系がブレンドされたようなアッサリ味でとても食べやすいし、アッサリしているといっても塩味はしっかり効いていて細麺にうまく絡んで美味しい。
またトッピングは味がしっかり付きながらしつこくない程度の味付けに抑えた鶏肉製のチャーシューやあぶって香ばしい風味のする鶏肉などこの塩味スープにあってるし、アッサリ感だけでなく黄身がトロトロの煮卵の持つコッテリ風味も楽しめるのに加え、とろろ昆布や小松菜は全体の和風感をバランス良くまとめるのにうまく活かされている感じ。
器も変わっていて、よくある中華風のラーメン丼ではなく楕円に変形した一風変わった感じの器を使ってるのもこだわりが感じられるというか雰囲気が出ているし、これはもはや「ラーメン」というよりか丁寧に作りこまれた「和食」という印象も受けた。
ただ1食の量的には男が食べるには少し少ない感じでボリューム不足だったものの、味や作りこみは確かなもので美味しかったし、これで700円ならまあ納得がいくレベル。
他にも海老味噌そばとか黒そばとか食べて見たいメニューも色々あったのでまたそのうち行ってみたい。
