2008年 03月 04日
漫画 川口浩探検隊 |
前に古本屋で買ったコンビニ・コミック「漫画 川口浩探検隊」をッ読んでみた。
「川口浩探検隊」といえば70年代末から80年代中期にかけてテレビ朝日で放送されていた川口浩を隊長とするチームが世界各地の未知の生物や謎を追って冒険するシリーズであり、この本はそのいくつかのエピソードを漫画として再現したものである。
収録エピソードとしては、「双頭の怪蛇ゴーグ」や「謎の原始猿人バーゴン」、「幻の魔獣バラナーゴ」、「巨大怪鳥ギャロン」、「原始恐竜魚ガーギラス」と相変わらずな大げさで興味をひく派手なタイトルが並んでいるが、中でも私が放送を実際に見た記憶がハッキリあるのは「双頭の怪蛇ゴーグ」である。
南部タイにあるというカウング島にいるという双頭の大蛇を探検隊の一行が探しに行くのだが、漫画では凄く巨大な双頭の蛇が洞窟にいたのを一瞬目撃したように描かれているが、私の記憶では洞窟の上の方にある穴からチョコッと小さな双頭の蛇らしきものが頭を一瞬出したのが映っただけだった気が・・・・・あの大げさ演出は漫画でも変わらない所が何だか楽しい!(笑)
でもこういういかにも怪しく胡散臭い番組だったにもかかわらず、このシリーズには世界のどこかにいるかもしれないまだ見ぬ未知の生物に対するロマンや、見る過程で探検隊の危険で困難な道のりに感情移入したり冒険気分にさせてくれる面白さがあったし、どのエピソードも最後は結局微妙なヤラセっぽい映像とかうやむやにしてしまう展開ながら当時は子供心に毎回ワクワクしながら見ていた気がする。
私は「双頭の怪蛇ゴーグ」放送の回の翌日など無地の自由帳ノートに一瞬見たショボいゴーグの映像から想像を広げ、怪獣的に描いた絵を小学校の友達に見せたりもしていたし、このシリーズは私の今の作品世界にも影響を与えた番組のひとつであるともいえる。
他の収録作品ではバラナーゴはただのオオトカゲな気がするし、ガーギラスはワニのような口を持つアリゲーターガーって魚な気もするが昔はそういった様々な変わった生物の存在が一般的にはあまり知られていなかったし、ミステリアスな存在として魅力であったと思う。
2000年以降はこの探検隊を藤岡弘を隊長にリニューアルした新シリーズが放送されてこちらも毎回放送のたびに見ているが、相変わらずな展開はやはり嬉しいながら今見るとちょっと滑稽。
謎の原始人を探しに行った時はアダモちゃんみたいなオッサンが棍棒持って歩いているのが一瞬映っただけだったし、地底人を探しに行った時は後頭部の仮面をつけて身体に色を塗った怪しい人物が動いているのがチラッと映るだけだったり「結局何?」でロッキーのテーマとともに終わる所がある意味凄いのだが・・・・。
そういう曖昧な結末とかヤラセっぽい番組の作りなどから、このシリーズってある意味かって流行った「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のようなフェイク・ドキュメンタリー手法のエンターティメントの先駆けであるともいえるかも?

「川口浩探検隊」といえば70年代末から80年代中期にかけてテレビ朝日で放送されていた川口浩を隊長とするチームが世界各地の未知の生物や謎を追って冒険するシリーズであり、この本はそのいくつかのエピソードを漫画として再現したものである。
収録エピソードとしては、「双頭の怪蛇ゴーグ」や「謎の原始猿人バーゴン」、「幻の魔獣バラナーゴ」、「巨大怪鳥ギャロン」、「原始恐竜魚ガーギラス」と相変わらずな大げさで興味をひく派手なタイトルが並んでいるが、中でも私が放送を実際に見た記憶がハッキリあるのは「双頭の怪蛇ゴーグ」である。
南部タイにあるというカウング島にいるという双頭の大蛇を探検隊の一行が探しに行くのだが、漫画では凄く巨大な双頭の蛇が洞窟にいたのを一瞬目撃したように描かれているが、私の記憶では洞窟の上の方にある穴からチョコッと小さな双頭の蛇らしきものが頭を一瞬出したのが映っただけだった気が・・・・・あの大げさ演出は漫画でも変わらない所が何だか楽しい!(笑)
でもこういういかにも怪しく胡散臭い番組だったにもかかわらず、このシリーズには世界のどこかにいるかもしれないまだ見ぬ未知の生物に対するロマンや、見る過程で探検隊の危険で困難な道のりに感情移入したり冒険気分にさせてくれる面白さがあったし、どのエピソードも最後は結局微妙なヤラセっぽい映像とかうやむやにしてしまう展開ながら当時は子供心に毎回ワクワクしながら見ていた気がする。
私は「双頭の怪蛇ゴーグ」放送の回の翌日など無地の自由帳ノートに一瞬見たショボいゴーグの映像から想像を広げ、怪獣的に描いた絵を小学校の友達に見せたりもしていたし、このシリーズは私の今の作品世界にも影響を与えた番組のひとつであるともいえる。
他の収録作品ではバラナーゴはただのオオトカゲな気がするし、ガーギラスはワニのような口を持つアリゲーターガーって魚な気もするが昔はそういった様々な変わった生物の存在が一般的にはあまり知られていなかったし、ミステリアスな存在として魅力であったと思う。
2000年以降はこの探検隊を藤岡弘を隊長にリニューアルした新シリーズが放送されてこちらも毎回放送のたびに見ているが、相変わらずな展開はやはり嬉しいながら今見るとちょっと滑稽。
謎の原始人を探しに行った時はアダモちゃんみたいなオッサンが棍棒持って歩いているのが一瞬映っただけだったし、地底人を探しに行った時は後頭部の仮面をつけて身体に色を塗った怪しい人物が動いているのがチラッと映るだけだったり「結局何?」でロッキーのテーマとともに終わる所がある意味凄いのだが・・・・。
そういう曖昧な結末とかヤラセっぽい番組の作りなどから、このシリーズってある意味かって流行った「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のようなフェイク・ドキュメンタリー手法のエンターティメントの先駆けであるともいえるかも?

by lucifuge
| 2008-03-04 23:05
| 本/コンビニ本