2008年 03月 23日
夜想♯ヴァンパイア |
去年秋に出て気になっていたものの、買いそびれていたダーク系文化を網羅した雑誌「夜想」の特集「ヴァンパイア」をジュンク堂書店で見つけたので購入した。
映画をはじめ小説やアートなど様々な文化世界におけるヴァンパイアの記事が載った内容で盛り沢山!
特にアートの部分では好きな作家の一人である山本タカト氏の作品が載っており、描かれているモチーフは部分的にグロテスクながら、装飾的でもあり美しいし、超細密な描き込みと独特なエロチシズムには圧倒される。
また、残酷と耽美が入り混じったような戦前の日本的イメージの世界を展開する漫画家、丸尾末広の作品や洋風ゴシックファンタジー的な世界を展開する小島文美の作品も凄く私の好みだし、恋月姫の人形を野波浩が撮った幻想的作品も面白い☆
同じヴァンパイアをテーマにしていても作家によって様々なイメージが展開されているし、私だったらどんなヴァンパイアが描けるだろうとまた想像が広がった。
映画の記事に関しては主にムルナウ監督の「ノスフェラトゥ」とかブラウニング監督、ベラ・ルゴシ主演の「魔人ドラキュラ」他、ロン・チェニー主演作品など古典的名作をはじめ、ハマー・プロの作品や日本の吸血鬼映画、90年代におけるフランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」やアン・ライス原作の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」など色んなパターンの吸血鬼映画についての考察が書かれているのも興味深い。
それからブラム・ストーカーやアン・ライス、菊地秀行など文学におけるヴァンパイアやゴシック小説の世界、ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュや吸血鬼伝説が生まれた背景と疫病との関係など歴史的な視点からの記事もあったり、あらゆる角度から「ヴァンパイア」が楽しめる本で楽しめた。
映画をはじめ小説やアートなど様々な文化世界におけるヴァンパイアの記事が載った内容で盛り沢山!
特にアートの部分では好きな作家の一人である山本タカト氏の作品が載っており、描かれているモチーフは部分的にグロテスクながら、装飾的でもあり美しいし、超細密な描き込みと独特なエロチシズムには圧倒される。
また、残酷と耽美が入り混じったような戦前の日本的イメージの世界を展開する漫画家、丸尾末広の作品や洋風ゴシックファンタジー的な世界を展開する小島文美の作品も凄く私の好みだし、恋月姫の人形を野波浩が撮った幻想的作品も面白い☆
同じヴァンパイアをテーマにしていても作家によって様々なイメージが展開されているし、私だったらどんなヴァンパイアが描けるだろうとまた想像が広がった。
映画の記事に関しては主にムルナウ監督の「ノスフェラトゥ」とかブラウニング監督、ベラ・ルゴシ主演の「魔人ドラキュラ」他、ロン・チェニー主演作品など古典的名作をはじめ、ハマー・プロの作品や日本の吸血鬼映画、90年代におけるフランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」やアン・ライス原作の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」など色んなパターンの吸血鬼映画についての考察が書かれているのも興味深い。
それからブラム・ストーカーやアン・ライス、菊地秀行など文学におけるヴァンパイアやゴシック小説の世界、ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュや吸血鬼伝説が生まれた背景と疫病との関係など歴史的な視点からの記事もあったり、あらゆる角度から「ヴァンパイア」が楽しめる本で楽しめた。
by lucifuge
| 2008-03-23 22:00
| 本/雑誌・増刊