Mara |
またサキュバスやインキュバスのような夢魔同類ともいわれており、デンマークにおけるマ-ラは女吸血鬼の事とされるが、そういったイメージから想像を広げて「マーラ」を題材に独自の設定やストーリーを展開して作品を描いてみた。
私のイメージとしては白いドレスに白い仮面、白髪のマーラと黒いドレスに黒い仮面、黒髪のマーラという2つのイメージが浮かんだのでそれぞれ描いてみた。
「白いドレスのマーラ」は人間の中で処女の血のみを糧とする事を誇りとしていて、処女の血がマーラの身体に特殊な作用をし得られる魔力からいくつかの魔術を使う事が出来たり、使い魔に白猫や蛇を従えているといったイメージ。
「黒いドレスのマーラ」は人間の中でも犯罪者のような邪悪な人間の血ばかりを好み、その血に流れる邪悪さから得た魔力で魔術を使う事が出来て、黒猫やドラゴンを使い魔に従えているというイメージ。
仮面はそれぞれの集団を象徴するシンボルであり、魔術アイテムのひとつであるが、仮面の下の素顔は自らの集団の者にしか見せてはいけないという掟がある。
白の者が黒の者に素顔を見られた場合、もしくはその逆の場合は見られた者は相手に自らの血を全て吸われ命を奪われてしまう。・・・・などと元々の伝説からかなり飛躍した勝手な想像ストーリーになってしまったが、こういう設定を作っていくと、その世界観の中からまた新たな作品も出来てきそう。