2008年 04月 15日
ジャンパー |
「スターウォーズ」の新シリーズで主人公アナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンが主演したSFアクション映画「ジャンパー」を見た。
ジャンパーとはテレポーテーション(瞬間移動)能力を持つ超能力者の事である。
5歳の時に母が失踪後、家では酒乱の父に暴力を受け、学校ではいまいちパッとせずイジメられっ子だったデヴィッドはあるきっかけで命の危険に遭遇した事から「ジャンパー」の能力に目覚め、今の日常からその能力を使って抜け出そうとする。
次第に能力の使い方がわかってきたデヴィッドは世界中の様々な場所にでも簡単に移動できるようになり、銀行の金庫からお金を盗んだりしながら豪勢な生活を楽しんでいた・・・・しかしある日「ジャンパー」を狩る存在であるという「パラディン」の連中が現われ彼の命を狙うが、同じくジャンパ-であるグリフィンと出会って助けられたり、初恋の女性ミリーとの再会し旅行したり、失踪した母の謎など様々な出来事が交錯する中、デヴィッドとグリフィンはパラディン達との最後の戦いに挑む事になる・・・・といった内容。
この映画の中で敵として登場するパラディンは中世から存在し「ジャンパーの力は神のみが持つ事を許されるもの」で「人が持つ事は許されない」と多くのジャンパーを虐殺してきた狂信的集団という設定で、ジャンパーの能力者ではない血族や友人を皆殺しにしようとするなど多少やり過ぎな感じはあるが、確かにジャンパーは劇中でも銀行から大金やを盗んだりショールームに置いてあるベンツを乗り逃げ、ジャンプの際に起こる周囲のものの破壊とか、ある意味普通の人間社会からすると迷惑かけまくりな厄介な存在だし、超能力を持った犯罪者ってかなりタチが悪い気もする・・・。
なので見ていてジャンパー側にしてもパラディン側にしてもちょっと感情移入するには納得しにくいというかお互い自業自得だから勝手にやっとけって感じにもなってくるし、こういった設定から人間ドラマ面に関しては薄っぺらかった印象。
しかしあらゆる場所に瞬間移動する映像表現に関してはなかなか見ごたえがあって良かったし、スフィンクスの上でランチとかビッグベンに立つデヴィッド、サハラ砂漠やキリマンジャロの山への移動など映像を楽しむ分にはそこそこ良かったかも。
またローマやパリのシーンに加え東京も映っていて、SF映画でまるで世界旅行をするような楽しみ方が出来るのは面白いし、東京のシーンでは地下での駅の通路が何か見た事あるような・・・と思ったらあれはおそらく去年個展の時に宿泊先から画廊まで通った銀座の駅の通路な気が~と思ったり映画自体のストーリーやキャラクターよりも世界各地や日本が映っているという点が印象に残るような、SFとしては作りこみが物足らないが旅番組みたいな楽しみ方が出来る映画だった。

ジャンパーとはテレポーテーション(瞬間移動)能力を持つ超能力者の事である。
5歳の時に母が失踪後、家では酒乱の父に暴力を受け、学校ではいまいちパッとせずイジメられっ子だったデヴィッドはあるきっかけで命の危険に遭遇した事から「ジャンパー」の能力に目覚め、今の日常からその能力を使って抜け出そうとする。
次第に能力の使い方がわかってきたデヴィッドは世界中の様々な場所にでも簡単に移動できるようになり、銀行の金庫からお金を盗んだりしながら豪勢な生活を楽しんでいた・・・・しかしある日「ジャンパー」を狩る存在であるという「パラディン」の連中が現われ彼の命を狙うが、同じくジャンパ-であるグリフィンと出会って助けられたり、初恋の女性ミリーとの再会し旅行したり、失踪した母の謎など様々な出来事が交錯する中、デヴィッドとグリフィンはパラディン達との最後の戦いに挑む事になる・・・・といった内容。
この映画の中で敵として登場するパラディンは中世から存在し「ジャンパーの力は神のみが持つ事を許されるもの」で「人が持つ事は許されない」と多くのジャンパーを虐殺してきた狂信的集団という設定で、ジャンパーの能力者ではない血族や友人を皆殺しにしようとするなど多少やり過ぎな感じはあるが、確かにジャンパーは劇中でも銀行から大金やを盗んだりショールームに置いてあるベンツを乗り逃げ、ジャンプの際に起こる周囲のものの破壊とか、ある意味普通の人間社会からすると迷惑かけまくりな厄介な存在だし、超能力を持った犯罪者ってかなりタチが悪い気もする・・・。
なので見ていてジャンパー側にしてもパラディン側にしてもちょっと感情移入するには納得しにくいというかお互い自業自得だから勝手にやっとけって感じにもなってくるし、こういった設定から人間ドラマ面に関しては薄っぺらかった印象。
しかしあらゆる場所に瞬間移動する映像表現に関してはなかなか見ごたえがあって良かったし、スフィンクスの上でランチとかビッグベンに立つデヴィッド、サハラ砂漠やキリマンジャロの山への移動など映像を楽しむ分にはそこそこ良かったかも。
またローマやパリのシーンに加え東京も映っていて、SF映画でまるで世界旅行をするような楽しみ方が出来るのは面白いし、東京のシーンでは地下での駅の通路が何か見た事あるような・・・と思ったらあれはおそらく去年個展の時に宿泊先から画廊まで通った銀座の駅の通路な気が~と思ったり映画自体のストーリーやキャラクターよりも世界各地や日本が映っているという点が印象に残るような、SFとしては作りこみが物足らないが旅番組みたいな楽しみ方が出来る映画だった。

by lucifuge
| 2008-04-15 21:56
| 映画/洋画