2008年 04月 19日
ザ・フィースト |
ハリウッドの有名スターであるマット・デイモンとベン・アフレックが作った会社「ライブ・プラネット社」が自分たちが本当に見たい映画を作るためテレビで新人発掘オーディション番組「プロジェクト・グリーン・ライト」を企画し、その中から生まれた新人による脚本を映画化した作品がこの「ザ・フィースト」である。
荒野のある酒場にそれぞれの事情を持ってやってきている個性的な登場人物たち・・・・そこへ突然「怪物がやってくる!ここは危険だ!」と言う男が現われ、そうこうするうちに男は謎の怪物によって殺され、酒場は侵入してきた怪物によって大混乱になる・・・・それからさっき殺害された男の妻だという女性が現われ一緒に戦う事になるが・・・・・といった単純なストーリー。
とりあえず設定や展開は単純ながら、登場人物の見せ方やストーリー展開の中で一見ヒーローやヒロインになりそうな人間がアッサリ殺されて役割が変わっていったり、こういった命に関わる極限状態の中酒場内の人間同士での腹の探り合いや揉め事が起きて意外に怪物の存在より人間の汚い部分や恐ろしさをうまく表現していたりと、いかにもB級なイメージのホラーながら結構内容は濃くて面白く出来ている。
映像的には謎の怪物の造形は、なかなか不気味で過剰なキバの表現とか狂暴なイメージにデザインされていて好きな感じだし、怪物のウジ虫混じりのゲロをかけられた男の身体がどんどん気持ち悪い状態になっていったり、首や足の切断、目や腹をえぐる映像など、かなり過激な血みどろスプラッター表現はコアナホラーファンにとっては嬉しく、ホラー映画において見たいものをみんな見せてくれたような満足感があった。
それにしても怪物と戦う中で登場人物の一人が「人間ナメんな~!」と叫ぶシーンがあったが、最近織田裕二のモノマネでよく出ている芸人山本高広がアフリカの番組で象にキレる織田裕二のマネ「類人猿ナメんな~!」というのをやってたのを思い出して何か笑いそうになってしまった(笑)
出演者の一人にかって90年代のグランジ/オルタナティヴ・ロックブームの頃に[ロリンズ・バンド]のヴォーカルとして活躍したヘンリー・ロリンズが本人のイメージとまるで違うキザったらしい理屈っぽい男を演じていたのが面白かったが役柄的に格好良くはない印象。
ラストシーンでは(ネタバレになるが、といってもネタってほどでもないが)生存者たちが何とか酒場から車に乗り込み逃げるシーンがあるのだが(ここでエンディング曲が開始されるも)、いったんかかったエンジンが切れてしまい(エンディング曲も中断)何か起こるのかと思いきや、しばらくしてまたちゃんとかかって去っていって(普通にエンディング曲も再開、まあその後ホラー映画らしいオマケもちょっとあるが)一体何だったのか?と思わせる。
最近の映画はラストを何バージョンか作ったりもするので、実はそこのシーンでも全員死んだりとかのパターンで作っていたバージョンがあるのかもしれないが、どうだったのだろう?
怪物が何故酒場を襲ってきたのかは劇中それなりにわかる感じにはなってるものの、結局怪物の正体が何なのかはサッパリわからないし、内容的には結構面白かったのでまた続編があるのかもしれない。
今年見たホラーの中では「28週後・・・」に匹敵する過激さと強烈さを持ったB級ながらなかなかの秀作だったと思う。
荒野のある酒場にそれぞれの事情を持ってやってきている個性的な登場人物たち・・・・そこへ突然「怪物がやってくる!ここは危険だ!」と言う男が現われ、そうこうするうちに男は謎の怪物によって殺され、酒場は侵入してきた怪物によって大混乱になる・・・・それからさっき殺害された男の妻だという女性が現われ一緒に戦う事になるが・・・・・といった単純なストーリー。
とりあえず設定や展開は単純ながら、登場人物の見せ方やストーリー展開の中で一見ヒーローやヒロインになりそうな人間がアッサリ殺されて役割が変わっていったり、こういった命に関わる極限状態の中酒場内の人間同士での腹の探り合いや揉め事が起きて意外に怪物の存在より人間の汚い部分や恐ろしさをうまく表現していたりと、いかにもB級なイメージのホラーながら結構内容は濃くて面白く出来ている。
映像的には謎の怪物の造形は、なかなか不気味で過剰なキバの表現とか狂暴なイメージにデザインされていて好きな感じだし、怪物のウジ虫混じりのゲロをかけられた男の身体がどんどん気持ち悪い状態になっていったり、首や足の切断、目や腹をえぐる映像など、かなり過激な血みどろスプラッター表現はコアナホラーファンにとっては嬉しく、ホラー映画において見たいものをみんな見せてくれたような満足感があった。
それにしても怪物と戦う中で登場人物の一人が「人間ナメんな~!」と叫ぶシーンがあったが、最近織田裕二のモノマネでよく出ている芸人山本高広がアフリカの番組で象にキレる織田裕二のマネ「類人猿ナメんな~!」というのをやってたのを思い出して何か笑いそうになってしまった(笑)
出演者の一人にかって90年代のグランジ/オルタナティヴ・ロックブームの頃に[ロリンズ・バンド]のヴォーカルとして活躍したヘンリー・ロリンズが本人のイメージとまるで違うキザったらしい理屈っぽい男を演じていたのが面白かったが役柄的に格好良くはない印象。
ラストシーンでは(ネタバレになるが、といってもネタってほどでもないが)生存者たちが何とか酒場から車に乗り込み逃げるシーンがあるのだが(ここでエンディング曲が開始されるも)、いったんかかったエンジンが切れてしまい(エンディング曲も中断)何か起こるのかと思いきや、しばらくしてまたちゃんとかかって去っていって(普通にエンディング曲も再開、まあその後ホラー映画らしいオマケもちょっとあるが)一体何だったのか?と思わせる。
最近の映画はラストを何バージョンか作ったりもするので、実はそこのシーンでも全員死んだりとかのパターンで作っていたバージョンがあるのかもしれないが、どうだったのだろう?
怪物が何故酒場を襲ってきたのかは劇中それなりにわかる感じにはなってるものの、結局怪物の正体が何なのかはサッパリわからないし、内容的には結構面白かったのでまた続編があるのかもしれない。
今年見たホラーの中では「28週後・・・」に匹敵する過激さと強烈さを持ったB級ながらなかなかの秀作だったと思う。
by lucifuge
| 2008-04-19 21:11
| 映画/洋画