2008年 04月 24日
ブラックサイト |
ダイアン・レイン主演のサスペンス映画「ブラックサイト」を見た。
FBIのサイバー犯罪捜査官であるジェニファーは相棒のグリフィンらとともに全米のネット犯罪を取り締まっていたが、ある日「killwithme.com」というサイトを調査してほしいとの依頼がくる。
そのサイトは猫を虐待の末殺すまでをライブ映像として映しているサイトだったが、次にそのサイトが更新された時は誘拐された男がサイトのアクセス数の増加にしたがって死に至る装置に拘束され死ぬまでライブ映像が流されるという事件に発展、犯人はその後も同じ事を続け、サイトにジェニファーの家が映し出されたり危険な挑発を行なう中、ある手がかりを見つけたグリフィンまでもが誘拐されてしまい・・・・といった内容。
ネットを題材にしたサスペンスはこれまでもいくつかあった気がするが、この作品はサイバー捜査官としての専門知識とか操作方法が結構本格的に描かれている感じだし、サイトへのアクセス数に対して犠牲者が死に至る装置というアイデアは印象的で自分が仕掛けた事じゃないし「ちょっとした好奇心」だから見ても自分に責任はないとか、多くの人がサイトを見た結果犠牲者が死んでも個人の罪悪感は薄くなるとか今のネット社会における無責任さや残酷さが見事に表現されていると思う。
こういう自分の責任だけで殺人を行なわない犯罪者というのは映画の中では特異だし新鮮なものの、その分キャラクターとしての強烈さに欠ける感じがするし、死に至る装置も残虐ながらイメージ的に「ソウ」とかぶるので先日見た「ノーカントリー」の殺し屋アントンみたいな個性溢れるオリジナルキャラクターとしての邪悪な魅力は感じられない。
それに途中で犯人がどういう人物か分かってしまうように作られているので「犯人探し」的なミステリーの面白さはないものの、被害者にある共通点とネットの関係、犯人を追い詰める展開や(犯人にとっては)皮肉なラストシーンなど結構良かっただけに全体的にはまあまあ面白いといった印象。
それにしてもネットを悪用すればこんな様々な恐ろしい事が出来てしまうなんて、パソコンを持つのがちょっと怖くなるような気にもなる不気味さを持った映画だった。
FBIのサイバー犯罪捜査官であるジェニファーは相棒のグリフィンらとともに全米のネット犯罪を取り締まっていたが、ある日「killwithme.com」というサイトを調査してほしいとの依頼がくる。
そのサイトは猫を虐待の末殺すまでをライブ映像として映しているサイトだったが、次にそのサイトが更新された時は誘拐された男がサイトのアクセス数の増加にしたがって死に至る装置に拘束され死ぬまでライブ映像が流されるという事件に発展、犯人はその後も同じ事を続け、サイトにジェニファーの家が映し出されたり危険な挑発を行なう中、ある手がかりを見つけたグリフィンまでもが誘拐されてしまい・・・・といった内容。
ネットを題材にしたサスペンスはこれまでもいくつかあった気がするが、この作品はサイバー捜査官としての専門知識とか操作方法が結構本格的に描かれている感じだし、サイトへのアクセス数に対して犠牲者が死に至る装置というアイデアは印象的で自分が仕掛けた事じゃないし「ちょっとした好奇心」だから見ても自分に責任はないとか、多くの人がサイトを見た結果犠牲者が死んでも個人の罪悪感は薄くなるとか今のネット社会における無責任さや残酷さが見事に表現されていると思う。
こういう自分の責任だけで殺人を行なわない犯罪者というのは映画の中では特異だし新鮮なものの、その分キャラクターとしての強烈さに欠ける感じがするし、死に至る装置も残虐ながらイメージ的に「ソウ」とかぶるので先日見た「ノーカントリー」の殺し屋アントンみたいな個性溢れるオリジナルキャラクターとしての邪悪な魅力は感じられない。
それに途中で犯人がどういう人物か分かってしまうように作られているので「犯人探し」的なミステリーの面白さはないものの、被害者にある共通点とネットの関係、犯人を追い詰める展開や(犯人にとっては)皮肉なラストシーンなど結構良かっただけに全体的にはまあまあ面白いといった印象。
それにしてもネットを悪用すればこんな様々な恐ろしい事が出来てしまうなんて、パソコンを持つのがちょっと怖くなるような気にもなる不気味さを持った映画だった。
by lucifuge
| 2008-04-24 21:47
| 映画/洋画