2008年 05月 08日
大いなる陰謀 |
トム・クルーズ、メリル・ストリ-プ、ロバート・レッドフォードというハリウッドを代表する三大俳優が出演し、レッドフォード自身が監督した映画「大いなる陰謀」を見た。
40年にわたるキャリアを持つ政治ジャーナリストのジャニーンは若手の実力派議員であるアーヴィング上院議員に呼び出され、これまで失敗続きだったアメリカのテロに対する戦いに対する打開策としてアフガニスタンで現在展開中だという「新作戦」の情報を「特ダネ」として報道するよう言われるが、ジャニーンはアーヴィングの話だけで何の裏付け調査もされないまま報道をせかす事に不審なものを感じる・・・・同じ頃、アフガニスタンで作戦を展開する兵士たちは情報の誤りによって危機に陥り、墜落したヘリコプターから助かった二人の兵士、ロドリゲスとフィンチも敵に囲まれ絶体絶命の状態・・・・一方カリフォルニア大学のマレー教授は前は優秀だったものの何故か最近さぼりがちな生徒になってしまったトッドに対して人生に対する目を開かせようと話を始める・・・その話の中にはかってマレー教授の教え子で優秀な生徒だったものの軍隊への志願という形でアメリカへの想いを果たそうとしたロドリゲスとフィンチの話も含まれていた・・・・といった内容。
ジャニーンとアーヴィング上院議員、ロドリゲスとフィンチ、マレー教授とトッドという同じ時間の中で展開される3つのドラマを描いていてそれぞれの台詞に今様々な立場にいるアメリカ国民は国家に対して、人生に対してどうあるべきなのか?という問いやテロへの戦いに対する考え方、アメリカ社会が抱える貧困や差別、若者の無関心など重いテーマを扱い、深い事を感じさせる台詞も多いものの、何か話の描き方が単調過ぎて「陰謀」というわりには予想してた以上のものは出てこなくて全く映画としての驚きもないし、ちょっと退屈に感じる。
大物俳優を揃えたものの、揃えただけでこれといって印象に残るようなシーンもなかったし、拍子抜けな印象の映画だった。
まあ映画の中で言ってる事的には「アメリカ」を「日本」に置き換えた場合、自分ならどう考えるだろうか?と思ったりメッセージ性の強い作品としては評価出来るが、そういうメッセージの表現的にちょっと押しつけがましいというか説教臭い感じなので、もうちょっと描き方をひねった方が良かったと思う。

40年にわたるキャリアを持つ政治ジャーナリストのジャニーンは若手の実力派議員であるアーヴィング上院議員に呼び出され、これまで失敗続きだったアメリカのテロに対する戦いに対する打開策としてアフガニスタンで現在展開中だという「新作戦」の情報を「特ダネ」として報道するよう言われるが、ジャニーンはアーヴィングの話だけで何の裏付け調査もされないまま報道をせかす事に不審なものを感じる・・・・同じ頃、アフガニスタンで作戦を展開する兵士たちは情報の誤りによって危機に陥り、墜落したヘリコプターから助かった二人の兵士、ロドリゲスとフィンチも敵に囲まれ絶体絶命の状態・・・・一方カリフォルニア大学のマレー教授は前は優秀だったものの何故か最近さぼりがちな生徒になってしまったトッドに対して人生に対する目を開かせようと話を始める・・・その話の中にはかってマレー教授の教え子で優秀な生徒だったものの軍隊への志願という形でアメリカへの想いを果たそうとしたロドリゲスとフィンチの話も含まれていた・・・・といった内容。
ジャニーンとアーヴィング上院議員、ロドリゲスとフィンチ、マレー教授とトッドという同じ時間の中で展開される3つのドラマを描いていてそれぞれの台詞に今様々な立場にいるアメリカ国民は国家に対して、人生に対してどうあるべきなのか?という問いやテロへの戦いに対する考え方、アメリカ社会が抱える貧困や差別、若者の無関心など重いテーマを扱い、深い事を感じさせる台詞も多いものの、何か話の描き方が単調過ぎて「陰謀」というわりには予想してた以上のものは出てこなくて全く映画としての驚きもないし、ちょっと退屈に感じる。
大物俳優を揃えたものの、揃えただけでこれといって印象に残るようなシーンもなかったし、拍子抜けな印象の映画だった。
まあ映画の中で言ってる事的には「アメリカ」を「日本」に置き換えた場合、自分ならどう考えるだろうか?と思ったりメッセージ性の強い作品としては評価出来るが、そういうメッセージの表現的にちょっと押しつけがましいというか説教臭い感じなので、もうちょっと描き方をひねった方が良かったと思う。

by lucifuge
| 2008-05-08 22:14
| 映画/洋画