2008年 05月 10日
ヘルゾンビ |
「ヘルレイザー」や「ミディアン」などで知られるホラー作家で映画監督のクライヴ・バーカーが制作した映画「ヘルゾンビ」をDVDで見た。
ある日突然世界中の9歳以下の子供たちが昏睡状態に陥ってしまうが原因不明のまま10年の歳月が過ぎる・・・・・だが昏睡状態だった子供たちは突如として目覚め、大人たちを殺し始めるのだった・・・といった内容。
まず「ヘルゾンビ」という邦題だが地獄は関係ないし、ゾンビといっても目覚めた子供たちが顔面蒼白な表情に凶暴さ、集団で襲ってくるという感じのゾンビのような要素があるだけで「生ける屍」というようなゾンビ本来の要素はなくハッキリ言ってゾンビとは別物。
多分ゾンビっぽいイメージと「ヘルレイザー」で有名なバーカーの作品だという事で単純に「ヘル」を付けて「ヘルゾンビ」としたのだろうが、あまりに適当で安っぽい印象しかしないし、原題の「THE PLAGUE(疫病)」とは全く関係のないヒドイ邦題。
主人公となる人物トムの背景とか周囲の人物関係などはわりとちゃんと設定されているものの、それをうまく活かしきれていない物足りなさがあるし、謎の昏睡状態に陥った子供たちの症状として1日2回の痙攣発作とか何か表していそうな手の動き、子供たち同士で集団的な意思の疎通が感じられたり、昏睡状態を免れた二人の子供たちの存在など、何か意味ありげな要素も多かったがそれが何なのかイマイチよくわからないまま話は進むし、結局あの昏睡状態の原因は明かされず、「何?」という感じの出来であのクライヴ・バーカーが関わったにしては不満が残る作品だった。
それに世界的なスケールの大きな設定の話の割には一つの町の中だけでしか話が進まないショボさとかショボいならショボいなりにバカ映画にもなりきれない中途半端な作りがされている感じもしたり劇場公開されなかったのもわかる気がする。
映画全体の雰囲気的には「光る眼」とか「ボディスナッチャ-」的な昔ながらのSF映画風の感じもして好きな感じだったし、前半の様々な設定や要素の持っていき方はかなり良かったのものの、後半になるにつれ「だから?」な感じの期待ハズレな映画で、そう考えてみるとあの程度の変な邦題でも十分だった気もする。

ある日突然世界中の9歳以下の子供たちが昏睡状態に陥ってしまうが原因不明のまま10年の歳月が過ぎる・・・・・だが昏睡状態だった子供たちは突如として目覚め、大人たちを殺し始めるのだった・・・といった内容。
まず「ヘルゾンビ」という邦題だが地獄は関係ないし、ゾンビといっても目覚めた子供たちが顔面蒼白な表情に凶暴さ、集団で襲ってくるという感じのゾンビのような要素があるだけで「生ける屍」というようなゾンビ本来の要素はなくハッキリ言ってゾンビとは別物。
多分ゾンビっぽいイメージと「ヘルレイザー」で有名なバーカーの作品だという事で単純に「ヘル」を付けて「ヘルゾンビ」としたのだろうが、あまりに適当で安っぽい印象しかしないし、原題の「THE PLAGUE(疫病)」とは全く関係のないヒドイ邦題。
主人公となる人物トムの背景とか周囲の人物関係などはわりとちゃんと設定されているものの、それをうまく活かしきれていない物足りなさがあるし、謎の昏睡状態に陥った子供たちの症状として1日2回の痙攣発作とか何か表していそうな手の動き、子供たち同士で集団的な意思の疎通が感じられたり、昏睡状態を免れた二人の子供たちの存在など、何か意味ありげな要素も多かったがそれが何なのかイマイチよくわからないまま話は進むし、結局あの昏睡状態の原因は明かされず、「何?」という感じの出来であのクライヴ・バーカーが関わったにしては不満が残る作品だった。
それに世界的なスケールの大きな設定の話の割には一つの町の中だけでしか話が進まないショボさとかショボいならショボいなりにバカ映画にもなりきれない中途半端な作りがされている感じもしたり劇場公開されなかったのもわかる気がする。
映画全体の雰囲気的には「光る眼」とか「ボディスナッチャ-」的な昔ながらのSF映画風の感じもして好きな感じだったし、前半の様々な設定や要素の持っていき方はかなり良かったのものの、後半になるにつれ「だから?」な感じの期待ハズレな映画で、そう考えてみるとあの程度の変な邦題でも十分だった気もする。

by lucifuge
| 2008-05-10 20:55
| 映画/洋画
