2008年 05月 25日
電影特殊講義映画学概論11 |
ABC放送のラジオ番組「アシッド映画館」の恒例イベント「電影特殊講義映画学概論」に行ってきた。
「アシッド映画館」はパーソナリティの平野秀明と鳥居睦子が毒舌だったりよこしまとも思える大胆な感想など、独特な視点の評論や業界の裏話的な内容で人気のある映画紹介番組であり、今回で11回目となるこのイベントはラジオで話せないヤバイ話とかイベントならではのレアな面白い映像紹介などを中心に構成されている。
実をいうとこのイベントは私が大学時代に当時先輩で仲良くしてもらっていた今は漫画家として活動しておられる松田望さんに「面白いイベントがあるから行こう!」と何のイベントかわからないまま連れて行かれ体験したのが最初であったが、松田さんは「前のイベントで女友達を連れて行ったら宮村優子(エヴァンゲリオンで有名な声優)が出演したAVを流しだして、その子怒って帰ってしまいましたよ〜」と笑いながら話していた・・・。
その時の内容といえば「スターウォーズ」で天井の低い部分に頭をぶつけているトルーパーのシーンとか「ガメラ」シリーズのチャチな特撮シーン、庵野秀明監督がかって所属していたという大阪芸大のグループが作った戦隊モノの映像の他、ある海外キャストが参加した邦画の制作費10億のうち3億が女性の海外キャストにプロデューサーがセクハラした慰謝料だとか庵野監督が宮村優子にストーカーしていた話など強烈でイタイ話が満載の濃い映画イベントだった。
ただそのイベントが何だったのかなど知らないままだったし、行ったのはその時っきりだったのだが、一昨年あたりから大学卒業後に再び連絡を取り出した友人のK君が「面白いラジオ番組があるから」と紹介してくれたのが「アシッド映画館」で、聴いているとどうやらその中で言っている番組のイベントというのが以前松田さんと行った「映画学概論」のようで不思議な所でつながってる感じがした。
イベント自体は聴き始めた時期にその年の分は終わってたし、私は結構ラジオ番組は数週録音したのをまとめて聴いたりするため、去年の分もチケット発売を逃してしまってたりで行きそびれていたのだが、今年はうまくチケットも取れて久しぶりにあの「毒舌映画談義」を生で体験できる事になった☆
今回の内容はまず主催となっている大阪教育大学の映画研究会「ライパチフィルム」が制作した大阪教育大学新入生のための大学紹介ショートフィルムが前座として上映されたが、その後御馴染みの番組テーマ曲とともに登場した平野さん、鳥居さんに加え、同じ局のマニアックな人気を誇る番組「サイキック青年団」のパーソナリティである竹内義和さんが登場しいきなりキツいツッコミを開始!
それから長澤まさみの映画PRイベントで開始が25分遅れた理由の真相とか松下奈緒と夏帆がW主演の映画「砂時計」をめぐるある確執など早速ヤバイ話が全開、それに続いて夏公開の話題作「インディ・ジョーンズ4」や目玉作品として夏公開だったはずの「センター・オブ・ジ・アース」が立体映画での上映と言う条件に日本の準備が追いつかなかったため、代わりの目玉作品として急遽繰り上げ公開となった「ハムナプトラ3」、ソニーピクチャーズのヒーロー作品「インクレティブル・ハルク」や「ハンコック」、「アイアンマン」など、他には「バットマン・ダークナイト」やCGアニメ版として新シリーズが始まる「スターウォーズ・クローンウォーズ」、来年公開になる「ドラゴンボール」などの紹介をしながら、本編の予告がもったいぶらせた文字だけ的予告編という物足りない出来に対して世界の素人ファンが勝手に作ったという予告編を紹介していており、素人作りながら結構高いクオリティに対する驚きと歴史あるシリーズ作品や漫画原作の場合はファンの思い入れとかツボとなる部分をしっかり押さえている点が同じ題材でも大金かけて売れ筋に流れたハリウッドの映画にない熱意を感じられたりで面白かった。
特にドラゴンボールはアクションシーンの見せ方などなかなか世界観をうまく表現してたし、全部を人形で作ってしまったという「スターウォーズ」の予告は笑えるながら良い出来でインディの予告にもセンスを感じたりニセの予告編ながら見ているのは結構楽しい。
「キャプテン・ハーロック」や「AKIRA」のニセ予告も流れていたが滑稽な部分がありつつもファンなりの愛情が見える面白さを持った映像だったと思う。
それにしても世界にはこんなに凄い作品を作る素人がたくさん存在してるなら映画業界はもっとその才能を業界に取り入れて活かすべき。
邦画の話題では正月公開という伊藤英明主演の映画「252」について話していたのだが、伊藤の事を平野さんや竹内さんが「マジック伊藤」と言い出して何の事かと思っていたら、それは「マジックマッシュルーム」!
そういえば伊藤英明って以前マジックマッシュルームで錯乱騒ぎがあったっけ・・・という事らしいが、その伊藤が日本テレビが制作に関わっている「252」で元レスキュー隊員という役柄を演じるため、フジテレビで進行中らしい同じくレスキュー隊員が主役の「海猿3」がやりにくい状況になって、伊藤の仕事の受け方の節操のなさとかテレビ局の思惑など裏話が続々登場!
他には「踊る大捜査線3」に関する内部事情とか「20世紀少年」の巨額の制作費の話、宮崎駿の新作「崖の上のポニョ」の裏話など通常聴けないような話が面白おかしく展開されていてお腹いっぱいな状態。
さらに最後には「魔女の宅急便」のパロディとして制作されたエロアニメ作品を一部上映したりで、他では絶対見られそうにないだろうかなり濃いマニアックなイベントだった。
客層としては十代から頭の薄くなったオジサンまで幅広い層の人が来ていて、もっとマニアックな人ばっかりが来るイベントを想像していたから意外な感じだったが、この番組の持つ毒のある独特な魅力がそういう多くのファンを惹きつけた凄さを感じた。
会場は大阪・森ノ宮にある「大阪府立青少年会館」だったのだが、竹内さんいわく「橋本知事がなくす施設に指定してるのでここでやるのは最後かも?」という事らしかった。
まあ会場としては椅子が小さく狭くて2時間半座り続けるにはちょっとキツかったし、来年はもっとゆったり見れるよう座りやすい椅子がある会場がイイな〜。

「アシッド映画館」はパーソナリティの平野秀明と鳥居睦子が毒舌だったりよこしまとも思える大胆な感想など、独特な視点の評論や業界の裏話的な内容で人気のある映画紹介番組であり、今回で11回目となるこのイベントはラジオで話せないヤバイ話とかイベントならではのレアな面白い映像紹介などを中心に構成されている。
実をいうとこのイベントは私が大学時代に当時先輩で仲良くしてもらっていた今は漫画家として活動しておられる松田望さんに「面白いイベントがあるから行こう!」と何のイベントかわからないまま連れて行かれ体験したのが最初であったが、松田さんは「前のイベントで女友達を連れて行ったら宮村優子(エヴァンゲリオンで有名な声優)が出演したAVを流しだして、その子怒って帰ってしまいましたよ〜」と笑いながら話していた・・・。
その時の内容といえば「スターウォーズ」で天井の低い部分に頭をぶつけているトルーパーのシーンとか「ガメラ」シリーズのチャチな特撮シーン、庵野秀明監督がかって所属していたという大阪芸大のグループが作った戦隊モノの映像の他、ある海外キャストが参加した邦画の制作費10億のうち3億が女性の海外キャストにプロデューサーがセクハラした慰謝料だとか庵野監督が宮村優子にストーカーしていた話など強烈でイタイ話が満載の濃い映画イベントだった。
ただそのイベントが何だったのかなど知らないままだったし、行ったのはその時っきりだったのだが、一昨年あたりから大学卒業後に再び連絡を取り出した友人のK君が「面白いラジオ番組があるから」と紹介してくれたのが「アシッド映画館」で、聴いているとどうやらその中で言っている番組のイベントというのが以前松田さんと行った「映画学概論」のようで不思議な所でつながってる感じがした。
イベント自体は聴き始めた時期にその年の分は終わってたし、私は結構ラジオ番組は数週録音したのをまとめて聴いたりするため、去年の分もチケット発売を逃してしまってたりで行きそびれていたのだが、今年はうまくチケットも取れて久しぶりにあの「毒舌映画談義」を生で体験できる事になった☆
今回の内容はまず主催となっている大阪教育大学の映画研究会「ライパチフィルム」が制作した大阪教育大学新入生のための大学紹介ショートフィルムが前座として上映されたが、その後御馴染みの番組テーマ曲とともに登場した平野さん、鳥居さんに加え、同じ局のマニアックな人気を誇る番組「サイキック青年団」のパーソナリティである竹内義和さんが登場しいきなりキツいツッコミを開始!
それから長澤まさみの映画PRイベントで開始が25分遅れた理由の真相とか松下奈緒と夏帆がW主演の映画「砂時計」をめぐるある確執など早速ヤバイ話が全開、それに続いて夏公開の話題作「インディ・ジョーンズ4」や目玉作品として夏公開だったはずの「センター・オブ・ジ・アース」が立体映画での上映と言う条件に日本の準備が追いつかなかったため、代わりの目玉作品として急遽繰り上げ公開となった「ハムナプトラ3」、ソニーピクチャーズのヒーロー作品「インクレティブル・ハルク」や「ハンコック」、「アイアンマン」など、他には「バットマン・ダークナイト」やCGアニメ版として新シリーズが始まる「スターウォーズ・クローンウォーズ」、来年公開になる「ドラゴンボール」などの紹介をしながら、本編の予告がもったいぶらせた文字だけ的予告編という物足りない出来に対して世界の素人ファンが勝手に作ったという予告編を紹介していており、素人作りながら結構高いクオリティに対する驚きと歴史あるシリーズ作品や漫画原作の場合はファンの思い入れとかツボとなる部分をしっかり押さえている点が同じ題材でも大金かけて売れ筋に流れたハリウッドの映画にない熱意を感じられたりで面白かった。
特にドラゴンボールはアクションシーンの見せ方などなかなか世界観をうまく表現してたし、全部を人形で作ってしまったという「スターウォーズ」の予告は笑えるながら良い出来でインディの予告にもセンスを感じたりニセの予告編ながら見ているのは結構楽しい。
「キャプテン・ハーロック」や「AKIRA」のニセ予告も流れていたが滑稽な部分がありつつもファンなりの愛情が見える面白さを持った映像だったと思う。
それにしても世界にはこんなに凄い作品を作る素人がたくさん存在してるなら映画業界はもっとその才能を業界に取り入れて活かすべき。
邦画の話題では正月公開という伊藤英明主演の映画「252」について話していたのだが、伊藤の事を平野さんや竹内さんが「マジック伊藤」と言い出して何の事かと思っていたら、それは「マジックマッシュルーム」!
そういえば伊藤英明って以前マジックマッシュルームで錯乱騒ぎがあったっけ・・・という事らしいが、その伊藤が日本テレビが制作に関わっている「252」で元レスキュー隊員という役柄を演じるため、フジテレビで進行中らしい同じくレスキュー隊員が主役の「海猿3」がやりにくい状況になって、伊藤の仕事の受け方の節操のなさとかテレビ局の思惑など裏話が続々登場!
他には「踊る大捜査線3」に関する内部事情とか「20世紀少年」の巨額の制作費の話、宮崎駿の新作「崖の上のポニョ」の裏話など通常聴けないような話が面白おかしく展開されていてお腹いっぱいな状態。
さらに最後には「魔女の宅急便」のパロディとして制作されたエロアニメ作品を一部上映したりで、他では絶対見られそうにないだろうかなり濃いマニアックなイベントだった。
客層としては十代から頭の薄くなったオジサンまで幅広い層の人が来ていて、もっとマニアックな人ばっかりが来るイベントを想像していたから意外な感じだったが、この番組の持つ毒のある独特な魅力がそういう多くのファンを惹きつけた凄さを感じた。
会場は大阪・森ノ宮にある「大阪府立青少年会館」だったのだが、竹内さんいわく「橋本知事がなくす施設に指定してるのでここでやるのは最後かも?」という事らしかった。
まあ会場としては椅子が小さく狭くて2時間半座り続けるにはちょっとキツかったし、来年はもっとゆったり見れるよう座りやすい椅子がある会場がイイな〜。

by lucifuge
| 2008-05-25 22:44
| イベント