2008年 05月 26日
実録怪奇伝説 |
古本で入手した「漫画実話ナックルズ」特別編集の漫画「実録怪奇伝説」を読んだ。
世の中で囁かれる怪事件やその真相に対する大胆な推理などを漫画と記事でまとめた本であるが、収録内容としては「隠されたダルマ女の正体」、「ジェイソン村」、「ハサミ男」や「首なしライダー」など現代の都市伝説、「ホテルニュージャパン火災」にまつわる怪談や「御巣鷹山日航機墜落事故」の真相、TV番組「アンビリバボー」でも登場した怪奇探偵小池壮彦の事件簿数編とか、「不思議ナックルズ」でも取り上げられた「広島一家心中事件」や「連続少年自殺事件」の真相、他には「日本全国の奇妙な村」や「八戸女子中学生殺害事件」の謎、ナックルズ編集部が「樹海で一泊」体験する話など実際の事件や都市伝説、心霊、奇習にいたるまで幅広いジャンルの「怪奇」が載っていた。
特に最近映画にもなった「クライマーズ・ハイ」のモデルとなった「御巣鷹山日航機墜落事故」の真相は以前読んだ「不思議ナックルズ」の記事とはまた違う「放射能性物質」が機内に積まれていたという推論には驚かされたし、当時の冷戦時代という背景を考えれば有り得ない事ではないと感じさせる。
また、「連続少年自殺事件」については不思議~ではシンナーの影響による精神的な変化がひきおこした事件との結論に達していたが、こっちでは暴走族のメンバーだった少年たちが拉致して輪姦した被害者女性が暴力団関係者の娘で組織が報復に出たという結論で、恐ろしいながらもしそうなら死んだ本人たちの自業自得といった真相だし、犯罪行為を繰り返していた少年たちの死に対して警察があんまり熱心に捜査しなかったのも納得いく気がする。
他の記事としては「日本全国の奇妙な村」が気になったが、茨城県U市のある町は警察関係者ばかりが住む「警察村」であり、一見治安が良さそうながら警察関係者の起こした不祥事は全てもみ消されているという恐ろしい実態も暴いていて、状況的に映画「コップランド」を連想してしまったが、そういう地域が実際あるとは驚きである。
それから北海道S市S区にあるという「レイプ村」は女性が強姦されても誰も捕まえようとせず女性側もそれを犯罪と認識していなくて、そういう事が地域として当たり前に行なわれているという事だったが、事実とするなら酷すぎるし、知らずにこんな所に女性旅行者が来たら大変な事になってしまう。
それに加え、こういうおかしな地域で育った異常な常識を持った男性が何かの拍子に他の地域に出てきた場合を考えると不安である。
前に読んだ「実録日本のタブー」でも九州にある地域に伝わる普通に結婚を申し込んで断られた場合は強姦して無理やり嫁にするという「おっとい嫁じょ」という異常な風習が昭和30年代くらいまで行なわれており、実際に裁判もあって地域住民が伝統風習だと強姦犯をかばう主張をしてきたとか女性の人権を無視したひどい風習が各地に実際に存在していた事が載っていたりで、一見近代化した日本の中には一般には知られていないだけで、まだまだそういう法律や常識が通用しないような地域が存在すると考えたら恐ろしい。
怪事件ではないが「樹海一泊」レポートはなかなか興味深く様々な遺留品の分析とか遺書らしき痕跡の調査をへて最後に死体を発見してしまうのはリアルに怖かったし、茨城県日立市にある日立港が自殺の名所とされる理由の調査はあんまり「怪奇」が関係のないというオチで何でも心霊現象で片付けないところも良かった。
それにしても「自殺」関連の記事では227メートルある「サンシャイン60」から投身自殺した女性があまりの衝撃に身体が完全に粉砕し液状化してしまったという話はビックリした!
人間の身体ってそんなに一瞬にして液状化してしまうものなのか・・・?という驚きとかそんなに脆いものが様々なものを創造したり破壊したりと地球上に大きな影響を与える存在であるなんて「人間」が一番「怪奇」で「不思議」な存在なのかもしれないとも思った。

世の中で囁かれる怪事件やその真相に対する大胆な推理などを漫画と記事でまとめた本であるが、収録内容としては「隠されたダルマ女の正体」、「ジェイソン村」、「ハサミ男」や「首なしライダー」など現代の都市伝説、「ホテルニュージャパン火災」にまつわる怪談や「御巣鷹山日航機墜落事故」の真相、TV番組「アンビリバボー」でも登場した怪奇探偵小池壮彦の事件簿数編とか、「不思議ナックルズ」でも取り上げられた「広島一家心中事件」や「連続少年自殺事件」の真相、他には「日本全国の奇妙な村」や「八戸女子中学生殺害事件」の謎、ナックルズ編集部が「樹海で一泊」体験する話など実際の事件や都市伝説、心霊、奇習にいたるまで幅広いジャンルの「怪奇」が載っていた。
特に最近映画にもなった「クライマーズ・ハイ」のモデルとなった「御巣鷹山日航機墜落事故」の真相は以前読んだ「不思議ナックルズ」の記事とはまた違う「放射能性物質」が機内に積まれていたという推論には驚かされたし、当時の冷戦時代という背景を考えれば有り得ない事ではないと感じさせる。
また、「連続少年自殺事件」については不思議~ではシンナーの影響による精神的な変化がひきおこした事件との結論に達していたが、こっちでは暴走族のメンバーだった少年たちが拉致して輪姦した被害者女性が暴力団関係者の娘で組織が報復に出たという結論で、恐ろしいながらもしそうなら死んだ本人たちの自業自得といった真相だし、犯罪行為を繰り返していた少年たちの死に対して警察があんまり熱心に捜査しなかったのも納得いく気がする。
他の記事としては「日本全国の奇妙な村」が気になったが、茨城県U市のある町は警察関係者ばかりが住む「警察村」であり、一見治安が良さそうながら警察関係者の起こした不祥事は全てもみ消されているという恐ろしい実態も暴いていて、状況的に映画「コップランド」を連想してしまったが、そういう地域が実際あるとは驚きである。
それから北海道S市S区にあるという「レイプ村」は女性が強姦されても誰も捕まえようとせず女性側もそれを犯罪と認識していなくて、そういう事が地域として当たり前に行なわれているという事だったが、事実とするなら酷すぎるし、知らずにこんな所に女性旅行者が来たら大変な事になってしまう。
それに加え、こういうおかしな地域で育った異常な常識を持った男性が何かの拍子に他の地域に出てきた場合を考えると不安である。
前に読んだ「実録日本のタブー」でも九州にある地域に伝わる普通に結婚を申し込んで断られた場合は強姦して無理やり嫁にするという「おっとい嫁じょ」という異常な風習が昭和30年代くらいまで行なわれており、実際に裁判もあって地域住民が伝統風習だと強姦犯をかばう主張をしてきたとか女性の人権を無視したひどい風習が各地に実際に存在していた事が載っていたりで、一見近代化した日本の中には一般には知られていないだけで、まだまだそういう法律や常識が通用しないような地域が存在すると考えたら恐ろしい。
怪事件ではないが「樹海一泊」レポートはなかなか興味深く様々な遺留品の分析とか遺書らしき痕跡の調査をへて最後に死体を発見してしまうのはリアルに怖かったし、茨城県日立市にある日立港が自殺の名所とされる理由の調査はあんまり「怪奇」が関係のないというオチで何でも心霊現象で片付けないところも良かった。
それにしても「自殺」関連の記事では227メートルある「サンシャイン60」から投身自殺した女性があまりの衝撃に身体が完全に粉砕し液状化してしまったという話はビックリした!
人間の身体ってそんなに一瞬にして液状化してしまうものなのか・・・?という驚きとかそんなに脆いものが様々なものを創造したり破壊したりと地球上に大きな影響を与える存在であるなんて「人間」が一番「怪奇」で「不思議」な存在なのかもしれないとも思った。

by lucifuge
| 2008-05-26 23:38
| 本/コンビニ本