幽霊インタビュー |
幽霊が出ると噂のある廃屋に女性レポーターとディレクターが潜入するが・・・という極めて単純なストーリーである。
前半は女性レポーターのNGの繰り返しや打ち合わせ、食事の様子などどうでもいいような場面がダラダラ続いて正直退屈だし、後半、夜になってから廃墟に侵入したところ、何故か部屋の中に少女が一人いて明らかにオカシイ状況であり、少女は何を聞いても「わかんない」と言うばかりで、こんな状況は絶対オカシイしすぐ出た方がいいというディレクターと少女を一人置き去りに出来ないと言い出す女性レポーターが揉めたりしながら、ネタバレになるが少女がいきなり「ここがお前等の墓場だー!」と叫び唐突に終了。
ハッキリ言ってしょうもない作品・・・・。
しかも何で少女の最後の台詞が「ここがお前らの墓場だー!」って前にテレビ東京系で放送されてたバラエティ番組「ヘビメタさん」でローリーがしつこく言ってたキメ台詞だし(笑)
フィクションのホラーをさも事実のようにドキュメンタリータッチ手法で描くという事は洋画ホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で流行った手法でもあり、日本でもホラーのひとつのジャンルとして確立しているし、いるはずのない場所や時間に何故か幼い少女がひとりでいるという不気味な設定は良かったものの、話も単純すぎて「ブレアウィッチ」みたいな「謎」を想像する楽しみもないし、全体の作りとして作り込みが甘いというか、前半のダラダラさは見る気が失せてくるし、もうちょっと作るならちゃんと作ってほしい感じ。
邦画のフェイク・ドキュメンタリー手法のホラーでも「ノロイ」や「本当にあった!呪いのビデオ」シリーズなど作り込みがしっかりしていて「実は本物?」と思わせるくらいの怖さがあったし、そういう作品に比べると余りにも物足らない駄作だった。
