2008年 06月 21日
裸の大将~宮崎の鬼が笑うので |
先月末に放送されたのを録画してあったドラマ「裸の大将~宮崎の鬼が笑うので」を見てみた。
「放浪の天才画家」といわれる山下清をモデルに、お笑い芸人ドランクドラゴンの塚地武雅を主役に迎えてリニューアルされたシリーズの第2弾であるが、今回は宮崎県を舞台に物語が展開される。
放浪しながら宮崎にやってきた清はパン泥棒をしていた謎の少年、健一やたまたまぶつかりうどんをおごってもらった女性、美津子、そして美津子に強引に声をかけてきた孝介などと出会う。
後に再び健一と出会い健一が実は母に会いたいために家出した事を知ると、清は健一を母に会わせてやろうと思い、二人で旅を続けるが、実は健一の母とは美津子であり、父は孝介で、二人はある事情によって心が離れており、また大手酒造メーカーの頭主である孝介の父は頑固者で清と健一の珍行動がさらに事態を大騒ぎにしていく・・・・といった内容。
宮崎に来た清がいきなり宮崎県庁で東国原知事に会い、「そのまんま」という台詞が出てきたり、「鬼の洗濯岩」や「鵜戸神社」のシャンシャン馬など宮崎の名所をめぐったり、いかにも宮崎の宣伝尽くしなドラマ構成だったが、県庁の次に映った埴輪の置物だらけの場所は何かわからないながらちょっと面白くて実際に見てみたいとも思った。
それにしても東国原知事のキメ台詞「どげんかせんといかん」をそんなシーンで使うのか・・・という意外に感動所で活かしてしたのには意表をつかれたが、逆に宮崎が舞台だからって無理にその台詞をドラマに取り入れなくても・・・とも思ったり。
清と健一が武術の達人親子に勝手に間違われて滑稽な演舞を見せるも周囲が勝手に凄いと評価するバカバカしい笑いのパターンはまるで「Mr.ビーン」のギャグ趣向と同じだが、塚地の演じる清のキャラクターはピッタリハマってるし、それなりに面白く見られた。
それに鬼伝説や天の岩戸伝説などもストーリーに絡めてくるのだが、天の岩戸に関してはそのままなシチュエーションがあったり、リアルに考えたらかなり珍妙なシーンが感動シーン的に演出されていたりで、ある意味驚くべき演出センス。
まあ壊れていた家族関係やガチガチだった心が清と出会った事で変化していき、全てが丸く収まるというパターンはいつもながらだったが、あんな特徴的な風貌やストーリー内で警察に捕まり、身元確認とかされてるはずなのに、警察も町の人も誰も「山下清」だと気付かないし、祖父にいたっては貼り絵の作品まで見てるのに全く気付かず、清が去った後貼り絵に書かれた清のサインを見てやっとわかるなんて、どんなけ鈍いんだろうか・・・?(笑)
そんな感じでオカシイ所とか突っ込む所はいっぱいあるドラマだが前回のものよりは話の構成としてうまく出来ていたと思うし、それなりに楽しめたと思う。
「放浪の天才画家」といわれる山下清をモデルに、お笑い芸人ドランクドラゴンの塚地武雅を主役に迎えてリニューアルされたシリーズの第2弾であるが、今回は宮崎県を舞台に物語が展開される。
放浪しながら宮崎にやってきた清はパン泥棒をしていた謎の少年、健一やたまたまぶつかりうどんをおごってもらった女性、美津子、そして美津子に強引に声をかけてきた孝介などと出会う。
後に再び健一と出会い健一が実は母に会いたいために家出した事を知ると、清は健一を母に会わせてやろうと思い、二人で旅を続けるが、実は健一の母とは美津子であり、父は孝介で、二人はある事情によって心が離れており、また大手酒造メーカーの頭主である孝介の父は頑固者で清と健一の珍行動がさらに事態を大騒ぎにしていく・・・・といった内容。
宮崎に来た清がいきなり宮崎県庁で東国原知事に会い、「そのまんま」という台詞が出てきたり、「鬼の洗濯岩」や「鵜戸神社」のシャンシャン馬など宮崎の名所をめぐったり、いかにも宮崎の宣伝尽くしなドラマ構成だったが、県庁の次に映った埴輪の置物だらけの場所は何かわからないながらちょっと面白くて実際に見てみたいとも思った。
それにしても東国原知事のキメ台詞「どげんかせんといかん」をそんなシーンで使うのか・・・という意外に感動所で活かしてしたのには意表をつかれたが、逆に宮崎が舞台だからって無理にその台詞をドラマに取り入れなくても・・・とも思ったり。
清と健一が武術の達人親子に勝手に間違われて滑稽な演舞を見せるも周囲が勝手に凄いと評価するバカバカしい笑いのパターンはまるで「Mr.ビーン」のギャグ趣向と同じだが、塚地の演じる清のキャラクターはピッタリハマってるし、それなりに面白く見られた。
それに鬼伝説や天の岩戸伝説などもストーリーに絡めてくるのだが、天の岩戸に関してはそのままなシチュエーションがあったり、リアルに考えたらかなり珍妙なシーンが感動シーン的に演出されていたりで、ある意味驚くべき演出センス。
まあ壊れていた家族関係やガチガチだった心が清と出会った事で変化していき、全てが丸く収まるというパターンはいつもながらだったが、あんな特徴的な風貌やストーリー内で警察に捕まり、身元確認とかされてるはずなのに、警察も町の人も誰も「山下清」だと気付かないし、祖父にいたっては貼り絵の作品まで見てるのに全く気付かず、清が去った後貼り絵に書かれた清のサインを見てやっとわかるなんて、どんなけ鈍いんだろうか・・・?(笑)
そんな感じでオカシイ所とか突っ込む所はいっぱいあるドラマだが前回のものよりは話の構成としてうまく出来ていたと思うし、それなりに楽しめたと思う。
by lucifuge
| 2008-06-21 22:35
| ドラマ/邦画