2008年 06月 26日
巨大未確認びっくり生物~世界の七大奇獣たち |
コアマガジン社発行のムック本「巨大未確認びっくり生物~世界の七大奇獣たち」を読んだ。
マンボウやオヒョウといった巨大魚、クジラやダイオウイカ、巨大化した猫やウサギなどのペット、4m近い豚やタスマニアの1m近いザリガニなど世界に実在する巨大生物を中心に20mくらいあったといわれる古代ワニ「プルスサウルス」や巨大鮫メガロドン、1万年前までいたといわれる巨大ナマケモノ「メガテリウム」など絶滅してしまった巨大生物、タンザニアの人喰いワニやマンイーターともよばれた鮫など人喰いをする生物、双頭の牛や蛇、体が二股になったワニなど奇形生物やライオンとトラをかけあわせたライガー、ライオンとヒョウをかけあわせたレオポン、イルカとクジラをかけあわせたウォルフィンなどといった混血獣、ドラゴンやケンタウロス、河童といった伝説の生き物やネッシーやイエティ、チュパカブラなど未確認生物にいたるまで様々なビックリ生物を豊富な写真やイラストで紹介した本である。
記事としては人喰い生物のコーナーで温和なイメージのあるチンパンジーが実は他の猿だけでなく同族や人間に至るまで食べてしまうという事実には驚いたし、人喰い事例としてチンパンジーが被害者を地面に叩きつけて両手両足の生爪を剥いだ上、顔面を丸ごと食べ尽くすという残虐性には「人間に近い知的な類人猿」というイメージからは程遠いケダモノそのものの暴力性だし、他にも類人猿世界における性的嗜好の習性なんかも載っていたが、チンパンジーは拉致した他の群れのメスを輪姦し、その子供はオスなら食べてしまうという人間で考えたら凶悪性犯罪者そのものな異常さで驚きだし、やはりどんなに頭が良いといっても動物は動物で、人間の常識では測れない全く違う生き物なんだという事を見せつけられた感じ。
人間世界における犯罪者というのも常人では理解できない思考や感覚で生きている場合も多いし、もしかすると犯罪者という存在はこういったケダモノの習性がそのまま残ってしまった連中なのかも?
他の記事ではトラvsライオン、ホッキョクグマvsセイウチなど色んな動物同士を戦わせた場合どうなるのか?という実際の観察研究例や目撃例から導き出された勝敗とか、軍事利用される動物といったシリアスな記事、「美味しんぼ」の山岡さんや栗田さんソックリのキャラクターにホクロをつけた偽キャラが紹介するリュウグウノツカイやゾウアザラシ、シーラカンスなど巨大生物を食材に使った料理を判定するおバカなコーナーとか一部真面目ながらギャグっぽい記事を中心に色んな角度で「巨大生物」をとらえているのは面白い。
ただ、冒頭のグラビアに載っていたケンタウロスや多足蛇、魚面人などの写真はフェイクとして実際の怪奇動物学本として作られた「秘密の動物誌」という本に収録のものだし、この本ではまるで本当に撮られた生物の写真みたいに扱ってて、多少調査が足りなく編集がいい加減な気がする。
まあ全体としては本当に存在する珍しい生物の写真がいっぱいで、絵に描いてみたいような面白い生物もあったし、記事として楽しむだけでなく資料としても使えそうで、そういう面では収穫があった本だった。
マンボウやオヒョウといった巨大魚、クジラやダイオウイカ、巨大化した猫やウサギなどのペット、4m近い豚やタスマニアの1m近いザリガニなど世界に実在する巨大生物を中心に20mくらいあったといわれる古代ワニ「プルスサウルス」や巨大鮫メガロドン、1万年前までいたといわれる巨大ナマケモノ「メガテリウム」など絶滅してしまった巨大生物、タンザニアの人喰いワニやマンイーターともよばれた鮫など人喰いをする生物、双頭の牛や蛇、体が二股になったワニなど奇形生物やライオンとトラをかけあわせたライガー、ライオンとヒョウをかけあわせたレオポン、イルカとクジラをかけあわせたウォルフィンなどといった混血獣、ドラゴンやケンタウロス、河童といった伝説の生き物やネッシーやイエティ、チュパカブラなど未確認生物にいたるまで様々なビックリ生物を豊富な写真やイラストで紹介した本である。
記事としては人喰い生物のコーナーで温和なイメージのあるチンパンジーが実は他の猿だけでなく同族や人間に至るまで食べてしまうという事実には驚いたし、人喰い事例としてチンパンジーが被害者を地面に叩きつけて両手両足の生爪を剥いだ上、顔面を丸ごと食べ尽くすという残虐性には「人間に近い知的な類人猿」というイメージからは程遠いケダモノそのものの暴力性だし、他にも類人猿世界における性的嗜好の習性なんかも載っていたが、チンパンジーは拉致した他の群れのメスを輪姦し、その子供はオスなら食べてしまうという人間で考えたら凶悪性犯罪者そのものな異常さで驚きだし、やはりどんなに頭が良いといっても動物は動物で、人間の常識では測れない全く違う生き物なんだという事を見せつけられた感じ。
人間世界における犯罪者というのも常人では理解できない思考や感覚で生きている場合も多いし、もしかすると犯罪者という存在はこういったケダモノの習性がそのまま残ってしまった連中なのかも?
他の記事ではトラvsライオン、ホッキョクグマvsセイウチなど色んな動物同士を戦わせた場合どうなるのか?という実際の観察研究例や目撃例から導き出された勝敗とか、軍事利用される動物といったシリアスな記事、「美味しんぼ」の山岡さんや栗田さんソックリのキャラクターにホクロをつけた偽キャラが紹介するリュウグウノツカイやゾウアザラシ、シーラカンスなど巨大生物を食材に使った料理を判定するおバカなコーナーとか一部真面目ながらギャグっぽい記事を中心に色んな角度で「巨大生物」をとらえているのは面白い。
ただ、冒頭のグラビアに載っていたケンタウロスや多足蛇、魚面人などの写真はフェイクとして実際の怪奇動物学本として作られた「秘密の動物誌」という本に収録のものだし、この本ではまるで本当に撮られた生物の写真みたいに扱ってて、多少調査が足りなく編集がいい加減な気がする。
まあ全体としては本当に存在する珍しい生物の写真がいっぱいで、絵に描いてみたいような面白い生物もあったし、記事として楽しむだけでなく資料としても使えそうで、そういう面では収穫があった本だった。

by lucifuge
| 2008-06-26 21:54
| 本/雑誌・増刊