2008年 07月 22日
映画秘宝 2008年8月号 |
こないだブックオフで半額で入手した雑誌「映画秘宝」の「2008年8月号」を読んでみた。
「映画秘宝」という雑誌は映画雑誌ではメジャーな「キネマ旬報」や「スクリーン」、「ロードショー」といったものとは違い、注目する映画のジャンルが「男性向き」というか、B級ホラーやSF、アクション、カルト映画やちょっと変なバカ映画、エログロ映画、どうしようもないZ級作品にいたるまでコテコテの濃い内容でメジャーなハリウッド映画やスターの記事中心だったりオシャレな編集をしている他の雑誌とは明らかに色が違う異色の映画雑誌である。
そういう異色な感じが私にはツボだし、好きなジャンルであるホラーもよくとりあげているので好きな雑誌だし、よく立ち読みなのでチェックしているのだが、今回は古本でたまたま見つけたのもあって買ったのだが、色々読んでみるとやっぱり面白い♪
まあつい先日もう9月号が出たようなので記事としては古いのかもしれないが、今回の号で気になった記事を挙げてみると、まず来週公開になる「シックス・センス」のM・ナイトシャマラン監督の最新作「ハプニング」はかなりな残虐描写があるらしく、内容の謎深さも含めてどんな衝撃を見せてくれるのか楽しみだし、映画の最新ニュースでは「ヘルレイザー」の原作で知られるクライヴ・バーカーの原作作品「ミッドナイト・ミートトレイン」が日本の北村龍平監督によって映画化されたが、既に完成して出来にしてもクライヴ・バーカー自身が「自分の原作の映画化作品で最高の出来!」とかなり良い評価なのに、何故か突然タイトル変更になった後また戻されたり、公開延期を繰り返したりでちゃんと公開されないという不可解な状況の理由について、製作会社のお家騒動というか「ミッドナイト~」を制作した「SAW」などを作った事で知られる名プロデューサーが会社から外された事で新たに実権を握った新社長がそのプロデューサーと仲が悪かったのと、SAWみたいなゴア路線は嫌いで、最近アメリカで公開されたリメイクのホラー「プロムナイト」が血が全く流れないPG-13指定だったのだが、意外にこれがヒットして「これからはこの路線」と短絡的に考えてゴア路線な「ミッドナイト~」にいちゃもんをつけ始めたというか嫌がらせをしているのが真相らしい・・・・こういうバカな人が上に立つと映画を作る人たちは勿論、作品を楽しみにしているファンたちにも迷惑だし、こんな迷惑社長は早く失脚してくれて無事に公開してほしい!
バーカー原作映画化情報では他にも「血の本」、「豚の血のブルース」、「腐肉の晩餐」、「マドンナ」も製作が決まっているというのも楽しみ☆
そういえばフランス人監督が作っているという「ヘルレイザー」のリメイクはどうなっているんだろうか?
「ヘルレイザー」といえば去年海外では既にDVD化されているシリーズ9作目「ヘルレイザー・プロフェシー」が未だに日本ではDVD化されてないがこちらもどうなってるのか・・・・?
他の情報では既に秋に日本公開が決まっている「ゾンビ」のジョージ・A・ロメロ監督の新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の続編の脚本がもう出来上がっているという話とか、ロメロが昔作った「ザ・クレイジーズ」のリメイクが制作中というのも楽しみ。
それから注目情報としては「エル・トポ」や「ホーリー・マウンテン」などで知られるカルト映画の帝王アレハンドロ・ホドロフスキー監督が18年ぶりに新作を撮るというのが凄い!
「キングショット」というタイトルらしいが、内容はマカロニ風ギャングストーリーらしくて、以前「エル・トポ」の続編を撮るという話も出ていたがストーリー的にエル・トポとは関係ないのだろうか?
キャストもニック・ノルティやアーシア・アルジェント、マリリン・マンソン、ウド・キアといった強烈なのを揃えてるし一体どんなものが出来上がるのか今から楽しみである。
ドキュメンタリー映画では「敵こそ、我が友」という作品が気になったが、これは第二次大戦中にナチス親衛隊員だったクラウス・バルビーという男がたどった数奇な運命と世界史に封印されていた闇の部分を暴いた作品で歴史的にも凄く興味深い。
「バスケットケース」で知られるフランク・へネンロッターの記事についてもホラー好きには楽しめる記事だったし、インタビュー記事ではスティーブン・セガールの娘である藤谷文子の記事が何かオカシイというか結構変な人で笑えて面白かったし、藤谷が出演したというドラッグ中毒の厚生施設を舞台にした奇妙な映画「ドモ又の死」についても気になる感じ。
「封印作品」についての真相をたどっていく記事では「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」という映画が取り上げられていたが、実はこの映画、私が子供の頃映画館で見た事がある作品で後に円谷プロ的には封印作品扱いされていたなんて知らなかったが、タイとの合作という点がトラブルの一因になってる事など制作サイドの裏側を暴いた記事は当時実際に映画を見て楽しんだ人間としては妙な感じ。まあ内容的にもヒンズーの神のひとつであるハヌーマンが登場したり、冒頭タイの少年がギャングに無残に殺されるシーンなどウルトラマン作品としてはかなり異色の作品だったとも思うが。
それにしてもこの雑誌の後ろの方に載っている読者の投稿欄やライターたちが書く邦画に対する記事はかなりの毒舌ぶりで怖いくらい・・・・
しかも読者投稿欄では「警告!何を書いてもそのまま掲載されてしまう危険があります」って・・・・こんな雑誌なかなかないし、ある意味そういう毒な部分も面白いと思う☆
「映画秘宝」という雑誌は映画雑誌ではメジャーな「キネマ旬報」や「スクリーン」、「ロードショー」といったものとは違い、注目する映画のジャンルが「男性向き」というか、B級ホラーやSF、アクション、カルト映画やちょっと変なバカ映画、エログロ映画、どうしようもないZ級作品にいたるまでコテコテの濃い内容でメジャーなハリウッド映画やスターの記事中心だったりオシャレな編集をしている他の雑誌とは明らかに色が違う異色の映画雑誌である。
そういう異色な感じが私にはツボだし、好きなジャンルであるホラーもよくとりあげているので好きな雑誌だし、よく立ち読みなのでチェックしているのだが、今回は古本でたまたま見つけたのもあって買ったのだが、色々読んでみるとやっぱり面白い♪
まあつい先日もう9月号が出たようなので記事としては古いのかもしれないが、今回の号で気になった記事を挙げてみると、まず来週公開になる「シックス・センス」のM・ナイトシャマラン監督の最新作「ハプニング」はかなりな残虐描写があるらしく、内容の謎深さも含めてどんな衝撃を見せてくれるのか楽しみだし、映画の最新ニュースでは「ヘルレイザー」の原作で知られるクライヴ・バーカーの原作作品「ミッドナイト・ミートトレイン」が日本の北村龍平監督によって映画化されたが、既に完成して出来にしてもクライヴ・バーカー自身が「自分の原作の映画化作品で最高の出来!」とかなり良い評価なのに、何故か突然タイトル変更になった後また戻されたり、公開延期を繰り返したりでちゃんと公開されないという不可解な状況の理由について、製作会社のお家騒動というか「ミッドナイト~」を制作した「SAW」などを作った事で知られる名プロデューサーが会社から外された事で新たに実権を握った新社長がそのプロデューサーと仲が悪かったのと、SAWみたいなゴア路線は嫌いで、最近アメリカで公開されたリメイクのホラー「プロムナイト」が血が全く流れないPG-13指定だったのだが、意外にこれがヒットして「これからはこの路線」と短絡的に考えてゴア路線な「ミッドナイト~」にいちゃもんをつけ始めたというか嫌がらせをしているのが真相らしい・・・・こういうバカな人が上に立つと映画を作る人たちは勿論、作品を楽しみにしているファンたちにも迷惑だし、こんな迷惑社長は早く失脚してくれて無事に公開してほしい!
バーカー原作映画化情報では他にも「血の本」、「豚の血のブルース」、「腐肉の晩餐」、「マドンナ」も製作が決まっているというのも楽しみ☆
そういえばフランス人監督が作っているという「ヘルレイザー」のリメイクはどうなっているんだろうか?
「ヘルレイザー」といえば去年海外では既にDVD化されているシリーズ9作目「ヘルレイザー・プロフェシー」が未だに日本ではDVD化されてないがこちらもどうなってるのか・・・・?
他の情報では既に秋に日本公開が決まっている「ゾンビ」のジョージ・A・ロメロ監督の新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の続編の脚本がもう出来上がっているという話とか、ロメロが昔作った「ザ・クレイジーズ」のリメイクが制作中というのも楽しみ。
それから注目情報としては「エル・トポ」や「ホーリー・マウンテン」などで知られるカルト映画の帝王アレハンドロ・ホドロフスキー監督が18年ぶりに新作を撮るというのが凄い!
「キングショット」というタイトルらしいが、内容はマカロニ風ギャングストーリーらしくて、以前「エル・トポ」の続編を撮るという話も出ていたがストーリー的にエル・トポとは関係ないのだろうか?
キャストもニック・ノルティやアーシア・アルジェント、マリリン・マンソン、ウド・キアといった強烈なのを揃えてるし一体どんなものが出来上がるのか今から楽しみである。
ドキュメンタリー映画では「敵こそ、我が友」という作品が気になったが、これは第二次大戦中にナチス親衛隊員だったクラウス・バルビーという男がたどった数奇な運命と世界史に封印されていた闇の部分を暴いた作品で歴史的にも凄く興味深い。
「バスケットケース」で知られるフランク・へネンロッターの記事についてもホラー好きには楽しめる記事だったし、インタビュー記事ではスティーブン・セガールの娘である藤谷文子の記事が何かオカシイというか結構変な人で笑えて面白かったし、藤谷が出演したというドラッグ中毒の厚生施設を舞台にした奇妙な映画「ドモ又の死」についても気になる感じ。
「封印作品」についての真相をたどっていく記事では「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」という映画が取り上げられていたが、実はこの映画、私が子供の頃映画館で見た事がある作品で後に円谷プロ的には封印作品扱いされていたなんて知らなかったが、タイとの合作という点がトラブルの一因になってる事など制作サイドの裏側を暴いた記事は当時実際に映画を見て楽しんだ人間としては妙な感じ。まあ内容的にもヒンズーの神のひとつであるハヌーマンが登場したり、冒頭タイの少年がギャングに無残に殺されるシーンなどウルトラマン作品としてはかなり異色の作品だったとも思うが。
それにしてもこの雑誌の後ろの方に載っている読者の投稿欄やライターたちが書く邦画に対する記事はかなりの毒舌ぶりで怖いくらい・・・・
しかも読者投稿欄では「警告!何を書いてもそのまま掲載されてしまう危険があります」って・・・・こんな雑誌なかなかないし、ある意味そういう毒な部分も面白いと思う☆

by lucifuge
| 2008-07-22 22:13
| 本/雑誌・増刊