2008年 08月 09日
ドラゴン・キングダム |
映画「ドラゴン・キングダム」を見た。
現代アメリカに生きるカンフー好きだが弱虫のジェイソンは馴染みの中国人質屋がストリートギャングに強盗され、撃たれた店主が店に古くからある謎の棒を「持ち主に返してくれ」と託し、ジェイソン自身もギャングに追われビルを落ちたが・・・・目覚めるとそこは異世界でジェイソンの持っている棒はかって孫悟空が使っていた如意棒で暴れん坊だった悟空は天上界でもイタズラをするも、統治者である翡翠帝は咎めなかったが、孫悟空に反感を持っていたジェイド将軍は悟空と決闘し、汚いやり方で彼を石にしてしまったのだった・・・・・そんな如意棒をめぐってジェイソンを助ける酔拳の達人で学者のルーや如意棒に選ばれし者を探してきた少林拳の達人で僧侶のサイレント・モンク、将軍に復讐を誓う女戦士スパロウなどと出会い、将軍の放つ刺客たちと戦いながら石化した悟空がいる将軍の城に向かう・・・・といったストーリー。
まずこの映画の目玉としてはルー役のジャッキー・チェンとモンク役のジェット・リーの共演であるが、さすが2人ともカンフー映画の大スターだけあってアクションシーンはそれなりに見ごたえあるし、2人の役の自らのキャリアをパロディにしたようなキャラクター性とか性格の対比とか、それぞれの役のほかにジャッキーは質屋店主役とかジェットの方は孫悟空役など別の雰囲気も感じられる役をやっているのは面白い。
特にジェット演じる孫悟空は普段の彼の真面目でクールな雰囲気と違って陽気で暴れん坊なイメージはちょっと意外で笑える感じ。
しかしながらハリウッドナイズされた映像感覚はアクション含めて特殊効果などヴィジュアル的にはわりと楽しいものの、ジャッキーやジェットそれぞれがメインの映画に比べるとイマイチ個性が活かせてないというか面白さが出てなかった気もする。
キャラクター的には悪役の一人である白髪魔女がなかなかゴスな感じで好きなイメージだったし、同じ女性キャラのスパロウよりは存在感があった気がする。
それにしてもキャラクター面やヴィジュアル面ではそれぞれの面白さはあったものの、どうもドラマ面というか展開が何か変というか見ていて「あれ?」な部分も結構あった。
ネタバレになるがジャッキー演じるルーは周囲に不死の八仙の一人だと言いながら実は嘘で、白髪魔女の放った毒矢で死にそうになるも「平穏なだけの不死の人生はつまらない」と不死を否定していたのに、ルーに死んでほしくないジェイソンは将軍の所にある「不死の霊薬」を奪ってルーに与え、それを飲んだルーは元気回復!・・・てさっきまで言ってた事はもう知らんって事?
それから復讐を願うスパロウにジェット演じるモンクは「復讐心は自分にかえってくる」といさめるも結局スパロウは将軍を襲って返り討ち・・・とここまではモンクの言った通り報いを受けて命も失ってしまったが、そこからスパロウから武器を受け取ったジェイソンが将軍を殺して結果的に復讐を果たしてしまうという展開はどうなのか・・・?ジェイソンは何の報いも受けてないしいいのか?とかツッコミ所満載である意味面白いバカ映画だったかも。
まあ展開上最後にジャッキーは暴れるべきだし、将軍も死なないと話も終わらないので結果的にはそいう展開の方が映画は盛り上がると思うが、だったら途中でそんな余計な事を語らせなかったらいいのに・・・と思わせる何が言いたいのかよくわからん変な映画。
ラストも「ネバーエンディングストーリー」をそのままパクったようなイジメられっ子が異世界に行って成長し、帰ってきてからいじめてた連中に思い知らせるという読めるオチだったり、作品全体としてはヴィジュアル面、アクション面以外はダメダメな珍作品だった(笑)
何でジャッキーとジェットはわざわざこの作品を記念すべき初共演作にしたのか・・・・???
現代アメリカに生きるカンフー好きだが弱虫のジェイソンは馴染みの中国人質屋がストリートギャングに強盗され、撃たれた店主が店に古くからある謎の棒を「持ち主に返してくれ」と託し、ジェイソン自身もギャングに追われビルを落ちたが・・・・目覚めるとそこは異世界でジェイソンの持っている棒はかって孫悟空が使っていた如意棒で暴れん坊だった悟空は天上界でもイタズラをするも、統治者である翡翠帝は咎めなかったが、孫悟空に反感を持っていたジェイド将軍は悟空と決闘し、汚いやり方で彼を石にしてしまったのだった・・・・・そんな如意棒をめぐってジェイソンを助ける酔拳の達人で学者のルーや如意棒に選ばれし者を探してきた少林拳の達人で僧侶のサイレント・モンク、将軍に復讐を誓う女戦士スパロウなどと出会い、将軍の放つ刺客たちと戦いながら石化した悟空がいる将軍の城に向かう・・・・といったストーリー。
まずこの映画の目玉としてはルー役のジャッキー・チェンとモンク役のジェット・リーの共演であるが、さすが2人ともカンフー映画の大スターだけあってアクションシーンはそれなりに見ごたえあるし、2人の役の自らのキャリアをパロディにしたようなキャラクター性とか性格の対比とか、それぞれの役のほかにジャッキーは質屋店主役とかジェットの方は孫悟空役など別の雰囲気も感じられる役をやっているのは面白い。
特にジェット演じる孫悟空は普段の彼の真面目でクールな雰囲気と違って陽気で暴れん坊なイメージはちょっと意外で笑える感じ。
しかしながらハリウッドナイズされた映像感覚はアクション含めて特殊効果などヴィジュアル的にはわりと楽しいものの、ジャッキーやジェットそれぞれがメインの映画に比べるとイマイチ個性が活かせてないというか面白さが出てなかった気もする。
キャラクター的には悪役の一人である白髪魔女がなかなかゴスな感じで好きなイメージだったし、同じ女性キャラのスパロウよりは存在感があった気がする。
それにしてもキャラクター面やヴィジュアル面ではそれぞれの面白さはあったものの、どうもドラマ面というか展開が何か変というか見ていて「あれ?」な部分も結構あった。
ネタバレになるがジャッキー演じるルーは周囲に不死の八仙の一人だと言いながら実は嘘で、白髪魔女の放った毒矢で死にそうになるも「平穏なだけの不死の人生はつまらない」と不死を否定していたのに、ルーに死んでほしくないジェイソンは将軍の所にある「不死の霊薬」を奪ってルーに与え、それを飲んだルーは元気回復!・・・てさっきまで言ってた事はもう知らんって事?
それから復讐を願うスパロウにジェット演じるモンクは「復讐心は自分にかえってくる」といさめるも結局スパロウは将軍を襲って返り討ち・・・とここまではモンクの言った通り報いを受けて命も失ってしまったが、そこからスパロウから武器を受け取ったジェイソンが将軍を殺して結果的に復讐を果たしてしまうという展開はどうなのか・・・?ジェイソンは何の報いも受けてないしいいのか?とかツッコミ所満載である意味面白いバカ映画だったかも。
まあ展開上最後にジャッキーは暴れるべきだし、将軍も死なないと話も終わらないので結果的にはそいう展開の方が映画は盛り上がると思うが、だったら途中でそんな余計な事を語らせなかったらいいのに・・・と思わせる何が言いたいのかよくわからん変な映画。
ラストも「ネバーエンディングストーリー」をそのままパクったようなイジメられっ子が異世界に行って成長し、帰ってきてからいじめてた連中に思い知らせるという読めるオチだったり、作品全体としてはヴィジュアル面、アクション面以外はダメダメな珍作品だった(笑)
何でジャッキーとジェットはわざわざこの作品を記念すべき初共演作にしたのか・・・・???

by lucifuge
| 2008-08-09 21:16
| 映画/洋画